[最終更新] 2016年8月12日
ちょっと特殊な状況かもしれませんが。状況としては、PCのカードからTTL信号を送信するのですが、相手側が同軸という状況です。具体的には、NIのカードからTTLの制御信号をドライブ回路に送信する、という感じだったのですが、そのドライブ回路のTTLの受けが何故かSMAコネクタでした。で、やってみると、TTL信号が送信できない。オシロでみると、電圧がまったく出ていない。何故だろう?という状況です。
原因と対応
PC(端子) —- (SMA)ドライブ回路
原因としては、インピーダンスマッチングが取れていないからと思われます。同軸ということで、ドライブ回路の入力インピーダンスは恐らく50Ω。テスターで見ただけなので正確な値はわかりませんけれど、少なくともハイインピーダンスではなかったので、まぁ恐らく50Ωでしょう。ということで、オームの法則からI=V/Rより、抵抗が低い->電流が多く流れる->PCのカードからそんなにたくさん電流ながせない->電圧降下 という現象が起きたものと考えられます。
対応としては、入力インピーダンスの50Ωを取っ払うことが考えられます。が、今回はそこのところが輸入品で、回路をいじるのはちょっと……ということだったので、電流を嵩上げする方向で対応することなりました。最初はICをちょこっと挟めばいいんじゃない?という話だったのですけれど、どうも必要な電流が50mAらしく、そんな大量に出力できるICがなく、結局トランジスタを使いました。私にはそこらへんをさくっと作れる技量がないので、アナログに強いおっちゃんに回路を作ってもらいました。
アナログ周りはまったく不勉強で、色々とトラブルが起きます。勉強しないといけませんねぇ……。
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