Mac mini 2012のSSDを、256GBのものから480GBのものに換装しました。さらにHDの増設も見据えています。確かに一般的とは言い難いかもしれませんが、PCの拡張性は有難いものです。実際に増設した後の記事は→「Fusion Driveの感触…オススメできる人、できない人」
iMacよりSSD
Mac miniはきっとどうせアップデートされないし、されたところでデュアルコアです。ということで、最近iMacを買うかどうか割と本気で検討していました。30万近い出費。もちろん好きなコンピュータのことですから、惜しいわけではないのですけれど、そうは言っても必要のない出費は控えたい。今のMac miniにもそれほど不満があるわけでもないしな、でもそろそろ何か新しくしたいな…とそんなことを考えていた折にふと思いついたのが、SSDを大容量のものに換装することです。
これは良い思いつきでした。すぐにSandiskの480GBのSSDを注文し、換装しました。大容量なので、Parallels Desktopのデータも気兼ねなくSSD内に置くことができます(これまでは外付けハードディスク上に置いていた)。
やっぱりローカルのハードディスクも欲しい
SSDの購入に合わせてNASも購入し、部屋の外にシステムで必要なもの以外のデータを置くことで、部屋からハードディスクを追い出すことことができました。こうしてみると、外付けハードディスクの音というのは案外大きかったのだなと思います。今、とても静かです。まぁ、足元では不具合起きまくりのガラポンTVがまだガリガリ鳴らしているのですけれど…(ガラポンTVは今年一番後悔した買い物)。
ここで一つ問題が。iTunesです。iTunesのデータをNASに置いて、sambaでやりとりして管理することも可能なのですが、過去の運用実績だと、これが非常に不安定でした。誤ってマウントしていない状態でiTunesを起動すると、iTunesのデータ置き場が勝手に変更されてしまうし…基本的にはデータをローカルに置いてやるほうが、運用上の手間なんかを考えると、楽です。
しかしそうなると、SSD480GBも若干心許ない。実際、iTunesだけで音楽、アプリのデータが合わせて170GB近いため、これを入れてしまうとカツカツになります。しかも、ほとんどは使われることのないデータですから、これをSSDに入れてしまってはもったいない…さりとて、ここで外付けハードディスクを導入しては本末転倒。
色々考えた末、内蔵ハードディスクを増設し、フュージョンドライブにしてみるかと考えました。内蔵ならば、多分音もそんなに気にならないと思います。SSD部分が480GBもあれば、必要なものはほとんどSSDに入るでしょうから、パフォーマンスの低下もあまり考えなくてよいでしょう。それに、かねてから試してみたいと思っていました。ちょうどよい機会です。内蔵ハードディスク自体は、昔SSDと換装した時の1TBのやつが、まだ残っています。
というわけで、増設用のフレキシブルケーブルを注文しました。これが非常にお高くて、何ヶ月か前に検討したときはAmazonでも5000円くらいだったのですが、これがいつのまにか品切れとなっており、現在は6000円の商品があるのみです。従来のケーブルだと、ベイが上段用と下段用でわかれるのですが、本製品は上下段両用だそうです。ほんまかいな。しかし、6000円はかなり高価。
といって、2000円くらいのノーブランドのやつは不安です。ストレージに繋がる部分ですから、あまり高価でも嫌ですが、といって安すぎるのも…いえ、実績があればよいのですけれど、Amazonのレビューなどを見る限りその実績が不安です。
もう少し安いのはないかなぁと、色々検討した末、Mac用品の通販でお馴染みのVintage Computerさんで「Mac mini 2011/2012/2014用 HDD/SSD増設キット(上段ベイ用)」を購入することにしました。私のMac miniは初期型なので、SSDが下段についているので、上段用のものを購入します(後期型はデフォルトが上段です。分解すればわかりますが、増設は後期型のもののほうが楽です)。海外通販なので関税がかかり、かつ送料も高くなりますが、それ含めても4,324円で購入することができました。5,000円と比べると、手間など考えてAmazonでいいかとも思いますが、6,000円と比べると、こちらのほうがよいかなと思いました。まぁ、それでもAmazonのほうが楽でよかろうという人も多いと思いますが。
拡張は楽しい
現在、ケーブルが届くのを待っています。iMacを購入すれば30万円の出費となるところでしたが、SSD、ケーブル、NASと合わせても45,000円くらいでおさまりました。しかも、こちらのほうが私の場合はよりよいパフォーマンスが提供されるように思いますし、なによりやっていて楽しい。マシンの新調もそれはそれで素晴らしくはあるのですが、まぁ金払って終わりといえばそうですから、やはり既存のものを拡張したほうが楽しい。愛着もありますしねぇ。なにしろMac mini 2012のCPUはCore i7のクアッドコアで、いまだ第一線で十分戦えるものですから、まだまだ活用したいところです。
昨今はどんどんユーザーのいじれるところをなくしていく流れではありますけれど、やはりこういう拡張性というのは、実用的で、かつ楽しいものなので、残してほしいなぁと思います。まぁ、メーカーとしてはそれじゃ商売にならんよ、ということなのかもしれませんが…。
コメント