Mac mini 2018に外付けSSDをつけて起動ディスクにした

Mac mini 2018に外付けSSDをつけて起動ディスクにしました。これによって愛機Mac mini 2018はまだまだ第一線でガチれるということになりました。半導体プロセスの微細化が5nmから3nmにまで進むM3 Mac miniでたら、その性能とお値段次第ではポチってやってもええぞ(何目線だよ)。

……と、このブログを見てくれている人ならば「この数ヶ月脱Mac脱Mac五月蠅かったのはなんだったんだよ」となりそうだが(それともどうせこうなると思われていたか……)、人の心は移ろいやすいもの……などとぶつくさ言いながら、事実としてかれこれ13年Macユーザーなので、そこらへんのApple最高!と言ってiPadとMac比較している者より実はMac愛強いのではないかという気もしてきた。まぁWindowsも相変わらず触ってますよ。

目次

買ったもの

HIKSEMI FUTURE-70-04TB

SSDについてはHIKSEMIの4TB NVMe SSDです。ヒートシンクなしで27,800円でした。Gen4対応。R/W 7000MB/sクラス。1200TBW。どういうことなの。やっすい。まぁ実際、各所のレビューでは値段に比して才能が高いということになっており、またそれに納得できる外的要因もあり(米中対立のアレ。日本としてはアメリカに寄りつつも、適度に距離感保っておいしいとこほしいですね)、ということで話題沸騰の模様。 巷ではこれのチップ使っているところ全般を蝉族と称しているらしく、Amazonレビューでは当然のように蝉蝉言われていて最初は意味がわからなかった。みんなどこで情報やりとりしているんだろう。そんな蝉族で中身が一緒とされるMonsterとか、さらに安くて25,800円だったよ。まぁでも、一応蝉の親玉のほうが多少なりとも安心感あるか?という気もした。それにこの後買う外付けケースの値段まで合わせて考えると、2,000円の差分は誤差かなって。

外付けSSDキットは地獄のサクラ大戦

SSDだけあっても仕方ないので外付けドライブ化キットを用意する必要がある.今回は起動ディスクにしたいので、高いけれどもThunderbolt 3対応のものを選ぶことに。HIKSEMI FUTUREの高性能を少しでも活かしたいしね。 で、買ったのこれなんだけれど、サクラチェッカーでは危険度99%って言われてる中華確定演出。なんでそんなの買ったの?って思われそうだけど、サクラレビューのキットしかなかったんよ(m.2 ssd 外付けケース thunderboltのサクラレビュー分析結果一覧)。地獄のサクラ大戦状態でどうしようもなかった。 それだったら少しでも安いものをというのと、レビューに同じ構成で試した人がいたことと、またネジ止めタイプなので固定してずっと使うにはよさそう、という理由でこれにした。14000円ちょいしたけど、2000円クーポンやポイントも加味すると実質12000円ってところかな。

あわせて4万円

ということで、SSDと外付けキット合わせて4万円弱という感じです。絶対値としては安くはないけれど、モノを考えると隔世の感がある。AppleのCTO価格を見た後に見ると心が浄化されるね。コスパこそ正義なんよ。っていうかさすがに+168,000円は意味がわからないよ。

なにもぴったりしねぇよ

しかもこれ512GBからの上乗せでこうなので。20万くらいの価格設定らしい。庭から石油出る人限定モデルなんか。8TBのやつはもう目にも入らない。

DriveDx

DriveDx - the most advanced drive health diagnostics and monitoring utility

これはソフトで、S.M.A.R.T.とかグラフィカルに確認できるソフトウェア。まだ買ってない(試用期間中)けど、買おうかなと思っている。$20ならまぁいいかなって。CLIでフリーのツールあるのはわかるけれど、見づらいし。やっぱこういうの見やすさ大事。

内蔵ディスクについては123TBWほどに達していて、健康寿命も86%とのことだった。はー、かれこれ4年半使ってるとはいえ、けっこう書き込んでたんだなぁ。

帝王Appleはもちろんストレージの情報について公開していないが、一説によると、500GBストレージの耐久性は300TBW程度と言われている。

How Long Will The SSD In Your Mac Last? - Created Tech

まぁでも実際はもっと持つだろう、と言われている。まぁ実際、今のところMac mini 2018のストレージを使い切ったという話は聞かないね。基本的には心配しなくて大丈夫だろう。

あとずっと確認できていなかった、SanDiskのポータブルSSD Extreme Proの健康寿命も確認できた。100%だった。すごい(データ保管が主な役割だったためか、4.1TBW程度だったのもあるか)。

しばらく不安定だった

HWの取り付けについてはまぁ説明書どおり。繋いだら繋がる。ディスクユーティリティからAPFSにフォーマットする。

例によって見せる気のない写真(一応少し拭いたんだけど……)

