僕は昨年の大盤振る舞いにホイホイつられたPixel 7ユーザなので、先日発表されたPixel 8もそこそこ注目していた。僕自身は生粋のAndroidユーザというわけではなく、だいたいAndroidとiPhoneを交互に使ってきている。狙ってそうしたというより、その時々でたまたまお値頃だったやつを買っている感じだ。
それで、記事も書いたがGoogleストアクレジットの使い道なさすぎ問題で有効期限が切れかかっていたこともあり、その使途としてPixel 8にも注目していたわけだ。まぁ結果的には、利用できる・受け取れるクレジットを加味しても乗り換えるほどではないなと判断。
Pixel 8の進化
Pixel 7からPixel 8にアップグレードすることで何が良くなるかと言えば、まず思い当たるのはSoCだろう。Tensor G2からG3になる。これによって処理速度が上がる。
Tensor G3がG2を圧倒!Geekbench 6ベンチマークスコア判明 - iPhone Mania
しかしこれもG2に比べればという話であって、iPhoneと比べると無残にもiPhone 12時代のA14 Bionic以下であるという。
驚きの事実〜Tensor G3はA14 Bionicにベンチマークスコアで及ばず - iPhone Mania
こうなると、下取り価格がPixel 7とiPhone 12が同じクラスだったのも、iPhoneのシェアを奪うためというより「端末の価値がそれくらい」とGoogle自身認めているのではないかと穿った見方もしたくなる。つまりPixel 8はiPhone 13相当というわけだ。iPhone 15出てるんですけど。
まぁしかし、スマホでそこまでの高性能が必要なシチュエーションもそう多くはない。実際、僕なんかはユーティリティしか使わないので、Pixel 7の処理能力で別に困っていることはない。ただスマホでゲームしている人にとってはどうなんだろうね。
あとはまぁ、ディスプレイがパワーアップしていたり、多少の小型化が進んでいたりというのがポイントになるだろうか。
ソフトウェア方面ではAIを使った機能は何やら進化もしているようだが、使っていない。そもそもスマホの写真機能そこまで使っていない。OSのアップデートが7年保証されたのは、たとえそこまで使わなくてもリセールバリューにも影響ありそうなので悪くない。悪くないが、大騒ぎするほどでもない。
買い換えるほどではない
まぁそんなこんなでPixel 7からは順当にパワーアップしていると言ってよいものの、では1年程度しか使っていないPixel 7から112,900円払って乗り換えるほどかといえば、それなりの下取り価格(Pixel 7で43100円、Proはやけに高くて7万くらい)を加味してもNoと言わざるを得ない。ストアクレジット30,000ポイントがついてくるものの、そのストアクレジットに使い道がないことは以前記事にしたとおり。
唯一例外は、Pixel Watch 2が滅茶苦茶ほしくて、ポイントがあろうがなかろうが買う予定でした!という人であれば、ポイント分はまるっと値引きと考えられるので、買い換えも検討の余地がある、といったところではなかろうか。その場合はどうせならPixel 8 Proまで検討したい。
iPhoneが見えてきた
まぁ総じて高い。円安を考えれば仕方ない面もあるが、しかしiPhone 15と比べられてしまう価格というのは厳しい。
購入前に要チェック!Pixel 8とiPhone 15のスペックを総比較 - PC Watch
それでもiPhone 15に比べれば安いのも確かではある。ただほぼ同額のiPhone 14(112,800円)と比べられると厳しそうな気はする。iPhone 14とPixel 8、同じ価格なら世間の人がほしがるのは前者じゃないかねぇ。まぁ正直、定価の比較じゃつらいと思う。
つまり、ストアクレジットの使い道がある人、つまりPixel Watch 2やFitbitのトラッカー、Pixel Budsシリーズが欲しい人ならばアリってところかなぁ。
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