今年もやってきた鬱行事。僕の場合は支払うだけなのでただひたすらに憂鬱だ。しかも2024年からは独立しているために事業所得の計算などもある。つらい。裏金控除4000万円おくれ。
前回
去年の記事。

何事もメモっておくに越したことはない。
入り口
ここから入る。
- 【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ
- ホーム | マイナポータル
- 4桁の暗証番号は覚える。後述の連携とかやりはじめると、5000兆回ほどログインを求められることになる
- 怒濤の3連ログインには思わず失笑
- マイナーブラウザはログインはできるがその先で弾かれる。Chrome使うのが無難
- 国税庁はGAFAの回し者か?
- InternetExplorer必須だった時代よりは進歩したことも事実
- 国税庁はGAFAの回し者か?
- ブラウザバックとか使わないように
- まぁこれは行政系サイト使っている時のセオリーではある
- 4桁の暗証番号は覚える。後述の連携とかやりはじめると、5000兆回ほどログインを求められることになる
マイナポータルと各種サービスの連携
大前提として、連携は必須ではない。自分でちゃんと入力すればいい。ただ医療費控除だけは連携したほうがよい。あれは自分で書くのしんどいので。まぁこれはだいたいみんなやっていると思うけれど。
連携できる項目は、マイナポータルログインして確認するのがよい。

年金保険料、iDeCo、ふるさと納税、証券会社など色々あって最初「お、マジか」と思うのだけれど、実際にやればわかるが、申請手順がわかりづらいかつ面倒臭いうえに謎の待ち時間が発生する。っていうか平日しかやってないなどある。多分職員がサーバを手回し発電で稼働してるんだと思う。これは日本の労働生産性落ちますねぇ……。
なので、もし連携を試みる場合は、確定申告締日まで余裕をもってやること。「もうええ自分で書くわ!」ってなる可能性けっこう高い。ってか平日に確定申告は、リーマンにはキツイと思うで。
まぁ連携すればするほど国に実態をわかりやすく把握されてしまうものではあるんだが、もとよりマイナンバー登録必須がデフォの昨今、国が本気を出せばどうせ洗いざらい調べられるのである。最後の砦はやはり仮想通貨のハードウェアウォレットか。
freee会計による確定申告
今年からfreee会計を使っている。個人的には事業所得だけ計算できれば別によかったんだが、なんか全部まとめて入力させられた。こういうのちゃんとカバーできないんじゃないかなぁ大丈夫かなぁ。と思いつつ、忘れそうなところはだいたいカバーしてくれているし、こっちのほうが見やすいのはそうか。
いずれにせよ、e-taxのあの意味不明なセットアップをしなくてよいのはよかった。
投信、株、FX、仮想通貨
投信・株・FX・仮想通貨の登録をする。なぜか投信の登録が何度やっても「詳細を入力してください」と言われ保存できなかった。めっちゃ書いてるのに。
仮想通貨(暗号資産)の計算方法はかなりややこしいのだが、これは去年確立したので思ったほどの手間ではなかった。去年の記事を参照。

