何をもって単機能というのか、一つとはなにか、ポメラとノートパソコンの場合

[投稿日] 2015年9月7日
[最終更新] 2017年2月21日

あらゆる局面があることを総合的に考慮したうえで、もっとも文書の作成に適したデジタルデバイスはなんだろう。こうしたブログを書いたり、昔からよく趣味でちょっとした書物をしたりしていました。一時期は日記をPCでつけていたこともありました。そんな私にとって、文書の作成方法は大きな感心事です。

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文書の作成に最も適したハードウェアはなにか

私が思うに、もっとも最適なものは、なんだかんだでノートパソコンなのだと思います。ノートパソコン以外に何があるのかと思う人もいそうですが、ポメラというテキストエディットに特化したモバイル端末があります。ほしい人にとってはたいへん魅力的な製品で、私も最上位機種であるDM100を購入しました。約2万円、安いノートPCなら買えてしまいそうな価格、決して安い買い物とは言えませんが、私にはそれだけの価値があるように思えました。しかし、しばらく使ってみたものの、しばらくすると結局使わなくなったのです(「ポメラDM100を使わなくなった理由 : 或る阿呆の記」)。

求められるもの

文書の作成に求められるものといえば、まず文字が打ちやすいこと、すなわち物理的なキーボードがあることが第一でしょう。そのうえで、賢い文字入力ソフトが必要です。キーバインドが適切に変更できることも重要でしょう。そして、文字列の置換、検索といった基本的な編集機能をもったテキストエディタ。また、テキストファイルをいじるのですから、勝手の良いファイラも必要です。テキストファイルには文字コード、改行コードがありますから、それもコントロールできなくてはなりません。さらに、いまどき一つの端末で作業が完結することもありませんから、ネットワークを通じてファイルを同期できないと不便です。そしてそして、文字のうちやすさと同じくらい大事なことが、「思ったときにどこでも使えること」。そう考えていくと、結局ノートパソコンが素晴らしい

一つとはなんだろうか

ポメラの良い所は、なんといっても専用機で、それしかできない、というところにあります。Kindleなどの電子書籍リーダーを使っていても思うのですが、単機能というのは短所であると同時に長所でもある。それはすなわち特徴です。しかしながら、これは常々私が難しいと考えていることなのですが、何をもって「一つ」なのかは明確ではなく、しかも人によって、かつ日々刻々と変わりうる。そして、一つの捉え方こそ、その人の性格であり、能力であり、考え方であり、センスであると私は思います。端的に言うと、ポメラの「一つ」は私の考える「一つ」ではなかったということです

私が文書作成において考える一つとは、「求められるもの」節に前述したとおりです。ポメラは明らかにそれを満たしていません。物理キーボードを持っていること、基本的な編集機能があること、どこでも使えること、を満たしているのみです。ネットワーク機能は一応Bluetoothが搭載されており、それを利用することでそれらしいこともできなくはないのですが、あまりに貧弱です。ファイラはそれなりに及第点と言えるかもしれませんが…。

私の求める「一つ」は、たしかに大きすぎるのかもしれません。特にネットワーク機能は、文書の作成の本質からは外れているように思えます。しかし、作成した文書は管理しなければならない。そして、もはやSDカードを抜き差ししたり、他のデバイスと手動で同期を取って頑張る時代ではない。デバイスの数も2台3台どころか、5台10台必要であることもざら。文書を作成し、管理する、これは案外広範な技術を必要とすることです。

今でも、ポメラを必要十分と考える人はいます。愛好家の多いガジェットです。そういう人たちにとって、ポメラの提示した一つはまさに一つなのでしょう。ですが、不十分と考える人もいて、それは別に単機能の端末に汎用機の性能を求めているのではなく、単に「一つ」の考え方に相違があるからです。私のように考える人にとって、文書の作成に過不足ない能力をもったマシンとは、結局ノートパソコンということになります。

まとめ

  • 「一つ」とは案外明確ではない
  • ポメラの「一つ」は私の「一つ」ではなかった
  • ノートパソコンは素晴らしい

ところで、タブレットにキーボードを取り付けたら良いのでは、と思う向きもあるでしょうし、私も試したことがあります。しかし、入力精度、キーボードと画面をいったりきたりすることがあること、キーボードの重さが気になること、AndroidはよいがiOSの場合見た目にはツリー構造を廃しているためファイル管理に難があること、などが気になって、定着しませんでした。そもそも、キーボードを廃したところにタブレットの肝があるので、そこに改めてタブレットを取り付けるのは、どうにも筋が悪いように思えてしまいます…。

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