[最終更新] 2017年2月11日
個人的によく利用している国産の電子書籍ストアのBookLiveですが、どうやら独自ポイントを廃止して2014年12月からTポイントを使うことになるようです(Tポイント導入に伴う変更について – 電子書籍ストア BookLive!)。それに伴い、月額ポイントも廃止され、またマネーで本を購入したときのポイント還元率も下がります。月額ポイントを利用していた人たちにとっては、実質的な値上げですね。
月額ポイント廃止のショック
これは少しばかりショックなことです。そもそも私がBookLiveを利用しているのは、定期的にポイントを購入することで本を実質的に安く買うことができるからでした。そのアドバンテージがなくなるのであれば、もう使わなくなるのではないかと思っています。11月末日の時点で月額ポイントコースに加入していれば、一年間は今までと同様にポイントが付与されるようですので、当面は使うことになるかと思いますが、将来的にはKindleにシフトしていくように思えます。これに伴い、二週間ほど前からつけていたBookLiveのセール情報を非公開としました。いずれ使わなくなるだろうサービスの記録をする意義が見いだせなくなったので…。まぁ元々メモ書き程度で網羅していたわけでもないので、別になんてこともないのですが。
月額ポイントなき後のBookLiveの良い点は…
実際のところ、定額ポイントで安く本を買えないのであれば、BookLiveが他社に対抗するには独自のクーポンということになります。しかしクーポン対決ではKoboに比べると部が悪そうです。が、ストアとしては本が買いやすくまた専用アプリもBookLiveのほうがKoboより出来が良いので、対抗できるかもしれません。しかしクーポン自体、よくあるのはせいぜい20%程度です。一方Kindleはセールという意味ではあまりよろしくなりませんが、DRMゴニョゴニョの手法もある程度確立していますし、その意味でKindleより30%以上の値下げにならないと、あまり買おうという気にはなれません。ポイント購入による実質値下げがあれば、クーポンと併せて30%以上の割引率を割と簡単に実現できましたが、それがないとなると…。
ポイント以外でBookLiveの良い点は、ストアとして全巻買いなどの複数購入がしやすい点、アプリに本棚が用意されており比較的整理しやすい点、新刊情報をメールで教えてくれる点(しかしメールに記載されているのはたった5件という中途半端なサービス。全件記載してもらえないかと意見を送りましたが何の返答もないので、対応することはないでしょう)があると思っています。しかし値段とDRMという要素の前には、それらのアドバンテージなどまったく霞んでしまいます。
DRMがなければなぁ
とはいえ、来年の11月くらいまでは現在と同様のサービスが提供されることが期待できるので、この国産サービスをもう少し見守るつもりではあります。DRMさえなければ、喜んでBookLiveを使うんですけどねぇ…。
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