Parallels Desktopを買うタイミングが悩ましい

Parallels DesktopはMacユーザー御用達の仮想化ソフトである。通常版は8500円、アップグレード版は5300円だが、しょっちゅうセールしているので、その時を狙って買うのが経済的に優しい。ちょうど今も、11周年バースデーセールで25%OFF。素数の年を祝うのは珍しいが、要はセールの口実になればなんでもよいのだろう。したがって、今は年に何度か訪れる買い時の一つだ。しかしそろそろバージョンアップも行われるだろうしなどと思うと、中々悩ましい。Windowsを動かすことは多くはないしなぁ。

(追記)結局見送った「結局Parallels Desktopのアップグレードは見送った

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Windowsが必要なこともある

2017年、最近はWebブラウザさえあればたいていのことはできるし、また各種サービスや周辺機器がMacにも対応してくれることが多くなった。だが、まだまだWindowsが必要な作業は残っているものだ。私の場合は、電子工作で使うようなモジュールや、測定器の開発環境を使うために、時折Windowsを起動する必要がある。

たまにWindowsを使うためだけにPCを用意するのは大仰なので、Mac上で仮想化ソフトを動かして使う。一応Windowsのマシンも所持してはいるが、いわゆる2in1というやつで、スペックがあまりよくない。あくまでホビー用途である。それに、Mac上で動かすほうが操作性やら何やらがネイティブよりもむしろ良いとも感じる。

Parallels Desktopを使っている

仮想化ソフトでは無償のVIrtualBoxなどもあり、Macにも対応しているのだが、一般的には有償のVMware FusionかParallels Desktopを使っている人が多いようだ。どうせWindows自体が高いのだから、仮想化ソフト代を節約するよりは使いやすいものを使おうということだろうか。私も、LinuxはともかくWindowsをVirtualBoxで動かそうという気にはならない。

私が使っているのはParallels Desktopで、確か大昔、体験版で一通り比較した時にグラフィックがVMware Fusionよりちゃんと動いたからという理由だったと記憶している。といっても、私はたまにWindowsを使うことがある程度なので、VMware Fusionでも問題はないだろうと思う。ライセンスの制限のことなどを考えると、むしろVMware Fusionのほうがよいかもしれない。Parallels Desktopは1台のみだが、VMware Fusionは複数台インストールしてよいことになっており、複数台のMacを持つ身としては非常に有難い。

とはいえ、私のMacBook AirでOSの仮想化はちょっとばかり荷が重いので、別に仮想化ソフトをインストールしたいとも思わず、馴染みのあるParallels Desktopからわざわざ乗り換えようというほどではない。

アップグレード版の買い時ではあるが…

現在Parallels Desktopのバージョンは12。私が使っているのはバージョン10。このバージョンはSierraをサポートしていない。そろそろアップグレードを考えないといけないだろう。ちょうど11周年バースデーセールとやらで、通常5,300円のところ25%OFFの3,975円となっている。バンドルセールとかいう使わないソフトの抱き合わせセールより有難い(と言いつつ昔それでついてきた1Passwordをいまだに使っているが…)。買い時というやつである。

しかし、私のメインデスクトップマシンであるMac miniはいまだEl Capitanであるし、また当面アップグレードさせる予定はない。もしアップグレードさせるとすれば、もう少し待って、一気に先日発表されたHigh Sierraにしてしまう気がする。

恐らく、バージョン12が正式にサポートするのはHigh Sierraまでであろう。そうすると、今買ってしまうと、来年の秋に出るであろうmacOSの新バージョンへの乗り換え検討時にこのソフトの存在が足枷となってしまう。

今さら新しいOSを一刻も早く試したいと思うわけではない。だがMacの買い替え時期などとかぶると、有無を言わさず新OSになる。その頃どうなっているかはわからないが、2018年の秋〜冬にHigh Sierraの次のOSを早速使っている可能性はそれなりにあるだろう。となると、この時期にアップグレードさせるのはなんとも微妙である。

だが、アップグレード版を購入できるのは2つ前のバージョンまで。つまり、例年夏頃に新バージョンが発売されることを思うと、アップグレード版をセール価格で購入できる最後のチャンスかもしれない(来月もなにかしてそうな気もするが)。Parallels Desktopの値付けは絶妙で、アップグレード2年おきと通常版3年おきで年単位の価格があまり変わらない。つまり、アップグレード版を2年おきに買うほうがよいということだ。

(追記)…と思っていたのだけれど、あれから、なんだかいつまでたってもアップグレード版の宣伝が毎年くる。ということは、まだまだ使える……のだろうか、よくわからない。

ただし、通常版については40%オフという大幅な割引がなされることもあり、それを見計らってバージョン13を購入できれば、そちらのほうがリーズナブルである。

……などと考えだすと非常に悩ましいのであるが、せいぜい1,000円2,000円の話であるし、必要なソフトなのだから、グダグダ考えていないでアップグレードせいよと思うが、それでも心定まらない小市民の私であった。

ちなみに、Parallels DesktopにはPro Editionという年払いのサブスクリプションプランもあり、こちらは今買うと(アップグレードに限り)永続的に60%オフ(10,000円/年→3,975円/年)という内容だが、私の用途では必要ないので除外。というか、さすにがここまで値を下げられると最初の値付けがおかしいのでは?と思えてならぬ。

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