元の記事では「起承転チキン」とあったが、起承転鶏と読み替えた。以下の記事である。
韓国ではリストラが珍しくないため、「起承転結」をもじった「起承転チキン」という言葉さえある。つまり、それまでどんなキャリアを積もうとも、最終的にはリストラされてチキン屋をやるしかない、と言う自虐的なジョークだ。
https://president.jp/articles/-/80637?page=4
韓国でチキン屋が一種のミーム化していることは聞いていたが、なかなか苦しい状況だなと思う。それにしても起承転鶏はちょっと笑ってしまった。笑い事ではないのだが。
インドネシアに行ってるらしい
記事によると、韓国人は2012年から10年で26万人が韓国籍を放棄しており、これは日本と比較して10倍のペースだという。人口を加味するとその影響はさらに大きいだろう。また、海外に国籍を変えるアクティブな人は若い労働力であろうから、これまた韓国にとって痛手に違いない。これは確かに、「韓国人が国の未来に絶望している」と論じる根拠になりそうな事実だ。
しかも彼らがどこに行っているかというと、記事ではインドネシアをあげている。これは中々驚くべき事で、というのも、韓国はインドネシアよりも経済的に豊かな国であるはずだからだ。自国よりも豊かな国に活路を見出すならわかるが、そうでないとなると、これはかなり深刻ではなかろうか。生活コストが低いことはあるにしても、どちらかといえばその将来性に期待してのことだろう。
日本の未来か?
日本では今のところ海外流出の傾向は大きくないと思うのだが、昨今オーストラリアでハッピーハッピーですみたいな人たちの記事もちょくちょく見かけるようになったし、他人事ではないなと思う。韓国よりも外国語が全体的に苦手なのと、過去の遺産が韓国より大きいからまだ目立っていないだけで、韓国の現状は日本の未来ではないだろうか。
日本と韓国は政治的な立ち位置の違いから対立することも多いが、文化的には近しいと思う(日韓両国から異論が噴出しそうだが……アメリカ人と韓国人、どちらと仲良くなれそうか考えれば正直韓国人だろう?)。何か東アジアの文化的に、現代の中で国家を衰退させるような特性があるんだろうか……。出生率の低さなんて共通してるよな。少子化が進むのは先進国に共通してみられる傾向だけれど、それにしても日韓の傾向は突出しているし。
日本人もそのうちに、新興国に行くようになるのだろうか。そうなると、いよいよもって危機感が募ることになりそうだが、そうなった時にはもうだいぶ手遅れの気がする。そういう意味では既にその状況が実現しつつある韓国は一足先に崖っぷちに立っているとも言えるか。彼らの対応と、その結果については、注視していきたいところだ。
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