ReadyNAS 104を使用して4年、動いているが、家庭用に4ベイはいらなかったなといまさら思う

[最終更新] 2019年11月26日

SOHOや家庭用のNASとして数年前くらいにそこそこ売れていた、Netgearの4ベイNAS、ReadyNAS 104を使いはじめて4年が経過した。つまり5年目ということになるが、いまのところ不具合もなく毎日堅実に動いてくれており、途中何度かあったハードディスクの交換もうまくいった。よく働いてくれている。素晴らしい。

しかし、思う。4ベイNASはいらなかったなぁ、と。家庭用で冗長性とか必要なかった。そして4TBや6TBのHDの価格が下がってきた今、もはや1ベイNASで十分であるなぁ、と。

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4ベイNASを買うに至るまで

僕がハードウェアとしてのNASを購入したのは2015年のことで、それまでは自宅サーバーに自分でSambaを入れていた。たしか2012年あたりは格安サーバーなるものが流行っていて、実際ハードディスクが4本はいるそこそこ立派なHPのサーバーが、15,000円ほどで入手できたのである。自分はそれを使ってサーバーの勉強をしたし、このサイトの記念すべき最初の記事は、その格安サーバーを使った勉強記録だったりする(「小型のメディアサーバー(兼NAS)をたてる その1 〜準備編〜 – 或る阿呆の記」2012年10月の記事。当サイト唯一の連載系記事でもある。ツッコミどころも多く、もはや歴史的な意味しかない記事なのだが、初学者の奮闘記として割と面白い読み物になっている気がする)。

で、自宅サーバーが物理的に故障してしまったので、新しくサーバーを新調する必要があったのだが、最初こそ未知の経験で楽しかったサーバーの構築・運用作業も、二度目となると面倒なばかりであったし、2015年頃は格安サーバーのブームもすっかり下火になっていたので、「NASの専用機を買おうかな」と思ったのである(このへんの話は「自宅サーバーは浪漫枠 – 或る阿呆の記」にも書いた)。

SOHO用として売り出されている低価格帯のNASは、個人が家庭で使えるNASとしても十分に手が届くもので、2ベイNASや4ベイNASであれば2万円も出せばそれなりのものを手にすることができた。ハードディスクは以前使っていた自宅サーバーのものをそのまま流用できたし。

当時、手元には2TBのハードディスクが4本あった。自宅サーバーを構築した2012年はは、2011年にタイの洪水があった影響がまだおさまっておらず、ハードディスクの価格が下げ止まっていた時期で、たしかハードディスクの容量当たりの単価も2TBが最安であったように思う。2015年頃になると3TBが最安だったような気もするが、NASで1本あたりのハードディスクの容量を変えるとなると、総入れ替えということになってしまうので、まぁ2TBのハードディスクをそのまま4本使い続けようと、4ベイNASを購入することにした。

で、4ベイNASではひときわお値打ちだったNetgearのReadyNAS 104を購入するに至ったのである。

もはや1ベイNASで良い時代

ReadyNAS 104はメモリが512MBしかないためか、ちょっとなにかするとすぐに固まってしまい、安定運用に至るまではなかなか苦労させられた(「ReadyNAS 104の安定した運用に至るまで – 或る阿呆の記」)。とはいえ自宅サーバーでハードウェアを用意していソフトウェアのインストールから何まで全部自分でやることを思えば格段に楽である。実際、運用に至ってからは調子よく使えていたし、ハードディスクが壊れた時も、電源を入れたまま入れ替えるだけで元通りになり感動したものだ(「ReadyNas 104 のHD交換完了。NASは楽だなぁ… – 或る阿呆の記」)。

たしかに感動したのだが……それだけだ。RAIDはあくまで可用性を高める手段なので、バックアップは別に取る必要がある。で、考えてみると家庭用NASでダウンタイムが発生したところでだから何?という話なのだ。つまり、常にテレビ録画をしているのでもない限り、家庭用NASにRAIDなんて必要ない

ハードディスクの容量が小さい時は、複数のハードディスクの一つのボリュームとして扱う意味もあった。人によりけりだろうが、2TBでは僕のライブラリの保管場所としては不十分だ。僕はもっと大きなボリュームを求めていた。その意味で、当時はまだ複数ベイのNASが必要だったのはそうだ。

しかし、2019年も終わろうとしている現在、ハードディスクの単価はさらに下がり、容量当たり単価でいえば4TBくらいが最安になった。4TBあれば、僕のライブラリには十分である。つまり、ハードディスク1本で問題がない。そして、冗長性も必要ない。

よって、もはや僕には複数ベイのNASは必要なく、1ベイNASで十分、ということになる。6TBのハードディスクも十分に安くなっているし、もはやほとんどの人にとって、NASは1ベイNASで十分なのではなかろうか

とはいえ、ReadyNAS 104は変わらず動いてくれるので、買い換えるかと言うと微妙なところだ。2TBハードディスクもまだ死んでいないものが2本残っていて、今はその2本でRAID-0を組み、4TBのボリュームとして扱っているから、一応複数ベイの面目は保っているものの、もしどちらかのハードディスクが逝けば、2TBのハードディスクを交換するのではなく、新たに4TBのハードディスク1本で運用するだろう。うーん、ちょっと寂しい。

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