ドコモ版のXperia Z3、SO-01Gは、格安SIMで運用している場合、デフォルトではテザリングができません。「ドコモ版XPERIA Z3(SO-01G)でMVNOのIIJmioでテザリングを有効化させる手順 お得生活大辞典」で、テザリングを有効化させる手順がありますが、Windows利用前提なので、本記事ではMacの場合について記述します。
ざっくり概要
まず端末はXperia Z3 SO-01Gです。Android 6.0で確認しましたが、5.0でも同じと思います。6.0で特に支障がない感じなので、さしたる理由がなければいい加減6.0にしてしまっていいと思いますが。
ざっくり、以下の手順が必要です。
- Android SDKをインストールする
- 端末のUSBデバッグをONにする
- ADB Driverをインストールする # いらないかも
- adbで端末の設定を変更する
- テザリングできることを確認する
WindowsとMacで異なるところは、本質的にはありません。「ドコモ版XPERIA Z3(SO-01G)でMVNOのIIJmioでテザリングを有効化させる手順 お得生活大辞典」の有難い記事にあるとおりなのですが、表面的な手順が異なります。
手順
手順を書きます。
Android SDKのインストール
Android SDKのインストールは、AndroidのGoogle公式開発環境である、Android Studio経由が一番楽だと思います。これだけのためにAndroid Studioを入れるのは大仰かもしれませんが。
Android Studio と SDK ツールをダウンロードする | Android Studio
インストール記事はたくさんあるので、ここでは詳細は省きますが、参考記事をあげておきます。
[Mac OS X]Android開発環境を構築する - Qiita
端末のUSBデバッグをONにする
「設定」→「端末情報」→「ビルド番号」を数回タップで開発者向けオプションが使えるようになります。「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」をONにします。
ADB Driverをインストールする
※この項目は、本当に必須か検証できていません。なくてもいけるんじゃなかろうかという気もします。まぁでも、Xperia使うならXperia Companionはインストールしといていいんじゃないでしょうか。
Sonyの公式サイト「Xperia Companion | サポート | ソニーモバイルコミュニケーションズ」より、Xperia Companion(旧PC Companion)をダウンロードします。ソフトウェアを実行したら、SO-01GとMacをUSB接続します。そうしたら、ドライバが自動的にインストールされるらしい。
adbで端末の設定を変更する
接続したまま、ターミナルを開きます。で、adbを実行して端末の中に入るのですが、adbのあるフォルダにPATHを通していない場合、adbコマンドのある場所を指定してやらないといけません。Android Studio経由の場合、恐らく~/Library/Android/sdk/platform-toolsではないかと思います。そこにあると仮定して、コマンドは以下。
$ cd ~/Library/Android/sdk/platform-tools
$ ./adb shell
-> 端末に入る
shell@SO-01G:/ $ settings get global tether_dun_required
1
-> 1がテザリング無効の状態なので、これを0にする
shell@SO-01G:/ $ settings put global tether_dun_required 0
shell@SO-01G:/ $ settings get global tether_dun_required
0
-> 0になっていることを確認
shell@SO-01G:/ $ exit
参考までに画面を。
終わったら、USB接続をやめて、いよいよ有効化の確認です。
テザリングできることを確認する
「設定」→「その他の設定」→「テザリング」より、テザリングを有効化させて、他の機器で繋げられることを確認します。
以上。
まだまだ働いてもらうよー
ロックマンみたいになってきたXperia、私にはもはや何が一番新しいのかわからない今日この頃ですが、Xperia Z3はまだまだ現役。ROM容量32GBが小さすぎる悩みを抱えつつ(SDカードにうつせるものばかりじゃないですからねー。内部ストレージ化する方法もネットにはありますが、安定性等考えて最終手段としてとっておきたい)、概ね満足しており、まだまだ頑張ってもらいたいところです。
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