いつぞやから、Android版Chromeでタブとアプリの統合なる機能が実装されました。Chromeのタブの一つ一つをアプリとして扱うよ、的なものです。Google様の言うことだからとなるべく使うようにしていたのに、いつの間にか廃止となりました。
いつの間にか実装されていつの間にか廃止
この機能がデフォルトでONになったのか、それともアップデート時に執拗に薦められてONにしたのかは覚えていませんが、最初うざったいと思ったものの、アプリとして扱えると、画面下部のナビゲーションバーを使ってタブの操作がある程度できるようになることに気づき、使うようになりました。手の小さい私におって、Xperia Z3のような大型スマホの操作は、苦労するのです。が、強烈にアピールしていた割には、あっさりと機能が削除されました。なんだったんでしょう。この変遷は、いろんな意味でGoogleらしい。
過渡期の痕となったか
調べてみると、バージョン51からの仕様変更らしい。「Chrome仕様変更 タブとアプリの統合が無くなる | mixed digitable」の記事の人は非常に共感するところです。Chromeのタブ操作をしようと思うと、画面の上まで指を伸ばさないといけないんですよね…これがつらい。アプリとして操作できると、前述したように、ナビゲーションバーでタブの削除、移動ができるので、けっこう便利でした。
とはいえ、この問題の本質は、操作できる場所を画面上部に固めすぎということです。しかし、タブとアプリの垣根をなくすという試みは、Webアプリ自体を意識してのものでしょうから、どうもそんな流れはこなさそうな昨今、この機能の追加と削除を過渡期の試行錯誤として、マニアックな歴史的知識として埋没させるのは、妥当な判断と思います。実際、操作には便利でしたが、タブで埋まる起動アプリ一覧を見ていると、筋悪な感が否めませんでした。
なお、操作できる場所が届かない問題について、一部のAndroid端末や、iPhoneにおいては必要に応じて画面全体を縮小する、あるいは上部を下にずらすという、力技で解決しています。Xperiaでも実装されればいいのに。
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