一昨年、セールで安くなっていたSATA SSDをホク顔でポチったが、いざ使って見ると異常に劣化が早く、経過観察をしていた。
最後に記事を書いたのが去年の9/4であれから9か月経過しているわけだが、記事を書かなくなったのは、便りが無いのは無事の便りというやつで、まぁその後特に問題なく使えるようになったからだ。というか、使い方を変えたからだ。正直あまり良くないSSDだったのはそうだと思っている。モデルとしてよくなかったのか、ハズレの個体だったのかはわからないが。
前回からの変化
前回記事では、2023/9/3の時点で健康状態が83%であった。で、その後1年近く経過した現在、77%程度でおさまっている。
まぁ以前として「劣化早くね?」というのが偽らざる気持ちではあるものの、許容できないほどではない。少なくともあと10年このSSDを使う予定も特には無いし。
なのでまぁいいか、ということで、記録もしなくなっていた。
Dropbox経由で激しくファイル操作をしていた
変わったことといえば、Dropbox経由での大量のファイル操作をしなくなったことだと思う。
自分はDropbox Plusのユーザなので、2TBのオンラインストレージを利用できる。で、Dropboxの同期能力はたいへん高いので、多くのファイルを高い頻度で作成・削除してもうまくこなしてくれる。これはオンラインストレージとしてたいへん素晴らしいことで、同様のことをQNAPのNAS + ソフトウェアQsyncを使ってやろうとするとたいへんつらいことになる。まぁDropboxも昔はすごい勢いで重複ファイルが出来たものなので、地味だが着実な改善を続けてきたのだろうと思う。これはDropboxがすごい。
で、Dropboxの非機能試験をするかのごとく、自分の使い方では激しいファイルの作成・削除があった。具体的には流行のAIイラストをローカルのStable Diffusionで大量に生成しては削除を繰り返していた。多い日は一日1000枚くらいやっていた。また、プログラムを使ったリネームはファイルの補正なども大量にしていた。……と言っても、逆に言うとその程度なんだが……どうやら、この程度でもCrucialのCT2000BX500SSD1には重たかったようだ。
この操作をSATA SSD上から外した(Dropboxをとおさないようにした)ところ、健康寿命の減少速度は急激に収まった。なので、多分この操作の負荷に耐えかねていた、ということでいいと思う。
大容量の書き込みで速度が突然遅くなる現象もあり
他にも、このSSDはかなり性能に難があるものであることが使っていてわかった。大容量のファイルや大量のファイルなどで、転送に一定時間かかるファイルものだと、一定時間経過すると突然書き込み速度が低下する。なんならハードディスクより遅いくらいになる。これは地味に不便なところの一つだ。
よろしくなかった
Dドライブでデータ保管的な用途が多い現在はさほど問題はないが、Cドライブだと耐えられなかったのではなかろうか。総合的に見て、あまりよくないSSDなのはそうだと思う。モデルの問題なのか、個体の問題なのかはわからない。いずれにせよ、Crucialに対する僕の信頼はちょっと落ちた。
まぁ、今となってはわざわざSATA SSDを買うこともないだろう。NVMe SSDも値段が熟れてきたし……と思ったけどまたちょっと高くなってるのかな最近。まぁでも、スロットさえ空いているならNVMe SSDのほう買いたいね。
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