MacBook Pro 2016の所感とかMac miniの来ない来週とか色々

[投稿日] 2016年10月29日
[最終更新] 2016年10月30日

ついにMacBook Pro 2016が発表されました。まぁ大方のリーク通りであり、特になにか目新しいこともなかったのですが。Touch Barが一番のウリというのもな。一方、今の円高がお値段に反映されたのは嬉しいですね。しかも1ドル99円レートですよ。iPhoneなんて112円レートなのに大サービスではないですか。

スポンサーリンク

MacBook Pro 2016の所感

今回唯一の新作。久方ぶりのフルモデルチェンジとなったMacBookProについてあれこれ。

MacBook Pro – Apple(日本)

公式ページを見ながらつらつらと。

軽くなったがバッテリーは減った

MacBook Proはだいたい噂通りのアップデートです。スペックはグラフィックの向上が見られますが、他は代わり映えしないようです。PCのスペック停滞は本当に寂しい限り。ただ、少し軽くなりました。これは嬉しいですね。13インチはMacBook Airと遜色なくなり、15インチは2kgから1.8kg。まだ重いといえばそうですが。

が、その分バッテリー容量が減りました。ただし、15インチモデルについては、動作時間は9時間から10時間に上がっている……のですけれど、実際的なレビューを見ると、やはりだいたい数時間くらいでバッテリーが切れているようですし、まぁあまり期待できないのだろうと思います。MacBook Proでネットとメールしかしないという人もそういないでしょうし。負荷のかかる作業をすれば、バッテリーをどれだけ積んでいるのかが大事になる。

とはいえ、それはやはり重さ、サイズとのトレードオフなので、まぁこれはこれで良いのかなと思います。MacBook Proを充電できない環境で使い続けることはあまりないように思えますので。

消えたファンクションキー

13インチのTouch Bar非搭載モデル以外では、ハードウェアとしてのファンクションキーが消えました。日本語において、ファンクションキーはひらがな変換、カタカナ変換という重要な機能があります。ですが、これはCtrlキーを使って同じことができるので、まぁさほど問題ないのかな、と。思いつつ、ファンクションキーに機能を割り当てているソフトウェアなどもありますが。でもそういうソフトも、だいたいキー割り当ての変更が柔軟にできることが多いので、やはり問題ないか。

Escキーの廃止は、主にviを愛用している人から非難轟々のようです。とはいえこれもCtrl + [で問題ないような気もするのですが。私はemacs派なので別にいいですが。

Touch Barの未来は

消えたファンクションキーの変わりに得られたのが、Touch Barです。うーん、まぁ面白そうな気もするのですが、どうでしょうね。これがついたせいで値段もワンランク上がっていると思うと、うーん。

ソフトが対応しないことにはなんにもなりませんが、しかしその対応には今後数年を要するでしょうし。特にワクワクはしませんね。使ってみたいとは思いますが。というか、使ってみないことにはわからなそうです。

Sierra対応が…Karabiner的に

個人的に今のところ一番のネックが、Sierra対応であったりします。というのも、現在Macのキー設定全般を変更することができる非常に便利なソフト、Karabinerが対応していないので…。Emacsキーバインドや、キーリピート速度の変更などが簡単にできる。たいへん有難いソフトです。これが対応しないことには、ちょっとなかなか、Sierraには移行しづらい。

Thunderbolt 3だけ

外部インタフェースがThunderboltだけになりました。まぁこれは時代の趨勢なので、先取りということでよいのですが、ただ電源のMagSafe2はとてもよいものだったので、これだけ残念です。島野製作所との問題の影響もあるのでしょうか。

USB-C to USBのアダプタは安いものがそれなりにありますし、それが使えるでしょうから、まぁ当面は良いでしょう。

MacBook Air 11インチのディスコン

噂通り、MacBook Airの11インチがディスコンとなりました。スペック的には仕方ないでしょう。既に12インチのMacBookにサイズ、重さで負けていますし。ただ、問題はお値段です。MacBook Airの廃止はつまり、Macノートの最安モデルがなくなることを意味します。13インチもギリギリ残っていますが、これもそのうちなくなってしまうのでしょう。そうすると、後に残るのはMacBookとMacBook Proだけです。

