私は忘れ物が多いです。小学生の頃、通知表では忘れ物をしない的な項目に「もうすこし」をつけられていました。三つ子の魂なんとやらで、大人になってもその悪癖はなおらずにいるのですが、さすがに働いている身の上で「忘れ物が多くて」は通用しませんから、なんとかしなくてはなりません。それで、好きなコンピュータを使ってスマートに解決してやろうとアレコレした挙句、結局紙のメモに落ち着きました。紙最強。
忘れ物が多いのです
たいした記事ではありません。ただ私は昔から本当に忘れ物が多くて、それはもう前世からの因縁ではないのかと信じてもいない輪廻に思いを馳せるほどですが、そうしたところで救われるわけではありません。忘れてはいけないものを忘れた時はこの世に神も仏もいないような気がしますが、困った時にだけ頼んでもどうしようもないもので、信じるよりも行動です。
忘れ物の対策として出来ることは限られています。
まず、人にこれこれが必要だと伝えておくことがあります。しかしこれはよくない。神頼みならぬ他人頼みといったところですが、忘れて困るのは自分です。最後に「悪いのは自分なんだ」と思えないと、何かあった時に逆恨みしかねません。人は弱い生き物です。しかし他人を頼りにしてはいけないとはいえ、自分が頼りにできないからこその悩みでもあります。忘れないように念じてどうにかなるのであれば悩みは発生しません。
デジタルを活かせるか
そこで思いつくのがコンピュータで、これはまぁまぁ良い手段だといえます。コンピュータは絶対に忘れませんし、リマインダーもお手の物。ただ、少しばかり…いや、かなり面倒臭い。見るのも書くのも面倒臭い。面倒臭いのでやらなくなる。ソースは私。
だいたい、忘れ物が多い人間というのは基本的にものぐさです。几帳面な忘れん坊という人を私は見たことがありませんが、存在するのでしょうか?どうも独立した性質ではないように思えます。
ガジェット好きですから、スマートフォンやらタブレットやらパソコンやら、それぞれに多くのアプリがあるのだから、なんとかデジタルの強みを活かして、スマートに解決できないだろうかとやりましたが……だめです。デバイスを介するということ自体が、どうしようもなく面倒臭い。私が意識せずともデバイス側が勝手に学習して、都度教えてくれるくらいにならないとダメそうです。そんなものはない。
そうして結局、原始的な紙のメモとチェックリストに落ち着いてしまいました。強いてデジタル的なところを言えば、チェックリストの作成に表計算ソフトを使っています。しょうもない。

宿泊を伴う外出をする時のチェックリスト
コンピュータが仕事を奪うとか進化するAIとかシンギュラリティとか色々喧しい昨今ですが、コンピュータが忘れ物を教えてくれるようになる日は今生では来ないような気がします。来世に期待といったところでしょうか。。。
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