最近PC界隈を賑わせているニュースといえば何と言ってもAMDの新作CPU、Ryzenです。Intelの半額でより高性能という触れ込みでしたが、AMDがAMDでAMDなので、眉唾な態度で様子を伺っていた人も多かったと思います。が、発売されて各人のレビューも出揃って、どうも今回は本物みたいだ、AMD復活という機運が高まり、口の悪い人はIntel焦ってると喜び、そして私はMac mini復活の夢を夢想する。
今度は本物
AMDのRyzenが遂に発売されました。レビューも出揃い、どうやら今回は前評判に違わぬ出色の出来であることがわかってきました。もっとも、「ゲーム用途」では触れ込みほどではなく、必ずしもIntelに勝るわけではない、ということも示唆され、まぁ作り込みはこれからにしても、現時点において必ずしもすべての面で圧倒的にRyzenというわけではないこともわかりました。
しかし、私などはあまりうまく行き過ぎていると逆に不安になる性質ですから、これはむしろ安心材料という風にも考えられるのです。本当にあらゆる面でIntelを圧倒しているという情報ばかりだと、そんないいことばかりなはずがないとか、これから何かあるんじゃないのかとか、そういうネガティブなことを考えてしまいます。ですから、勝てないところもあるという話は、逆に「その程度の話なんだな」と思えるのです。
そんなわけで、私としてもRyzenには大いに興味そそられるところであり、冷めきっていた私の中の自作熱にまたなんとなく熱を感じるような今日この頃。最近のPCの停滞感は、AMDの停滞故だったのでしょうか。AMDの役割は大きかったのですねぇ。
でもMacユーザーだし
とは言っても、私はMacユーザーで、その呪縛から逃れることは当分できそうもありませんから、今後実際に組むかは微妙なところです。家で母用にしているマシン(AMDのA8-3870Kを使っています)が壊れたら、考えるかもしれませんが、まぁメインはまだ当分Macにせざるを得ないでしょう。
となると、今現在のMacはIntelと結託していますから、必然的にまだまだIntelユーザーとなります。しかし、AMDが頑張ればIntelも対抗しないわけにはいきません。「Intel CPUが安くなるからAMD頑張れ」とは時折見るあまりにも穿った論法ですが、皆がCPUを選択できるわけでもないので、一理あるわけです。
私は値段が安くなるかどうかは微妙なところだと思いますが、Ryzenのあからさまな多コア戦略を前に、しかもそれが功を奏しているとあっては、Intelの戦略にも変化が表れ、次にMac miniに搭載されるだろうCPUも再びクアッドコア化されるようなことはないだろうか、と期待しています。ならばそう、AMD大復活とはつまりMac mini大復活!
……などと言いつつも、これはMac mini 2014が2コア化したのはソケットの問題であるという(Intelのラインナップのせい)という推論に基づいていますが、これについては「Mac mini Late 2014が2コアCPUのみになったのはソケットが原因ではない - kamosidheのブログ」のような、むしろコストや今後の展開を見据えたAppleの戦略である(つまりAppleのせい)という説得力ある反論もあり、そうだとすればやはり夢は夢ということになります。
もっと言えばそもそもティム・クックはMac miniの存在を忘れているというやはり説得力のある説もありますのでCPUがどうなろうがMac miniは未来永劫来ない来週に向けて永遠の刻を刻むということも十分考えられるのですがすべては仮定ですしどうせなら幸せな夢を抱いて明日を生きたい寝る。
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