「自称専門家」という謗り方に見る権威主義あるいは幻想

Twitterで「自称専門家」という言葉をよく見かける。これは主に、自分と異なる主張をする専門職の人間に対して嘲る言葉として用いられるようだ。この言葉を特に好んで使う人たちが一定数見られる。

昨今は新型コロナに対する対応で意見が割れているためか、医者が言われているのを見るのをよく見る。これは非常に不思議なことだ。医者は医療の専門職であり、それで飯を食っているのだから、自称も何も事実として専門家である。したがって、医者であることをそのものを疑い「自称医者」というならまだわかるのだが、医者であることを疑わないのであれば、「自称専門家」はわけがわからないなと思う。

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金しか信じられなくて絶望したけど、よく考えたら一番人類を信じている状態だった

ちょっと前にツイートした内容。なんでこんなことツイートしたのかあんまり覚えてないけど、多分酔っ払っていたんだと思う。

ただ後で見直してみるとけっこう面白いなと思って、もう少し考えを深めた。すると、ピュアどころか金を信じる=人類を信じるなので、むしろ僕は博愛主義者だという結論になった。ついでに言えばお金なんて……という人は人類を疑う性悪説で絶望的世界観を持つ人間不信者。

仲間を大事にする人、スキルアップを目指す人、全員人間不信者。

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学校の外に陰キャも陽キャもありませんので

この前Twitterで「陰キャの私が好感度下げずに人の誘いを断れる最強戦術”コロナだから…”」みたいなのが流れてきた。これはネタとして面白おかしく書かれたものだから、真面目に突っ込むのは野暮なんだけれど、見た時はふふっとなったものの、思うところはないでもなかった。恐らく、半分くらいは真面目に書かれたものだろう、という風に感じられた。なので、半分くらいは真面目に受け取ってしまったんだな。実際引用リツイートはそこそこの地獄で、これだからバズは面倒だなと思うものの、つい一言言いたくなってしまう気持ちはわかる。

ということで、十くらい思ったことを言う記事。

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減点法の問題は減点されることではなく、減点されないこと

岸田政権の支持率が落ちたらしい。

僕は岸田文雄のことはまったく評価していないけれど、しかし何故このタイミングで?なんかあったっけ?と思ったのだが、世間的には統一教会に絡む安倍晋三元首相の国葬について賛否が分かれているそうな。

え、そこ?と思ったけれど、まぁでも多分、そうなんだろう。国葬の是非がどうのという話ではなく、国葬を「決めた」、より明確に言うと「何かを決めた」ということで、支持率は下がったのだと思う。

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あらゆる界隈には毒がある

界隈とは地理的な意味を持った一般名詞だが、ネット上では「エンジニア界隈」など、ジャンルや業界に対して使われることが多い。物理的な距離が意味をなさないネットにおいて、趣味嗜好などのクラスタによる距離感が、現実の距離感を代替しているからだろうか。

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惨劇が起きた理由より「なぜできたのか」についてを考えたい

僕は毎日のニュースをRSSでチェックしているのだけれど、既に一昨日のニュースが大昔のことのように実感がない。それはもちろん、昨日の惨劇のせいだ。昼前、出社準備をしている時に友人から「安倍さんが」というチャットがあって、何事かと思ったら、とんでもないことが起きていた。本当にショックで、午後は仕事が手につかなかった。

ありえない、ショックだ、昨日の僕はただひたすらそれだけで、仕事を早々と切り上げ、帰ってからは疲れて眠ってしまった。結果的に、慢性的な不眠で悩む僕は3週間ぶりにまとまった睡眠を取れた。

今日になるとさすがに落ち着いてきて、昨日の事件についても考える余裕がでてきた。

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ゲームと一緒に攻略本を買う子供でした

「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由。 | Books&Apps

これは面白い記事だ。

この記事を読んだ時、強烈な違和感と共感が一緒になって去来した。それは違う、いやそうだ、否定と肯定の感覚が同時に血を駆け巡った。

記事は世代論の一つで、「最近の若者」と「オトナ」を対比させたものだ。もうすぐ36になる僕は政治家にでもならない限り若者とは呼ばれなさそうだが、少なくとも20年以上前は若者と呼ばれて差し支えない年齢だった。というか子供だった。20年以上前が「最近」に入るのかはわからない。感覚的にはプレイステーションが出たのは10年前くらいの気がする。歳を取ると時間の感覚がおかしくなる。

ただ一つ覚えていることは、僕はゲームと一緒に攻略本を買っていた、ということだ。この態度はまさに、記事でいう正解を知りたい若者像と言ってよいのではなかろうか。

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綱引きはみんなでするもんだから

ちょっと聞いてほしいんだが、僕の7年くらい続いている弱小Twitterアカウントで、突然2000ばかりリツイートされたんだ。

眠れぬ真夜中3時、適当にツイートした後トイレいって戻ってきたらスマホがひっきりなしにブーブーいってて、いったい何事かと。普段はせいぜい1つ2つのいいねがつくかつかないかの場末のアカウントだから、焦ったなぁ。まぁいわゆるインフルエンサーみたいなのからすれば鼻くそみたいなもんなんだろうけれど、僕にとっては青天の霹靂。

「これが通知やまねぇってやつなのかなー」とか面白かったのだけれど、まぁ1日もたつとさすがに鬱陶しくて、そういえば会話をミュートにできるんだっけかといつぞや見たうろ覚えの知識をもとに、通知を切ったのだった。

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「俺から取るのは反対だけど俺以外から取るのは賛成」は全員が取られる

こんなニュースがあった。

野党4党、消費税5%法案を提出:時事ドットコム

立憲民主、共産、れいわ新選組、社民の野党4党は10日、物価高騰による国民生活への悪影響を緩和するため、消費税率を時限的に5%へ引き下げる法案を衆院に共同提出した。所得税の最高税率の引き上げや金融所得に対する課税方法の見直し検討なども盛り込み、所得の再配分機能を強化する。

端的に言えば、「俺から取るな、あいつから取れ」である。この結果はどうなるか?全員が取られることになる。

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訓練のタッチひとつで本当に訓練する愛すべきソシャゲ

昔見たソシャゲ全体の批評で「ソシャゲは努力ポルノ」というのを見た。当時はあまりソシャゲをしていなかったこともあって「ふーん」という程度だったが、その後いくつかのソシャゲをプレイしてからは、なるほどうまいこと言ったもんだなぁと思うようになった。

日々忙しく働いているが、振り返ってみると果たして自分は何を成し遂げたのか、自分は何か変わっているのだろうか?と鏡を見れば、身体ばかりが年老いていく中で、ソシャゲの総戦闘力の数字ばかりが圧倒的成長を遂げていく。

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