iPad Pro には頑張って大型タブレット市場を盛り上げてほしい

私は背の小さな人間ですので、座右の銘はスモール・イズ・ビューティフルなのですが、まぁ嘘ですが、UNIXでは是とされる金言もことハードウェアにおいては必ずしも当てはまりません。スマートフォンは大型化する一方で、タブレットはどちらかというと小型化というか、7-8インチくらいが主戦場になっているようですけれど、私はタブレットは10インチ以上が良いと思っています。

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大きいことが良いこともある

出先で持ち歩いて使うとか、電車の中でそれなりに快適に使いたいという用途においては、7インチくらいがちょうどよいのでしょう。しかし私にとってタブレットはゴロゴロと転がって使うものであり、リビングや自室でくつろいで使うものであり、机の上に置いてメインコンピュータであるデスクトップマシンの補助的に使うものです。

そのような使い方において、iPadの9.7インチという大きさはたいへん素晴らしく、初代は解像度の問題でたとえばコミックの見開き表示などに難がありましたが、Retina化を果たした今はほとんどのコンテンツを快適に閲覧することができるようになりました。

ですが、雑誌や新聞、大判の技術書、楽譜など、ものによっては閲覧するのにまだ小さいということもあります。私はあまり見ませんが、動画を見るのにも10インチはまだ少し小さいのではないかと感じる人もいるようです。より大型のタブレットが欲しいと思う需要はあります

大型需要の喚起をiPad Proに期待

しかしながら、大型タブレットの市場がいっこうに盛り上がりません。Androidは相変わらず去年Lenovoが出したYoga Tablet 2 Pro くらいしかまともな選択肢がない状況です。やはり、需要が見込めないとメーカーは考えているのでしょう。そんな状況ですから、Apple のiPad Pro投入はたいへん心強いというか、頼もしいというか、是非成功して市場を開拓してほしいところです。

もっとも、AppleはiPad Proを、非常に創造的な用途に用いられることを想定しているようにも思えます。Proの名を冠し、わざわざ独自のペンを開発し、オーバースペックにも思えるスペックを搭載していることはその現れでしょう。値段設定も、それを反映したものといえるでしょうか。

実際、絵描きなどの目的で購入する人も比較的多いとは思います。しかし前述したような、単に大型のビューアーとしての需要もあり、そう考えるとiPad Proはスペックも、何より値段もちょっと高すぎる。私としては、もう少し熟れたものがAndroidから出ればいいなと考えていて、そのためにもiPad Proにはまず大型タブレット市場をうまい具合に切り開いてほしいと願っています。

未来は期待できるか

とはいえ、タブレット市場自体が生まれてまだそんなにたっていない市場であるにも関わらず、既にだいぶ停滞気味で、先日発表されたYoga Tab 3などは解像度などの面においてYoga Tablet 2と比べても見劣りするといいますか、熟れた値段でほどよいスペックというよりは、コストダウンを切り詰めるかお金をかけてスペックアップするかという両極端な方向性に舵を切っている傾向もあり、そうだとすれば、あまり期待できないのかなとも思います。

実際、Yoga Tablet 2 Proも悪くはなく、今後熟れた値段でこれより良いものが出ることがあるのかを考えると、なんとも言えないなぁとも思います。まぁ、iPad Proも発売されてまだ間もないですし、もうしばらく様子を見る気ではありますが、結局どうにもならず、どこかのタイミングで結局Yoga Tablet 2 Proを買ってしまうことになるのかもしれません。なんだかなぁ。

私の一番の用途は電子書籍なのですけれど、透明テキスト付きのPDFファイルなんかは、読み込むのにけっこうスペックが必要です。できればそれなりのCPUと、メモリ3GBくらいは搭載したものが、5万円くらいで手に入るようにならないかと願っているのですが、うーん難しいかなぁ。せめてYoga Tablet 2 Proが値下がりしてくれればと思うのですけれど、値下がりどころか値上がりの傾向があります。まぁこれしかないものなぁ…。

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