うーん……まぁ、PC自体がもはや一定以上のマニア向けのコンピュータであるということなのかもしれません。MacBookがもう少し安くなってくれるとよいのですが。

他Macシリーズの為替レート反映

ひょっとしたら一番のニュースかもしれません。現在の円高傾向が反映されて、Macシリーズが全般的にお値打ちとなりました。しかもドル円レートが99円ほどで、最近の微妙な円安傾向も考えると、非常に嬉しい。まぁそれでも、1年以上古いモデルを私は買う気になれないのですけれど、MacBookなど、うーん、ちょっと、魅力的です。

一方で、Brexitで急激なポンド安となったイギリスでは、値付けが上がったようです。そういえば、日本も円安になり始めたとき、古い製品の価格が上がり阿鼻叫喚となりました。

ちょっと話が逸れますが、この為替レートの反映を、単に値上げとか値下げとか報道するのはやめてほしいものです。アメリカ本国では価格が変わっていないこと、ドル円レートで換算するとそれなりになることなどを、きちんと解説し、またタイトルにも為替の文字を入れるなどすべきでしょう。

たいていの人はこういったニュースだけを見聞きするので、値下げとか値上げという言葉だけを無邪気に信じ、現在の開発動向と絡めて考えたり、在庫処分ではないのかなどと考えたり、そういう筋違いな邪推を生む源になっています。本国でのpriceが下がった時、つまり本当に値下げがあった時とごっちゃにもなりますし、よろしくないと思います。

Mac miniは?

ところで世界中の人が気にしているMac miniはどうなったんでしょうか。いや、本気で今回の発表に期待していたわけではありませんが。正直、もう期待できないんでしょうね。さすがにもうだいぶ諦めています。

最近は、いっそMacBook Proを購入して、それを宅内兼ちょっとモバイル重量級用のマシンにしてしまおうかとも思っています。家ではMacBookProを使い、持ち歩く必要があるときは、11インチのMacBook Airを使い、車移動の時などは15インチのMacBookProを使う。

仮想マシンを動かさなくてはいけないような作業をする時など、現在使っているMacBook Airではやはり非力なので、MacBookProは欲しいなぁと思っていたのです。

閑話:これからのPC

今回の発表で一番印象的だったことは、Touch Barでも値下げでもやはりこなかったMac miniの来週でもなく、MacBook Air 11インチのディスコンでした。13インチのディスコンも時間の問題ではないかと思います。そうなると、一番安いものでもMacBookのお値段税込み14万円也。

PCは、再び値上がりしていくのかな。廉価なモデルは薄利多売が基本だと思いますが、多売できるほど売る相手がいなくなってきているのか。それはもちろん、スマートフォンとタブレットのせいで。Microsoftも最近は明確に舵取りの方向を変えました。Surfaceはハッキリと高級路線です。

唯一、Chromebookが廉価なノートパソコンの道を模索し続けています。ですが、Chromebookは私が思うPCとはちょっと違う。Chromebookは非常にタブレットに近いと思います。

私にとってPCとは、管理と自動化をしてくれるものです。膨大な個人のデータベースを管理し、そのデータベースを休むこと無く加工してくれたり、時には解析してくれるものです。

ただ、それが一般的でないことは理解しています。皆がPCを使うのは、ネットで買い物をしたり、オフィスソフトで書類を作成したり、メールをしたりするためです。それもPCの立派な役目の一つですが、それだけであれば確かにChromebookでよいでしょう。データはクラウドで管理すればよい。

でも、それは必ずしもPCでなくてはいけない作業ではないと思うのです。まだまだ過渡期で、タブレットでは不十分なところがあるから(オフィスソフトの互換性や機能、文字入力の貧弱さなど)、Chromebookの活躍する余地があるわけですが、この先、どうなるか。

個人の保持していたコンテンツも、音楽はストリーミングサービスが隆盛、電子書籍はKindleの形態が主流、写真管理さえも、無制限に容量を使えるクラウドサービスは昨今珍しくない。

もはや、手元にPCを置き、データを管理し、アレコレしたい人は少数派なのでしょう。少数派相手の商売なのだから、当然薄利多売というわけにはいかない。すなわち、PCが高くなる。

これはよいことなのだろうか。私は、一家に一台サーバーがあって、車を管理するように、家計簿を管理するように、コンピュータの管理(それはすなわちデータの管理)が人々にとって当たり前のものとなる、そんな風になるといいなと、そう思っていたのですが、きっとそうはならないのでしょうね。そして、データは管理するのではなく、管理されるのが普通になる。それは、私の思っていた未来ではないなぁ。

なんてことを、MacBook Air 11インチモデルのディスコンから思いました。閑話でした。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。