今年は仮想通貨をちょっと利確したので雑所得はまぁまぁあった。帳簿つけると事業所得にすることもできるのだけれど、ちょっとややこしそうだし、今年については黒で税金も大きくは変わらないからまぁいいか……と。どうせ総合課税だし。ただ事業所得にすると、損益通算をできるようになるのがとても大きいんだよね。
freeeのFXの項目よくわからなかったが、とりあえず「種類」は「外国為替証拠金取引」で決済の方法は「仕切」これだけ押さえて、取引所ごとに入力すればよい……はず。
参考:決済の方法「仕切」って? FXの確定申告の書き方を画像22枚で解説
経費
事業の経費は事業所得に含まれるからよいとして、雑所得の経費についても書く……とのだが、正直ほとんどないんだよなぁ。悲しい。
家事按分 家賃、電気代、通信費
うちは狭いので、面積ではなく、記録した事業時間をベースに家事按分する。まぁざっくり25-30%くらいよ。年間分まとめてやる。家賃は銀行払い込みの明細、電気代はPayPayカード、通信費は楽天カードと分散していてめんどくさかった。
年金保険料・iDeCo・生命保険
多くの日本人にとって今もっとも高い買い物である年金保険料。若者の年金保険吸着。これはリーマンであれば基本天引きなので、特殊な事情がない限り、書くのは自分で入っている生命保険とか地震保険とかくらいだろう。ちなみに僕は県民共済くらいしか入ってない。県民共済は割戻金があるため、掛金がそのまま控除額ではなく、配送されてくる証明書をよく確認しないといけない。
年金・保険は転職とかで空白期間があくとややこしい。僕は年の途中で独立し、さらに法人設立までしたのでさらにややこしかった。会社員時代は当然厚生年金・社保(給与引き落とし)として、独立から法人設立までの期間は国民年金 + 社保任意継続を自分で支払っている。さらに法人設立後は役員報酬の形で引き落としている。給与引き落としの分は収入のほうに書く必要があり、それ以外は別途書くという形になる。具体的には以下を書いた。
- 国民年金
- 健康保険料
そして、忘れてはいけないのがiDeCoだ。個人型で入っている人は自分できちんと申請する必要がある。iDeCoは控除があるから使うのであって、この申請を忘れると何がなんだかわからない。忘れかけてて焦った。これも掛金がそのまま控除に使えるので、確認する。
まぁなんで忘れかけてたかというと、掛金小さいからなんだけどね。iDeCo最大のリスクって国の後出し制度変更なんよね。
iDeCoが何故良いのかというと節税になるからなんだけれど、なぜ節税になるのか説明できる国民はほとんどいないと思う。簡単に言えば、まず毎年の控除に使えるのが一つ大きく、そしてもう一つは、出口として退職所得として使えるというのがでかい。退職所得は税制上の優遇があるので。でも、最近なんかこれを見直そうとしてるじゃない。正直僕が退職所得を得られる時まで、果たして税制上の優遇が保たれているやら……とか、そもそもこんなルール変更を後出しでやるくらいだから、これからも色々やらかされそうだなぁ……とか思うと、けっこうリスクあるよなって。
理屈の上では一番お得なのはiDeCoなんだけれど、その前提として日本政府への信頼がある。そんなものはないので、掛金も小さめになってしまった、という感じ。
まぁとはいえ、支払ってはいるので、払った分はきっちり控除してもらわねば。
所感
freee会計について
今回、freee会計を使った確定申告となった。これは書類だけ用意してくれるんだろうと思っていたのだが、e-taxのあそこに一切アクセスせずにできるようになっていた。さすが。
e-taxによる確定申告はセットアップが煩わしく、そんなに納税してほしくないのか?という代物なので(しなくていいならしねぇぞ)、それをスキップできるだけでも価値あった気はする。まぁでも一番は、青色申告に必要な書類を吐き出してくれることかな。。。
事業主じゃなければ青色申告とかもないので、使う必要はない、というか実際去年まではe-taxで頑張ってた。多分今も、特殊な所得がある場合は対応しきれずe-taxのあの画面で頑張ることになりそう。その場合は、青色申告用の書類だけ出力して、それを通常のe-taxで使う流れになるのかなぁ。
e-taxの編集画面freeeに依頼すればいいのに……まぁでも多分、役人の出す要求要件が💩なんだろうから、誰が開発しても、力関係がある限りどうしようもないのかもしれない。結局Webアプリなんて力関係だから……。
e-tax、マイナポータルについて
相変わらずカオスだし、5000兆回ログインを求められるのには閉口するが、かつてのInternetExplorer + カードリーダでポチポチやっていた時を思えば進歩していると思う。少しずつ連携も進んでいるようだし。
あの年末調整ってほんとよくないと思うんよな。会社の事務コストが非常に大きい。個人で確定申告するほうがいいよ……と思うけれど、実際のところこの事務経理をできる能力を国民全体に求めるのは現実的ではない気もする。でも他国はそういうところ多いはずだし。まぁでもe-taxはUXを根本的に洗練させないとなぁ。
ふるさと納税忘れてて泣いた
何故かやったと思い込んでいた。泣いた。
定額減税
3万引かれていることを確認した(1万は住民税で既に引かれ済み)。3万ぽっちで恩着せがましくしよってからにあのメガネ許さん。はやく基礎控除増額して。
全部やって計算方法がようやくわかった:殺意の波動
確定申告を始めて何年目だという話だが、今回からは独立したことで、会社負担分など今まで見えていなかったところも見えるようになり、ようやく税金保険料の計算がだいたいわかった。実際、去年いくらの税金・保険料を支払ったかも概算できた。直接支払った分、事業主負担というまやかし、そして可処分所得からさらに取られる消費税酒税再エネ賦課金などの存在……そういったものを見て、けっこうな額を支払っていることを確認した。
ここからさらに、実際には都内のバカ高い家賃を支払っている。地方に引っ越せば家賃は下がるが、今度はバカ高い車税・ガソリン税が重荷となる。
この状態では、そりゃ貧しいし、若者の購買意欲が下がるのもむべなるかな。若者のxx離れというか、若者が税金保険料に吸着されている。その税金使ってやることがいかにくだらないかは書き始めると記事が100個くらいできてしまうしヘイトが爆発してしまうのでここでは置いておくとして、しかしそれにしてもこれじゃ日本は貧しくなる一方だと危機感を覚える。
結局のところ、社会というのは必要なものを生み出し、それを必要な人に分配する仕組みである。その仕組みがかなり機能不全に陥りつつある。不必要なものを作って不要な人に押しつけることにリソースが割かれ、必要なものが足りていない。
しかしこの流れはまだまだ続くのだろうなぁ。力のない一市民としては、現実を直視して自衛するしかない。6月にくるだろう住民税の請求に怯えつつ、今年も生きていく。
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