先日、Kindle Fire 7タブレットを購入した。目的は読書用である。他にKindle PaperwhiteやiPadなども持っているが、安価で読書専用に使えるタブレット端末もあったほうがよいと考え、Kindle Fire 7を買った。また板が増えてしまった。いざ使ってみると、想像以上に使い勝手がよく、5,000円程度で手に入る代物とは思えない。
読書用に
先日Kindle Fire 7のタブレットを購入した。プライム会員であれば、特典クーポンを使って5,000円という破格の価格で買える。Amazonのコンテンツを楽しむのに最適化されており、素のAndroidではなく、用途は限られる。逆に言うと、用途を限ってしまえばそこそこ使える端末である。私の場合は読書だ。
私は既に複数のスマートフォンや電子リーダ、タブレットを持っている。Kindle Paperwhiteのほか、9.7インチのiPad Air 2、10.5インチのAndroidタブレットKALOS 2、5.2インチのXperia Z3。これらを使って電子書籍を読書することはもちろんできる。
しかし、Kindle PaperwhiteはKindleストア本以外の自炊ファイルが使いづらい(使えないことはないが…)。モノクロの制約もある。10インチクラスのiPadやKALOS 2は大判の技術書には良いが、小説を読むのには大きすぎる(参考「iPadではなかなか小説を読もうという気にならない」)。Xperia Z3は小説程度は読めるものの、現物でそれなりの大きさの本を長時間じっくり読むのには不向きだし、なによりスマートフォンは何かと使用していることが多いので、読書端末としては微妙だ。
それで結局、えいやと買ってしまった。実は以前、同じ7インチクラスのタブレットであるNexux 7も所持していたがあまり使わなかったということがあったのだけれど、あの頃はまだまだハードウェアは熟れておらず、レスポンス等に不満があった。私自身もタブレットを使いこなす環境を整えられていなかった。今は電子書籍での読書のために、NASにある自炊本をストリーミングで読めるように環境を整えている(外出先からでもアクセスできるようにと、OpenVPNサーバーまでたてた「Raspberry PiをOpenVPNサーバーにした…とても簡単で有難い」)。今ならば、きっと有効に使えるはずだ。
想像以上の使い勝手
Amazonプライム会員なので、お急ぎ便で購入の翌日に届いた(田舎なので当日に届くことはまずない)。開封して早速使ってみると、これが思っていたよりもサクサクと動くので驚いた。Webブラウジングはあまり期待していなかったのだけれど、問題なくできる。ただ、解像度は7インチで600x1024と決してよくはないので、文字は若干滲んでいる。
とはいえ想像以上に良好なレスポンスである。まったくもってストレスフリーだ。
OSの制限で、そのままではGoogle Playストアを使うことができないという大きな問題があるが、これを導入する方法も確立されている。私は「root取得不要で簡単にFireタブレットでGoogle Playを動かす方法」の記事を参考にさせていただいた。この記事のとおりにやって、無事に問題なくGoogle Playストアを動かすことができた。ありがたい。
といっても、Fireタブレットを通常のAndroid端末のように使うのはやはり筋悪とも思う。私の場合は、ごく限られた用途でかつ、Google Playストアにしかないアプリが使いたかったので、Google Playストアを導入したが、素のAndroidのように使いたいのであれば、通常のAndroidタブレットを買うべきだと思う。
7インチはやはり5-6インチクラスに比べるとやや重く、片手で長時間持てるようなものではないが、ほとんどの本を読むことができる大きさで、そこそこ使っている。このタブレットが、プライム会員ならば5,000円程度で手に入れることができるのには驚くほかない。Amazonは本当に凄い…。
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