今年もAmazonのCyber Monday Saleがやってきた。つまり年も暮れということで、気がつけばもうすぐ2019年も終わろうとしていて恐ろしい限りだ。先日のブラックフライデーはとんだ肩透かしセールであったが、まぁセールの本命はこちらだろう。
ということで物色していたところ、ただでさえ安い第7世代iPadがさらに5,000円ほど値引きされていて大層惹かれた。ポイントアップキャンペーンも考えると、今年発売の第7世代iPadが実質3万円ほどで手に入ることになる。むむむ。
iPadは素晴らしい
僕はこれまでに3台のiPadを所持してきた。基本的には電子書籍用途である。電子書籍リーダーは昔からの憧れだったので、初代iPadが出た時、金のない学生であったにも関わらず、売り場に走って買い求めたものである。まだ世間の評価も定まらず、時には「でかいiPhone」とか言われていた時期だった。
初代iPadはその解像度の低さから、雑誌や漫画を読むには荒く、さりとて小説を読むにはでかすぎ重すぎ、という中途半端な代物だったが、それでもこれまでのハードウェアとは一線を画すものだったことはたしかだ(当時のリーダーがどんなものだったか、たとえばKindle 3Gで画像検索してみると良い)。Webブラウジングも快適にできたし。
次に購入したのは第3世代iPadだ。iPadで初のRetina対応の衝撃は凄まじかった。これでついに、雑誌や画像も綺麗に読めるようになったのである。画質問題は解決だ。……ただ、半年あまりでCPUとコネクタの刷新された新型が出たのはフザケンナと思った。このマシンのCPUだと、PDFを読むのはちょっとつらかったし……(特に透過OCRが施されているものなんかは…)。。。なお、初代iPadはウチのオカンのものになった。
その次に購入したのはiPad Air 2で、これは文句なしに素晴らしいものだった。指紋認証は非常に便利で、CPUパワーは申し分なく、OCRをかけられたPDFもサクサク読めるし、画面は綺麗だし、そして何より軽い。この軽さが素晴らしい。本機を買うまで、タブレットの重量はあまり重視してこなかったが、軽いというだけで手に取る回数が増えることが実感できた。重さは重要なファクターだったのだ(それだけに、その後高機能化と引き換えに少しずつ重たくなっていっているのには複雑な心境)。
購入したのは2015年の春頃だったか。このiPad Air 2が、2015年のもっとも良い買い物だったことは間違いない。今日に至るまで、ほぼ毎日使っている。本当に素晴らしい端末だった。なお第3世代iPadはウチの長姉のものになった。
iPad Air 2が不調、買い替えたいが…
そんなiPad Air 2だが、最近すこぶる調子が悪い。Touch IDは使えなくなり、おまけにスリープ状態にすると発熱するという謎の不具合まで発生する始末。なんだかハードウェアが逝ってしまっている気がしてならない。しかし充電状態にしていると発熱しないし、Touch IDは必須のものというわけではないので、家でゆったり使う分には特段の問題はなかったりする。
とはいえ不便な不具合であることは確かだ。また、最近のゲームなどたまにしてみると、さすがにマシンパワーの不足を感じることも出てきた。Apple Pencilも使ってみたい。Bluetoothのそこそこ高いペンも持っているが(一時期仕事で軽く使った)、Apple Pencilの書き心地とは比較にならない。。。
ということで、買い替えたいなぁと思っていた今日この頃、Cyber Monday Saleで第7世代iPadが安くなっているのを見て、むむむ、と。
第7世代iPadで機能的には十分と思うものの
ただでさえ安いのにさらに値引きされ、ポイントアップキャンペーンも考慮すると、実質的に3万ほどで購入できる。これは文句なしに安い。しかしなぁ……。第7世代iPadはたしかに安いのだが、安いなりに理由があって、色々なスペックがiPad Air 3と比べて落とされている。まぁ正直言って機能的には自分にとっては十分だと思うものの、CPUの世代がやや古い(iPhone 7時代)のはOSのサポート期間に直結するだけに気にかかる。実際、iPad Air 2も2019年12月現在なんとか最新OSをサポートしてもらえているが、2020年では対象外になりそうな気がする。
まー最新OSの対象外になったところで、直ちに使えなくなるかと言えばそんなことはないのだが、これから追加されるだろう色々な機能にどこまで対応してもらえるか。特にiPad OSになり、今後のiPadは大きく変化していくだろうと期待しているだけに。
