自宅のRaspberry PiでOpenVPNサーバーをたてています(「Raspberry PiをOpenVPNサーバーにした…とても簡単で有難い」)。しかし先日、出先でいつものように自宅にアクセスしようとすると、エラーが出る。どうにもこうにもいかず、結局帰宅後にVPNサーバーのソフトウェアを再インストールすることになりました。
自宅にVPNサーバー
私の現在の生活はどうにも流動的で、半年ほど前は在宅での仕事が多かったのですが、最近は平日ほぼ家にいません。それで、外泊時に私の心の憩いとなるのは、自宅のNASにある膨大なライブラリです。タブレットなどを使うと、SSHは何かと敷居が高いですが、VPN+sambaであれば、これは簡単ですから、自宅にVPNサーバーをたてると、なにかと便利なわけです。
VPNにも色々ありますが、私はRaspberry PiでOpenVPNサーバーを構築しています。というのも、PiVPN(本家サイト「PiVPN: Simplest setup of OpenVPN」)なる、Raspberry Piで使えるとても便利なインストールソフトウェアを開発してくれている人がいるもので、これを使うと本当に簡単にOpenVPNサーバーを構築できるからです(「Raspberry PiをOpenVPNサーバーにした…とても簡単で有難い」)。
停電復旧後、エラーが発生するように
一度構築した後は、ずっと安定して動いてくれていました。が、先日外出中に自宅で停電があり、復旧後にVPNでアクセスしようと試みたところ、うまくいかない。試しにSSHをしてみると、これはうまくいく。つまり通信自体は出来るらしい。それで、プロセスが起動しているか確認すると、それは問題ない。そしてログを確認するも、特にエラー情報などは残っていない。うーん。
あれこれしてもどうにもならず、結局帰宅していじる羽目になったのですが、その後も難航しました。
不可解だったのは、ルータのOpenVPN用にあけていたポートが閉じていたことです。そうなるとアクセスできないのは当然ですが、停電でルータの設定が変わったというのも考えづらく、謎です。もっとも、ポートを開けた後もやはり外部から接続することができない状況だったので、ソフトウェア的な問題があったことも確かだろうと思います。しかしエラーログは残っていない。これもまた謎です。うーんうーん。
PiVPNの再インストールで解決
もうよくわからないので、とにかくPiVPNの再インストールを試みることにしました。PiVPNはインストールが簡単ならばアンインストールも簡単で、再インストールは実にスムーズに出来ました。そして、また外部から接続できるようになったので、ひとまず解決です。しかし、エラーの原因はわからず仕舞いとなってしまいました。
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