当ブログの中ではそれなりにアクセスいただけている「毎月多くの本を買う人なら、BookLiveも悪くない。kindle,koboと比較しつつBookLiveをオススメできる人の条件とは : 或る阿呆の記」ですが、この記事はBookLiveが独自のポイント制度を使っていた頃の話です。もう一年近く前の話です(そんなになるんですね…)。この記事は長い記事ですが、一言でまとめると「BookLiveポイントを月額購入すると割とお得だから、漫画や新書、一般文芸書を読み捨てするタイプの人ならオススメできますよ」というものです。ということは、BookLiveポイント無き今状況はまるで変わっています。
独自ポイントを廃したBookLive
現在BookLiveは独自ポイントを廃して、TSUTAYAポイントを使用するようになりました(「BookLiveが2014年12月から月額ポイントを廃止 : 或る阿呆の記」)。これが以前のポイントに比べるとたいへん美味しくないポイントで、BookLive最大の肝は月額ポイントだと何も考えずにそこそこお得というものでしたらから、ウリがなくなってしまいました。最近は、昔よくあった全作品割引クーポンも少なくなり、価格のアドバンテージが無く色々厳しいのが現実です。漫画だけならば、現在「マンガ・電子書籍ならコミックシーモア|漫画を今すぐ楽しもう!」がかつてのBookLiveと同じようなことをしているので、そちらのほうがよいかもしれません。使っていないのでなんとも言えませんが…。
BookLiveでよくなったところもある
Webブラウザでたいがい読める
BookLiveも色々努力はしています。たいがいの本がWebブラウザで読めるのは、MacユーザーやLinuxユーザーには有難いところです。Yahooのブラウザビューアより挙動不審な気がしますが(同じような仕組みを採用していそうなのに不思議です)。Webブラウザでの閲覧を許せば、必然的に連続スクリーンキャプチャによるデータ保存を許すことになりますから(スクリーンキャプチャっぽいキーを禁止したりとしょうもない対策をしているところはあるようですが、本当にしょうもない。BookLiveは特に制限ない模様)、現状を考えるとよく決断してくれたなぁと思います。
新刊通知はよくなった
新刊通知メールはたいへん便利だと思ったサービスです。これは方向性は良いものの、以前は実装に問題があったのですが、これはよくなりました。以前は、その週の新刊をまとめて通知するうえ、5件までしかのっておらず、他新刊が○○件あります、としてめちゃくちゃ見づらい新刊管理ページを見よといわれるだけという残念仕様だったのです(「BookLiveの新刊通知はあと一歩の惜しいサービスだと思う : 或る阿呆の記」)。それがいつの間にか、都度新刊が通知されるようになり、メールに載る作品が1-3作品程度になったので、実用的になりました。
便利な新刊・続刊リスト
しかし、最近はあまり通知メール自体を見なくなってもきました。いつ頃からか実装された、新刊・続刊リストというのがたいへん便利だからです。これを見ると、自分が購読している本の新刊のみが表示される。本に特化したBookLiveだからこその、よいサービスだと思いました。使わせてもらっています。
パーソナライズされたオススメ
新刊に関連したオススメ表示というのがされるようになっていて、これはそこそこの精度です。BookLiveの「この本を買った人はこんな本も…」機能はKindleのそれに比べると、「ああやはりAmazonはすごいのだな」とAmazonの引き立て役になっている感はいまだ否めませんが、こちらのオススメはきちんと機能しています。
それでもKindleには勝てない
ではBookLiveがよいのかというと、そうでもなく、Kindleという大物がいる限りどうしようもありません。売られている本も、Kindleに比べるとどうも新刊が遅かったり微妙に高かったりすることもあり、なんだかなぁ。価格的アドバンテージがほとんどなくなってしまった今、KindleよりBookLiveをオススメすることはできません。
価格的アドバンテージを狙うのであれば、前述した「マンガ・電子書籍ならコミックシーモア|漫画を今すぐ楽しもう!」がかつてのBookLiveと同様のサービスをしています。あと最近Hontoがやけに割引やっている気がします。私はほとんど使っていませんので、オススメするわけではありませんが。
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