iPod classicの思い出

[最終更新] 2017年3月12日

世間がiPhone6だAppleWatchだと騒ぐ中、iPod classicがAppleのラインナップからひっそりと外されたそうです。iPod classicといえば、初代iPodを正統に受け継ぐ、当時革新的だったホイールクリックと大容量のハードディスクを備えた音楽プレーヤーです。

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iPod classicの販売が終わった

たしかに、iPhoneの128GBモデルが発表された今、デバイスとしてのiPod classicの魅力はかなり薄れているかもしれません。音楽再生に専用のデバイスを使いたいとか、音楽を聞きたいだけなのにiPhoneは大仰過ぎるというユーザーにとっては、そのニーズを埋めるデバイスがなくなってしまい残念なことでしょう。クリックホイールも愛好家がいるでしょうねぇ。私はむしろ、音楽プレーヤーもスマホに統一したいなぁという思っていたので(分かれていたほうが便利なこともよくあるのですが、総合的に)、iPhone 128GBモデルの展開、iTunes Matchの開始を思えばまぁ致し方無いかなという感想です。ただそれとは別に、ノスタルジックな思いがないわけでもありません。iPodは、多分私が今までで一番買って嬉しかったものです。

初めてのMP3プレイヤー

MDってありましたね

音楽プレーヤーといえばまだまだMDが強かった時代です。今となってはMDなんて知らない人もいるでしょうね。けれど、昔はだいたいみんな使っていました。私もご多分に漏れず使っていたのですが、持ち歩ける曲数、音質は大いなる不満でした。そして手を出したのがLP4という劣化録音です。LP4は通常の4倍曲を入れられる代わりに音質を最低にする恐ろしい機能でした。何が恐ろしいって、使っていると自分が最低な音質を聞いているということがわからなくなることが恐ろしい。そしてある日なんとなく普通に録音した曲や、CD再生の曲を聞いて愕然とするのです。自分はまったく違う曲を聞いていたんじゃないか、と。

それでもLP4は便利ではありました。たくさんの曲をコンパクトに持ち歩きたいという欲求は、特に私の場合は非常に強かった。犠牲は大きいとはいえ、私の欲求を一部叶えてくれた機能であることもまた間違いありません。だからあまり悪し様にいうのはフェアじゃないかもしれないですね。

そんな私が、恐らくはネットで、MP3プレイヤーの存在を知りました。高校生の頃なので、2002-2004年くらいでしょうか。当時レンタルCDをMP3にしてPCに保存することを覚えていた私は、膨大な曲のライブラリがありました。MP3プレイヤーを使えば、これらをそっくりそのまま持ち歩ける!今となっては当たり前ですが、夢の様な話でした。

MP3プレイヤーの購入

とはいえまだ当時はMP3プレイヤーはあまり一般的ではないのもあり、保守的な私はしばらくMP3対応のウォークマンなんかを使っていました。これがまたすぐ故障するんだ。 高価な代物でしたが、壊れてしまってはどうしようもない。残ったのはもう動かないWalkmanとソニーへの悪印象だけ。かつて携帯音楽プレイヤーの先駆けだったソニー、どうしてこうなってしまったのか…。そんなこんなで、新しい音楽プレイヤーはMP3プレイヤーにしようと決意したのが2005年のことです。

この時既に、いくつかのメーカーが挙ってMP3プレイヤーを販売しておりました。私はそれまでAppleとの縁なく暮らしてきましたので、別にそのときiPodを買おうと決めていたわけではありません。実際そのときはまだシームレス再生に対応していない等、不満点がいくつもあったのも事実です。しかし、iPodがたしか一番大容量だったのです。コレクションをすべて持ち運べるという点を私は大いに買いました。それは後年になっても一緒で、一番大きな容量のMP3プレイヤーというと必然的にiPodでした。

そして購入したのが60GBのiPod Photo。当時は5万くらいしたかな。その時の嬉しさたるや。初めての転送の時、あんまりにも熱くなるので、心配になり氷を持ち出して冷やした思い出があります。Firewireなんて規格を知ったのもiPodのため。いろんな曲を聞いたなぁ…。私の小さな手のひらに、数年かけて集めたCDが全部あるなんて。大げさでなく、世界が広がったと思いました。それはインターネットを知った時以来の衝撃だったかもしれません。

いつの間にかAppleに囲まれて

時は流れて、いつのまにかデスクトップはMac mini、ノートはMacBook Air、タブはiPad、スマホはiPhone、AppleTVなんてのも購入(もうテレビからあげちゃったけど)、そしてiPod classicで音楽を再生。そんな自分がありました。思えばiPodが私とAppleの出会いだったわけです。きっとそういう人は多いんでしょうね。Appleを今の形に押し上げたのはiPhoneとiPadにしても、Appleを蘇らせたのはiPodとiTunesと言って差し支えないでしょうから。とはいえ、AppleにとってもうiPodはその役割を終えたのかもしれません(TouchはiPodというより通話のできないiPhoneだと思っています)。それは私にとってもそうなりつつあり、恐らくiPhone 128GBが出れば、iPod classicを封印することはできてしまうだろうなと、そう思います(音楽再生はスマホとは別の専用デバイスがよいという需要は私も理解できますが)。

iPod classicの終焉に、時の流れを実感して、なんだか少しセンチメンタルな気分になりました。私は今もっている既にボロボロのiPod Classicを壊れるまで使い続けますが、壊れても私の大事な思い出として、とっておきたいですねぇ。

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ボロボロですが私は味があって気に入っています。「ええやろ」と言っても、他人にとってはただの汚れなので誰もウンとは言ってくれませんが。

追記:2015年、ついに壊れてしまいました。今までありがとうよ…

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