世の中には色々な規格、コネクタがあるものですが、個人的に謎だなぁと思うのは、RJ45とD-sub 9pinの組み合わせのケーブルです。つまり、片方がLANで片方がシリアル(あるいはVGA端子のほうが一般的か)のもので、Amazonでも売っています…というか、田舎にいるとまず普通に買えないのでAmazon様様です。
LAN-シリアルなケーブル
縁がないとぎょっとするようなケーブルで、私も初めて見た時はしばらく何かを考えこんでしまったものですが、通信系では馴染み深いものであるらしく、L2スイッチやL3スイッチと直接通信する時にはよく使われます。まぁ、シリアルポートがあるPCはイマドキ珍しいので、ここからさらにシリアル-USB変換などをかませるわけですが。
小さくて済むから?作りやすいから?
最近はだいぶ見慣れてきましたけれど、それにしても考えれば考えるほどよくわからないケーブルだなと思います。このケーブルが生まれた背景があると思うのですが、両方ともD-subじゃダメだったのかしら?まぁLANポートのほうが小さいですが。そういう理由なんでしょうか?
あるいは作りやすいから?どうやら導線として使っているだけなようなので、LANケーブルをぶった切ってD-subコネクタをハンダ付けすればいけるみたいで、いい感じでツイストした既成品を流用しやすいという利点がある、のだろうか。なんだろうか。
まぁこんなことを思ったのも、最近職場で使っている特殊なCPUカードとのやりとりで、RJ45-シリアルケーブルが必要になり、しかもピンアサインが独自仕様ということがあったからなのですが…。
オッサン「(電話)ピンアサイン独自なの?そうかそれじゃしゃあないわなぁ…まぁケーブルはhack_le君がつくるとして…」
私「え?」
いやまぁD-subコネクタにハンダ付けするだけなので、いいのですが。ただその後ピンアサインの図面が送られてくるのに30分以上待たされましたが。添付ファイルのパスワードだけ先に来ました。それにしても、このパスワードを別メールにする文化もなかなか謎です。メールを覗かれている時点で、あまり意味が無いと思うのですが。
まぁ愚痴はよいとして、このケーブルを見るたびに、どうしてD-subじゃあかんのかしら、といつも不思議に思うのです。通信系の業界ではないので、この特殊なケーブルが常備されているわけではなく、その割に突然必要になる時もあって、その度にしゃあない作るか、とか、そんな話になります。まぁ、今回のケースではピンアサインが独自仕様なので、いずれにしても自作の必要があったのですが。自作を考えると、LANケーブルをそのまんま使えるのは便利、なのかも。うーんやっぱり違う気がする。
まぁ別にどうでもいいといえばどうでもいいのですが、気になると言えば気になります。何かしら理由があると思うのですが。それとも、なんとなく広まった慣習みたいなものなんでしょうかねぇ…。
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