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Happy Hacking Keyboard(HHKB)でEmacsキーバインド

(2019/11/23追記)ドライバ周りは今でも使えますが、XKeymacs周りは「Windows 10 + US配列のMac系キーボードで英かな変換とEmacsキーバインド – 或る阿呆の記」を参考にkeyhacを使ったほうがよいと思います。

私はHappay Hacking Keyboard Type-S、通称HHKBを使っています。もちろんUS配列版。キーを極限まで減らしたコンパクト志向でプロユース。こういう製品っていまだにあまり見当たらないのはなぜでしょう…。コンパクトで打鍵感に重きを…という時点で選択肢がほとんどなくなってしまいます。まぁそもそも、キーボードに金をかけようという層が少ないのかも知れませんが…。

目次

やりたいこと

HHKBをWindows 8 Proで快適に使うための備忘録を兼ねたメモです。条件は以下。

  • ◇キーを自由に使いたい
  •  Emacsキーバインドを利用したい
  • でも普通のショートカットキーも使いたい

Emacsキーバインドと、普通のショートカットキーをどうするかが問題です。

手順

具体的な手順。

◇キーを使えるようにする

まずスペースの両隣にある◇キーを使えるようにします。具体的には、◇キーに変換、無変換キーを割り当てます。これはキーボードのドライバとして101配列ではなく別のものを使う必要があります。Windowsではキーボードレイアウトの変更にはレジストリの書き換えをしなければならないのが面倒なところです。一応公式でもちゃんと説明されています(「Happy Hacking Keyboard | Happy Hacking Keyboard Professional/ Professional2 | PFU」)。推奨としてよくわからんシェアウェアをインストールしろとか言われますが、普通にレジストリエディタ使ってレジストリ書き換えるのがよいでしょう。

検索でregeditとしてレジストリエディタを立ち上げ、¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥i8042prt¥Paremetersにアクセス。んでLayerDriver JPNを、kbdlk41a.dllにします。そして再起動。以上完了。

これで◇キーを変換、無変換キーとして使えるようになります。

XKeymacsのインストールとキーコンフリクトの対処

このへんは好き好きですが、XKeymacsをインストールします。XKeymacs  XKeymacsは、問答無用でキーバインドをEmacs準拠にしてしまうものです。そんなわけなので、使うと既存のショートカットキーとコンフリクトしまくりです。一応各アプリごとに挙動を変更することはできますが…。その対処がポイントです(参考:「XKeymacsでWindowsキーバインドとEmacsキーバインドを併用する方法 - 地平線に行く」…ナイスアイディアですこれ。現状最適解じゃないでしょうか)。

右CtrlキーをXKeymacsの対象から外します。これにより、左Ctrlキーを使うとEmacsキーバインド、右Ctrlキーを使うと既存のショートカットキー、という風に使い分けができます。素晴らしい。

HHKBに右Ctrlキーはないやろという当然のツッコミがありますが、これも対処します。プロパティ画面を開き、「詳細」タブからカテゴリで「その他」を選び、コマンドのC-を選択。現在のキーからRight Ctrlを削除します。これでOK。

そのほかの選択肢として、Auto Hot Keyなどのソフトが有力な選択肢でしょうが、Auto Hot Keyは私には複雑過ぎます…もう見るからに面倒臭いです。Xkeymacsの細かい設定のいらない力技一発な感じが、非常に好印象でXKeymacsを使用することにしました。まぁその分、キーコンフリクトが激しく対応策が求められるわけですが…。

右Ctrlキーを左◇キーに割り当てる

前述したとおり、右CtrlキーはHHKBにはありませんので、なんらかのキーに割り当てる必要があります。ここで、私は左◇キーに割り当てました。右◇キーにはWindowsキーを割り当てました。それぞれ変換、無変換ということになっているので、割り当て変更もできるのです。余談ですが、Windows 8ではWindowsキーを割り当てると何かと便利です。例のスタートボタン廃止という謎仕様のせいですね。Classic Shellなどのソフトウェアを導入しているならその限りではないですが…まぁでも、Windows使うならWindowsキーは使えれば便利だろうと思います。

ついでに右Altとか使わないなと思い、これにも右Ctrlキーを割り当てました。まぁこのへんは好き好きでいいと思いますが、左◇キーに右Ctrlキーを割り当てると、Macのコマンドキーっぽくなって良い感じではないでしょうか。

ところでキーの割り当て変更ですが、レジストリいじいじできる人はよいですけど、できない人はフリーソフトを使うとよいでしょう。いろいろあると思いますが、変換、無変換キーの割り当てを変更するのでJIS配列に対応している必要があります。私はChange Keyというソフトを使っています。シンプルでわかりやすくてよいです(「「Change Key」非常駐型でフリーのキー配置変更ソフト - 窓の杜ライブラリ」)。Windows 8 Proでも動きました。Windows Vista以降のOSで動かすときは、「管理者として実行」する必要があります。

Ctrl + スペースに IMEのON/OFFを割り当てる

US配列のキーボードだとIMEのON/OFFはAlt + `という嫌がらせのようなコマンドですので、もう少しやりやすいようにします。設定方法はIMEによって異なりますので、適宜お調べください(手抜き)。私の場合はCtrl + スペースに割り当てました。右Ctrlキーを左◇キーに割り当てているので、こうするとMacと同じような感覚でIMEのON/OFFができるようになります。

ところで私はIMEとしてATOKを使っているのですが、なぜか変換、無変換キーをIMEのON/OFFに割り当てることができなかったのですけれど、いったいぜんたいなぜなんでしょう…?まぁもういいですけど…。

おわり

まぁだいたいこんなところで完了です。HHKBを使うような人なら皆さんいろいろ拘りがあったりするのでしょうが、私はEmacsキーバインドが使いたい!普通のショートカットキーも使いたい!ということ以外には特に欲求もありませんので、これくらいで済みました。まぁ備忘録ですが、私のような人は他にもいるだろうと思い記事にしてみました。

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