Appleの発表日間近
Appleの発表日ですね。日本時間だと、明日(あるいは明後日)の深夜になりますが。iPhoneがほしい人、iPad Proが気になる人、Apple Watchを忘れてない人、Macが出ないかそわそわしてる人、とてつもないminiにすべてを賭ける人、いろいろだと思うのですが、個人的にはiOS 9でしょうか。Mac mini については半ば諦め気味です。最近適当に書いた「Mac mini 2015 でクアッドコアが復活したらいいなぁ : 或る阿呆の記」がやけに検索にヒットしてしまっているあたり、求めている人は決して少なくないと思うのですが(この記事は本当にただの感想文であり、情報がなくなんだか申し訳ない感じがします)。まぁMac mini 2012が十分活躍できているので、あまり欲しくなってしまうMacを出されてもおさいふが厳しいですし、今年何もなくても泣きません。多分。
使わない項目で埋め尽くされていたiOS 8.4のミュージックアプリ
私にとってもっとも影響があるのは、実際のところOSであり、アプリケーションです。OSXは大きな変化はないと思うのですが、iOSについてはApple Musicのこともありそれなりに大きな変化がありそうです。その中でも、ミュージックアプリがよくなることを願います。
私のiPhoneは今、もっぱら音楽用途として、iPod touch的に使っているのですが、昨今のミュージックアプリのUIには閉口せざるを得ません。iOS6からiOS7になった時のミュージックアプリの改変で、アーティストを選択したあと、アルバムを選択できなくなったことがありました(選択したアーティストすべての楽曲が表示される「iOS8への乗り換えタイミング : 或る阿呆の記」)。あれは、ひどかった。あのUIを考えた人間は少なくともビートルズファンではないのでしょうが、別にビートルズでなくとも多数のアルバムをリリースし多くの楽曲を出しているアーティストは珍しくありませんし、ファンであればそれらの楽曲すべてを持ち出す人も多いでしょう。数百という曲が一覧に表れるあの仕様は、果たして音楽好きが関わっているのだろうかと疑いたくなりました…。
結局、私はCarTunesという有料アプリを使うようになったのですが、最近このアプリはあまりメンテがされていないのか、挙動不審になることが多くありました。そこで、Apple Musicが始まったこともあり、久々に標準のミュージックアプリを使ってみると、アーティスト毎のアルバム一覧表示機能が復活しており、そこは一つ安心しました。さすがに、物言いがついたのでしょうか。しかしそのUIは、相変わらずあまり良いものではなく。
よほど使ってほしいのだなと、Applenoの強烈な意志をひしひし感じます。Apple Musicと、ソーシャル機能。画面下のメニューバー5項目のうち、私が使うのはMy Music一つだけです。私のために何か用意してくれなくて結構です。新しい情報はいりません。ネットラジオが聞きたいわけではないです。共有しません。つながりません。ステーションは開始しません。インターネットに繋がっていない状態で開いたとき、わざわざ大画面で「インターネットに繋がっていない」といの一番に教えてくれなくても大丈夫です。ただiPhoneに入れた音楽を聴きたいだけで、ネットワークは必要ありません。For You、私のためということならば、再生中の曲の欄を広げてもらえないものだろうか。タッチ、しづらいので……。
オンラインとオフラインの垣根をなくそうとしている、のか。それはたしかに一つの未来かもしれません。もはや私が古いか。仕方ない。それにしても、ちょっとばかり主張が過ぎやしないかと思います。
Apple MusicのUIも正直見づらいと言わざるを得ないものですが、その点についてはAppleも自覚的なようで、「Apple Music in iOS 9 gets a much-needed redesign | Macworld」によれば、iOS 9でだいぶ改善されるようです。まぁ、始めたばかりですから、色々模索しているところなのでしょう。しかし記事中の「menus on menus on menus」とはよくいったものだと思います。せっかく頑張って取り入れた機能、使って欲しいと思うのはわかりますし、そこから収益を出していくつもりなのでしょうが、いやはや。
せめてシンプルに
大枠の流れについては、もはや仕方ありません。そういう時代なのでしょう。ただ、せめてシンプルになることを望みます。必要最小限の目的の情報が、見やすく、大きく、表示されれば、それでよいのですが。
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