「育休中のリスキリング」発言 野党が岸田首相を批判: 日本経済新聞
育休中のリスキリング発言について、岸田文雄の発言が物議を醸しているようだ。
正直死ぬほどバカバカしいしどうでもいい。別に育休中であろうとなかろうと、国民が自分の時間をどう使うかは自分自身が決めるべきことだ。子育ては忙しいんだとかそういう問題ではない。
いったい、政府は国民を先生に夏休みの計画を提出する小学生だとでも思っているのか。もっとも、小学生でさえそんなものは提出した2秒後には忘れているし、先生もそれが守られたかなど今日の昼飯より気にしていない。
本当にバカバカしいことに予算と時間を割いている。彼らは仕事をしていない。政治家は国民の時間の使い方について考える前に、自分の時間で自分の仕事をしていただきたい。仕事ができていない多くの政治家たちこそ、リスキリングが必要だ。リスキリングして、向いていない政治家をやめるところから始めてはどうか。
学習は個々人が必要に応じて自由意思でやるものだ
この一行で済む話であって、政府がシャカリキになって何かするようなことは何ひとつない。強いて言えば大学という場が働く人間にとって非常に遠い場所になっているので、中卒・高卒の人や再入学したい人にもっと門戸を開けた状態(制度ではなく実態として)になるよう、仕組みを整えてほしいという気持ちはある。
だがそれとて、別に学びとは大学でないとできないことではない。まぁ国際社会の中で学位というのは力になるので、他国と日本が戦っていくために、学位取得者の資格を持ったものが国策として必要である、というのであれば、それは理解できる。
余計なお世話だ
だが生産性向上には学び直しが大事だから支援します、は余計なお世話だ。「また利権団体を作りたいのか?」以上の感想はない。実際、それが理由だと思っている。
もちろん生産性向上は重要である。同様に世界平和も重要であるし地球も重要であるし宇宙も重要であるし愛も勇気も正義もみんなみんな重要である。
「xxは重要だと思います」というお題目は何の意味もなさない。問題は、それで結局何をするのか、である。どうやって個人にリスキリングをさせるというのか?マイナポータルに宿題でも出すのか?
どうにもならないので、結果、時の総理大臣が「育休中に……」などという意味不明な供述をし始めたのが現在だ。ここで言うべきことは「子育ては忙しい」ではない。そもそも国民の時間の使い方に干渉しようとするんじゃない、である。そもそも無理なことをしようとしているのだ。
だが、リスキリング支援とはそういうものである。有限なリソースである時間の使い方について、「君たちは仕事ができないので、これこれの時間を使ってなになにを学び直したまへ」と政府が宣うのがリスキリング支援である。
政治家の皆々様から始めていただきたい
本当に余計なお世話だ。国民に対する侮辱だとすら思う。政治家の皆様には、他人の時間の使い方について口出しする前に、自分の時間の使い方について考えていただきたい。ちゃんと仕事をしていただきたい。
政治家はどうあっても日本の低迷を国民のせいにしたいようだが、もしこの国でリスキリングを強制されなければならない者がいるとすれば、このように仕事がまったくできない国会議員をおいて他にいない。
岸田文雄の息子氏がリスキリングして転職するというのであれば、僕も全力で応援しよう。
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