KiCad 4.0.6でSW_PUSHのシンボルがすぐに見つけられなかったメモ

[最終更新] 2017年5月31日

最近、プリント基板を楽に作りたくて、PCB CADに手を出し始めた。オープンソースのKiCadを使うことにしたのだが、サンプル回路でよく見るプッシュスイッチSW_PUSHのシンボルが、すぐに見つけられなかったのでメモ。deviceライブラリになかった…。

状況

まず、環境は以下。

  • OSX 10.11
  • KiCad 4.0.6

KiCadを使うならMacはあまり推奨されないらしいが、とりあえず今のところ不都合がないので使っている(といっても、まだほとんど使いこなせていないが…)。

今回困ったのは、手始めに参考書にのっていた回路図をそのまま作ってみようとしたところ、参考書ではdeviceライブラリにあると書いてあったプッシュスイッチのシンボルSW_PUSHがなかったこと。

もしかしてMacだから?と思ったけれど、Windows版で試しても同様であった。

対応

Switch Footprints exist, just no Schematic Symbols – Layout / Footprints – KiCad.info Forums」より、switches.libをライブラリコンポーネント(「設定」→「ライブラリコンポーネント」)で追加してロードすればよい。

switchesを追加

switches.libは、Mac版では通常/Library/Application Support/kicad/library下にある。

追加した後は、SW_PUSHなどの汎用的なスイッチのシンボルを無事見つけることができた。

ネットで入門者向けのページを見ていると、だいたいどこもSW_PUSHはdeviceにあるとあったのだが、どこかのバージョンで変わったのだろうか。

なお、私が参考にしている参考書はこれ。一人で始めるプリント基板作り。一人で始められるらしいので……。入門者向けにしてはサンプル回路がややゴツいので、先に「KiCadで雑に基板を作る チュートリアル」で感じを掴んだほうがよいかなと思う。

関連記事

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です