このブログを始めたのが2012年の10月なので、もう丸12年たとうという時期になって、ついにトップページが作られた。
といっても、いくつかのカテゴリ別ページを作っただけなんだけどさ。どうせ検索エンジンからの一見さんばかりだし、TOPページ見られることも、あまりないんだろうけどさ。まぁでも少しは見に来てくれる人もいるかもしれないし……。
どうしていまさら
まぁ厳密にはトップページがなかったは言い過ぎで、「ブログ」がトップページだったとは言える。そういうことではなく、サイトの水先案内的なルートのページという役割をもったページというものはなかった。これまで何度か作ろうとしていたが、ついぞできることはなかった。
理由は色々あって、まず面倒だったというのがあるんだけれど、それ以上にブログというのはそういうものと思っていた。実際最新記事一覧ページしかないブログは今なお多いし。
それというのもブログというのはGoogle検索と共に成長してきたので、ユーザの流入は基本的に検索エンジンであり、それはつまりサイトの窓口が実質としてGoogleだったことを意味している。なので、わざわざエントランスページを作って「Sorry, this site is Japanese only!!」と警告する必要もなかったわけだ。すべてのページが入り口だった。
しかし時代は変わり、いつ頃からかGoogleは、商売っ気のない個人サイトを嫌気し、企業が1記事500円(税込み・システム利用料引き前)で令和の奴隷たちに書かせた量産コピペ記事を有り難がるようになった。その結果、当たり前のことを2000文字に薄めた情報とも言えないナニカが検索上位を独占した。
最近は「検索結果はクソだからなぁ」と言えば「ああね」と言った具合でたいていの人に通じるようになったよ。数年前までは、まだ多くの人がGoogle神を信仰していて、Googleの検索結果にもの申せば「お前の検索の仕方が悪い!」と悪し様に言われたものだが、もはやそういう人もついぞ見なくなった。
それでもみんなGoogle検索を使い続けているのは、今まで使ってきたし、またiPhoneにもAndroidにも標準で搭載されているからであって、品質がよいからというわけではないだろう。しかし他に乗り換えても大して結果がよくなるわけでもないこともあって、Google検索以外をデフォルト検索エンジンにしているのは僕のような変わり者くらいだ。
この状況ではGoogleが変わることは望めない。しがない個人ブロガーの僕は、もはや検索流入に頼れる時代でもないことはわかりつつも、さりとて今さら何をどうしてよいかもわからず、やれることも思い浮かばないので、とりあえずトップページを作ったのだった。
まぁ要は「検索を前提にしたサイト作りの崩壊」を肌で感じており、なんとか対応しないとなぁと思う中で、とりあえずやるべきと思えることの一つが、サイト案内的なトップページを作ることだったので、重い腰をあげて作った、という流れだ。
サイトについて考えるきっかけになった
なので、これからちょっとずつ見やすくしていきたいと思っている。見てくれる人がどれだけいるかは別にしても、少なくとも自分にとってもこれは良いことだと作ってみて思った。というのも、「このサイトは何するものぞ」ということを考えないわけにはいかないからだ。
……何するものなんだろうね?特に決まっていないから、12年も続けてこれたんじゃないかという気はする。あれしなきゃこれしなきゃとか思ったら、しんどくて続けられなくなるし。まぁでも、ちょっとくらいは考えてもいいのかなとも思ったな。
実際、「そういえば最近あれの記事書いてないなー」とか、最新記事が数ヶ月前になってるカテゴリ見て思ったよね。
時代がどうあれ
最近は使えるAIなんかも出てきて、検索エンジン自体がその存在意義に揺さぶりを賭けられているためか、またちょっと変わってきたかなぁとか思ったりなんだりもする。

まぁ希望的観測かなとは思うし、何よりGoogle検索に過度に依存していたこと自体はどうあろうと反省すべきなんだよな。
これからもインターネットの世界では色々あると思うけれど、僕自身はせめて泰然として、自分のためにサイトを続けていきたい。
コメント