オムロンの活動量計を買いましたが、これがなかなか楽しい。毎日の活動が記録されグラフ化されるのはなんとなく嬉しいものです。そろそろ体重を落としたいので、自分自身の状態をモニタリングすることも大切でしょう。活動量計は健康管理の心強い味方と言えそうです。元々日記も続くタイプの私には相性が良かったようで。
オムロンのサービス
ただオムロンのハードについては特に申し分ないのですが、日本メーカーにはよくあることで、ソフトのほうは不満が多いです。具体的にはアプリケーションの使い勝手の悪さでしょうか。オムロンはからだグラフとわたしムーヴという二つのアプリを出しています。まずこの時点でわかりづらい。他にもよくわからないアプリがたくさんあって、恐らくそれぞれ機能や対応機種が異なるのでしょうが、メーカーの内部事情が反映されているように思えます。ユーザーにはあまり関係のないことです。とにかくオムロンのヘルスケアガジェットであればこれ!という形だとよいと思うのですが。
まぁそれはいいとして、とにかくこのオムロンのアプリはあまり使い勝手がよろしくない。恐らく現在オムロンとしては、わたしムーヴというあまり格好良くない名前のアプリに一元化しようという意図は感じられ、アプリとしても一番綺麗に見えるのですが、どうもNFCによる機器とスマホの通信がうまくいきません。私はSonyのXperia Z3を使っていますが、相性がよろしくないのでしょうか。しかし、一方でからだグラフというアプリでは、うまく通信できるのですね。しかしこのからだグラフというアプリは、UIが野暮ったいうえに、どういう設計思想なのか、自動生成されるグラフの縦軸がいじれないうえ(いじれるのだとしたらいじり方を教えてほしいものです)、縦軸のMAXの算出基準がよくわからない。活動量のグラフだと、私はだいたい最高で25000歩くらい歩くことがありますが、グラフのMAXは51200歩です。何故。わたしムーヴのほうも縦軸をいじれないように見えますが、まぁ一応自動算出されるものの数値も比較的妥当に思えるので、当面よしとしましょう(激しいダイエットに成功した人にとっては、過去のMAX値が基準になるのでよくなさそうです)。
というわけで機器とスマホの通信はからだグラフ、グラフの閲覧にはわたしムーヴ、というよくわからない使い分けをしています。しかし、このわたしムーヴでの閲覧体験もあまりよろしいものとは言い難い。何が不満かといえば、グラフの種類、たとえば活動量と体重について、ワンタッチでグラフを切り替えられないことでしょうか。活動量のグラフを見ていたら、まず一旦前の画面に戻って、その次に体重のグラフを選択する、という手順が必要なようです。わかりやすくはありますが、どうにも便が良いとはいえそうにありません。
他社のサービスに乗換えられるか
そんなこともあって、最近は他社のサービスはどうなのだろうと気になってきました。Withingsの腕時計が気になっているということもあります(Amazon、ヨドバシ、EXPANSYS、どこもあっという間に売り切れてしまいましたね。またすぐに入荷されると思いますが)。Withingsは新進気鋭のスタートアップなだけあって、非常に熟れたアプリケーションを持っているようです。
とはいえ、他社のサービスに乗り換えるのはなかなか手間です。csvエクスポートがあるので、乗り換え先にインポート機能さえあればなんとかなりそうではありますが、面倒なことではあります。現状どこのメーカーも、ソフトではなくハードで儲けているのですから、自社のハードに最適化されるようにソフトを作るのは当然としても、各社互換性があるようにデータの規格を定め、純粋にハードの性能で競い合うような流れになってもよいように思うのですが、どうでしょうね。Apple Watchはまだ早すぎるように思いますが、それでもこれからウェアラブルデバイスの普及は進んでいくしょうし、そうなると健康管理のサービスをどこのものにするか、というのは一つの大きな選択になってしまいそうです。OSには仕方ない面もあると思うのですが、本質的にはデータである健康管理でそれは、ちょっと勘弁してほしいところです。
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