ストレージもいまだに32GB(128GBモデルもあるが、それ買うならAir 3いくかな…)だし。ちょっと重いし(483gって!Air 2の437gから10%増……Air 3も456gで今よりちょっと重いが)。Apple Pencilが使えるとはいえ初代だし(それはAir 3も一緒だが。でもAir 3のほうが画面とペンの距離が近い)。
……でも結局自分はほとんど本読んだり動画を見るのに使うだけだよな、Apple Pencilとか多分結局使わないよな、483gはちょっと重いけど重すぎることはないよな、別に色に対する拘りもそんなでもないしな(Air 2で十分綺麗だと思っている)、なんて考えると、第7世代iPadで十分じゃないの、とも思う。
なんて、買う買わないの堂々巡りを続けている。Air 2が好調なら多分見送ったのだが、不調なだけになぁ。Air 3が安くなっていればそちらを買ったものの。うーん……。
コメント
コメント一覧 (4件)
はじめまして。初めてのiPad欲しいなーと思っていたらこのブログに辿り着きました。
iPad Airを買おうと思っているのですが、64GBか256GBかで迷っています。
値段も2万円近く違ってきますし。
用途としてはKindleだったり動画視聴を考えているのですが、tamaさんは容量はどういう基準で選ばれていますか?
はじめまして。なんだかんだでiPad最高ですので、きっと良い買い物になると思います。
容量は難しい問題です。32GBは明確におすすめできないですが、64GBってクラウド駆使すればけっこうなんとかできてしまう容量なので。
6万と8万の差はそこそこありますし。
たいていの人は64GBで十分なはずです。特にビューアー用途ならば。読まない書籍や動画は端末から削除するとか、それくらいの手間はあるでしょうけれど。
が、僕はガジェット好きなので、メインタブレットたるiPadは256GBにするでしょう(サブのタブレットなら安いほうにします)。
今も128GBのものを使っていますし。まぁストレージはあればあるだけ使えるものです。
何か創作的な用途も今後出てくるかもしれないですし。
結果として必要なかったな、と思うことはあるかもしれませんが、毎日使っているものなので、購入時の価格が多少高かったところで後悔することはないでしょう。そもそも僕にとって10万以上の価値があると思っていますので。一方、容量が足りなくなったら後悔するでしょう。
ということで、僕の基準を一言で言うなら、後悔しない方、になると思います。
ご返信ありがとうございます!
私もiPad Airを買った暁にはメインタブレットにする予定なので、256GBに気持ちが傾いています。
tamaさんはiPad Air2を5年使われているとのことですが、第3世代iPad Airも5年使えるとなると64GBはますます物足りなくなってしまうような。。
というか5年も保つってすごいですね。Apple製品って息が長いのですね。実は買ったことなくて。
私のNexus7(2012)(2013)は両方とも2〜3年で駄目になってしまいました。
Nexus 7 2012は私も持っていました。私もそれくらいでおなくなりになったと思います。ただまぁ、あの頃はまだタブレットの性能も微妙に発展途上だったので、単純比較はちょっと酷ですが。。。
実はiPad Air 2はこの記事の後奇跡の大復活を遂げまして、今もまだまだ働いてくれています。
iPhoneにしてもiPadにしても、iOS製品の一番のウリはその寿命の長さではないでしょうか。ハードウェアはもちろんですが、ソフトウェアのサポートも非常に長い。iPad OS 14でもiPad Air 2を見放さずサポートしてくれるとは、という感じです。
今は昔ほど進化が早くないので、5年どころかもっと長く使えると思いますよ。
だいたい80GBほど使ってます……が、正直64GBで抑えられないかというと、Kindleとか調整すればそんなこともないです。
ただメインタブレットでそういう面倒臭いことは極力したくないし、できれば意識もしたくないものです。
お話伺っていると、個人的には256GBのほうが後悔がないんじゃないかなー、と。まぁご参考までに。
ただ……まぁ普段遣いでは全然困っていないんですが(メモリ不足は時々感じる)、単純にそろそろ新しいやつほしいなーとか思っています 笑