[最終更新] 2016年7月31日
ext4でフォーマットする必要がありました。そのためにはLinuxのマシンがあると良いですが、サーバーもたてていないし、そのために仮想化でOSをインストールするのも面倒臭いし、どうしたものかな、と思っていたところへ、目に入ったのがRaspberry Pi。これでよかった、という記事です。
外付けハードディスクをext4でフォーマットする
腑抜けの私は自宅サーバーをやめて、NETGEARのReadyNASを購入しました。これでRAID-5を組んでいるので、物理障害にはある程度強くなっているものの、ヒューマンエラーの誤削除や論理障害には無力ですから、外付けハードディスクにデータをバックアップしなければなりません。ReadyNASはボタン一つで外付けハードディスクにバックアップすることも可能で、スケジュール登録もブラウザ上でできますし、とてもお手軽です。cronの書式なんだったかな、とか調べなくてもよいわけです。
便利なものだなぁと外付けハードディスクを取り付けると、認識しない。あら、と思って調べると、ext3ないしext4でないと認識しない、とかなんとか。本当に?そうなのかなぁ。マウントできないのはわかるけれど、認識してフォーマットくらいはできて然るべきじゃなかろうか。まぁでも、みんな大好きNTFSならともかく、OSX用のHFS+だしなぁなどと思いつつ、なんにしてもext4にしておくのがよいだろうということで、ext4でフォーマットすることにしました。
とはいえ、今使っているマシンはMac miniです。OSXでext4は標準的ではありません。Linuxマシンがあれば話は早いのですが、そんなもの…と思って机の端を見ると、Raspberry Piが転がっています。話が早い。
というわけで、Raspberry Pi に外付けハードディスクを繋げて、「Ubuntu 15.04 で2TB超え(3TB)のHDをマウントする(CUI) : 或る阿呆の記」の手順にしたがい ext4 でフォーマットしました。
フォーマット後、ReadyNASに外付けハードディスクを取り付けて、ブラウザで確認すると…うーん、認識していない。おかしいなぁそれならばと、ReadyNASをおもむろに再起動、ブラウザで再度確認。認識している。よかったよかった。…ひょっとして、わざわざRaspberry Piでフォーマットせずとも、再起動すれば認識くらいはしたのではなかろうか。まぁ、今さら確認する気力もないし、ext4であれば万事OKなのは間違いないのだから、よしとしましょう。
実用上のRaspberry Pi
今回のケースは微妙な感じではありましたが、ネイティブのLinuxマシンとして考ると、Raspberry Pi を置いておくのは実用上もけっこういいのかなと思ったりしました。ReadyNASも、最初はSSHでrootログインできるDebianマシンだと喜んだものの、いざ触ってみると色々制限があるし、本業のNASが疎かになっても嫌だしで、あまりいじる気にもならなかったので、省スペースで省エネで、それなりに働いてくれるRaspberry Piは、Linuxの自宅サーバー亡き今案外役に立ってくれそうです。
NASはNASで楽だけれど、遊べるマシンが一台はあると楽しい。
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