取り付け後のソフトウェア的な手順については、色々なところで書かれているとおり。

  1. 例によって電源を切った後に起動してCmd + R
  2. 起動セキュリティユーティリティから外部ディスクを起動ディスクとして使うことを許可する
    • この設定をすると、ログイン画面でHHKBが使えるようになるっぽくて、もっと前からやればよかったと思った
  3. 外部SSDにOSをインストール
  4. ディスクを選んで再起動

で、ここから先はすんなり……とはいかず、けっこう何度も再起動することになったね。

僕の場合内蔵ストレージから移行アシスタントを使ったということもあり、例によってApple恒例鬼の許可待ち爆弾が炸裂した。で、どうも起動してしばらくは安定せず、許可コード打っている間にフリーズからの電源落ちを何度か経験してイライラ&不安。

さらに絶望したのが、Bluetoothの通信が不安定になったことだ。元々Mac miniはBluetoothの通信が不安定で、Trackpadを動かすとイヤホンがブツブツになるのは2012からずっとつきまとっていた。この問題はマイナーかもしれないが、困っている人はそこそこいるものと思う。

Mac mini 2018でUSB3.1やThunderbolt 3の電波・ノイズ干渉に悩まされている話!Wi-Fi速度の低下や通信・Bluetooth接続が不安定に! - モバイルドットコム

これはかなり絶望したが、再起動したらなおった。伝家の宝刀の切れ味は2023年もなお健在なり。ただ再発することがないか、今もちょっと不安。

個別のアプリでハマったやつを言うと、Karabinerはdriverのdeactivateが必要だった。それくらいかな。Clipyも毎回「ログイン項目に追加されました」って言ってくるから、もしかすると再インストールとかしたほうがいいのかもしれない。

ちなみに一番ハマったのはDropbox問題で発狂しそうになったんだが、これは起動ディスク化とは直接は絡まないのでまた別の記事で愚痴ります。。。Appleはクラウド音痴なのはわかっていたが、まさかDropboxをiCloud並に引き下げる作戦に出ていたとか思わんよ……。

一度安定してからは基本問題なし、別の外付けSSDをつけると落ちる?

さて、不安になりながら幾度もの再起動を経て、ようやく安定的に動いたかな?となってからは、特に何事もなく動かせている。スリープ後の復帰とかも問題ない。心配していたBluetooth通信の不具合も今のところは再発していない。

ただ一点、別の外付けドライブ……具体的には前述したSanDiskのExtremeだが……を取り付けたり取り外したりすると、フリーズして、その後、落ちる。これは起動ディスクを内蔵ストレージにしていた時には起きなかったので、外部ストレージを起動ディスクにしたためではないかと思う。ただもしかするとケースや外付けSSDとの相性問題もしれない。そこはわからん。おま環かも。まぁそうなりましたよ、という報告。

ちなみに取り付けたタイミングで落ちるが、その後取り付けたまま起動するとデータの出し入れを普通にできた。ただし、取り外したらまた落ちた。つまり、電源を落としたタイミングで取り付け・取り外しをすれば、一応使えるモノと思われる。まぁそこまでして使う気もないけどね。

パフォーマンス

散々あげられているけれども、一応速度についても。

まず内蔵ストレージ。

続いて外付けドライブ。

READは落ちているが、驚くべき事にWRITEは内蔵ストレージを上回っている。すごい。。。ただHIKSEMI FUTURE本来の性能からはほど遠い。まぁこれは仕方ないね。ただ報告ではRead 3000MB/s出たというのもあったんだがなぁ。

オマケでSanDiskのExtreme 2TB。これくらいの速度でも実際たいていの作業では問題ないだろうあんと思う。昔はこれでも十分高速だと思ったモノだけどね。

様子見

ということで、無事外付けSSDを起動ディスク化できました。まだ2日程度だけれど、いくつかのトラブルシューティングはしつつも、今のところは問題なく動いている。熱は45度くらいになっているが、ケース触るともっと熱いだろという感じもする。うーん。まぁでも、サーマルスロットリングが発生するような熱が出ていないことは確かだと思う。

Mac miniのネックはストレージだったが、外付けドライブがこれだけうまく動いてくれるなら、けっこうリーズナブルかも。あれだけ腐しておきながら、M3出たらポチってしまうかもしれない。いやまぁでも、今使っているIntel Mac mini 2018もまぁ十分使えるしねぇ。なによりメモリ32GBと潤沢だし。メモリもCTOすると高いからなー……。整備済みでメモリだけ持ったMac miniが狙い目かも。だいぶレアだと思うけど。

まぁなんにしても、とりあえず内蔵ストレージには昔のデータを置いておきつつ、NVMe 4TBライフを楽しんでいきたい。

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