Wikipediaといえばおっさんです。Wikipediaは広告無しとはどういうことかを見せつけてくれます。それでも鬱陶しいだけでやっていけているのだから、一つの在り方ではあるのでしょうね。
そして今日もまた、Wikipediaからメールが届きました。「私から送る最後のメール」らしいのですが、ファイナルファンタジー的な最後でしょうか。そしてそこに書かれている、日本語版ウィキペディアでよまれた記事トップ10を見て、脱力です。
トレンドとはそういうことかと思うものの
いつものおねだりメールなのですが、最後に書かれていた文言が。以下なのですが。
日本語のウィキペディアで、昨年よく読まれた上位10項目を見てみる。
- HKT48
- SKE48
- AKB48
- NMB48
- 山口組
- ウィキペディア
- アルスラーン戦記
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
- 日本
- スター・ウォーズ・シリーズ
これはまた……。まぁトレンドとはこういうことなのだとは思いますけれど、それにしても偏っちゃいなかろうか、ウィキペディアの利用者はいったい、と思わなくもありません。ちょっと募金しようかなと思った人も、これを見たら脱力して募金する気力もなくなってしまうのではないでしょうか。諸外国ではどうなのでしょうねぇ……。
Wikipediaで思うこと
日本語版Wikipediaは、上述のような分野の記事が異様に充実している(しすぎている?)傾向にあるのは有名ですが、一方でなにかしらの技術的な専門分野の記事となると、これは英語版が羨ましくなります。人口だけでは説明できない、質と量の圧倒的な差に、なにか打ちのめされるような思いをすることもしばしば。実際、本家Wikipediaへの入り口という使い方がされている場合も、多々あるのではないでしょうか。
では微力ながら記事の改善に協力すればとも思いますが、Wikipedia絡みでは色々と面倒な話も聞こえてきますから、あまり乗り気がしないのが正直なところです。
最近は、参考にすることもめっきり少なくなりました。個人サイトの雑多な記事群を見たり、参考図書を直接見たりするほうが、わかりやすく、結局手早い。
Wikipediaは大きすぎる。従来の紙媒体では、一箇所に集める努力が必要だったと思いますが、インターネットでは、小さなものが散逸していても、それを集める労力はあまり大きくありません(検索エンジンのおかげで)。それどころか、大きすぎることと、匿名という特性が合わさって、必ずしもその理念が達成されているとは言い難い。
少額ながら募金したこともありますが、今はそういう気にもなれません。個々人の好き勝手な文章を多く眺めることが、けっこう人の理解には適していると思う今日この頃、Wikipediaは便利な面もありますが、なければないで、どうということもないのではなかろうかと思います。
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