先日、移動先でプログラムを 普段仕事で使っているiMac 2017の、十数倍の処理速度が出て驚いた。5年前のモデルである、MacBook Air 2013が、2017年に発売された最新のiMac 2017(27インチ, Fusion Drive 2TB)に勝っている性能は一つしかない。ストレージ性能だ。
ストレージ性能の勝利
考えてみれば当たり前のことかもしれないが、実際に目の当たりにするとやはり驚きがある。あるプログラムで、iMac 2017よりもMacBook Air 2013のほうが速かった。
それは、100万行ばかりのcsvファイル2つを参照し、条件に基づいてデータの書き換えを行うようなプログラムだ。泥臭い書き方をしていることもあり、そこそこの読み書き(それも相当に細かい)をすることになる。
普段は仕事で使っているiMac 2017で実行しているのだが、席を離れて実行する際、私用の愛機MacBook Air 2013(11インチ)を使ったところ、処理速度が十数倍であった。iMac 2017(27inch)にMacBook Air 2013(11inch)が十数倍の差をつけて勝利。
その時は驚いたが、考えてみれば当たり前か、とも思った。iMac 2017は2TBのFusion Driveで、SSD部分は128GBしかなく、大部分はHDである。一方MacBook Air 2013は256GBのSSDで、このモデルのストレージ速度は当時大きく話題となった。
ストレージ速度だけを取ってみれば、MacBook Air 2013のほうが性能が高い。もちろん、それはiMac 2017がFusion Driveだからで、もしSSDのみにカスタマイズしていれば、結果は異なったろう(それ相応のプライスとなるが)。
つまり、これは畢竟Fusion DriveとSSDの差である。
私の愛着ある愛機MacBook Air 2013が勝利(?)したということで、ちょっと嬉しかったのだが、こういう結果になるのはそもそもプログラムに問題がある(泥臭すぎる)ような気がすると、ちょっと修正したところ、処理にかかる時間が1/100くらいになった。へい。
CTOでSSDにするか
さて、私のプログラミングのまずさはともかくとして、今回のことで思ったことは、ストレージ性能が大事になる場面もままあろうということだ。今後、iMacやらMac miniやらを購入する時は、Fusion Driveのままでいくのか、それともSSDにするのか、考えねばなるまいなぁ。
というかまぁ、私の気持ちとしてはもうだいぶSSDに揺れている。恐らく次のMac miniはすべて標準がFusion Driveであろうが、どうせメモリの増設でCTOしなくてはならないのなら(標準のメモリはどうせ8GBだろう)、ストレージもやってしまったほうが長期的に幸せになれそうな気がする。なにしろ今のMac mni 2012でも性能としては十分なのだから(メモリは16GB、ストレージはSATA3ながら500GB SSD + 1TB HDに増設済みではある)、次のモデルは冗談抜きで普通に10年使えてしまいそうだ(壊れなければ)。ならば決して悪くない投資だろう。
まぁMac mini 2014でも、ストレージの拡張性は辛うじて残されていたので、吊るしで買って、ストレージだけなんとかする、というシナリオも考えられるものの、やはり手間だし、そもそも最近のSSD高騰の流れから、苦労の割にあまり美味しくはなさそうに思う。というか、クック以降のAppleのやり方を見る限り、そもそも拡張性を残してもらえるかがまず未知数だ…。
やはり理想はSSD 512GBにCTOか。果たしておいくら万円することやら……などと、まだ発売されもしないMac mini 2018の構成に想いを馳せる昼下がり。
コメント
コメント一覧 (2件)
お初です。
MacBook Pro(early2011)を自分でSamsung840Proに換装してからというものの、もうHDDには戻れません。iMac2017も迷わずSSDにしました。AppleブランドのHDDは昔から遅いので今後も早いストレージに分があると思います。
>命日さん
はじめまして。
私も初めてSSDに換装した時の感動は忘れません。いまだにHDのPCが市場に出回っているのは信じ難いごとです。まぁでもFusion Driveでも十分かなと思っていたのですが、128GBはやはり少ないのかなぁという感じです。