ポケモンGOは歩きスマホより話すことがあるはずだ

私は飯時くらいにしかテレビを見ませんが、最近必ずやっているのがポケモンGOの話題です。連日取り沙汰されているだけあって、いまや総理大臣並の知名度を誇っていますが、その報道のされ方が、歩きスマホがとか運転中にとかそんな話ばかりで、なんだかなぁと思います。

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歩きスマホはマナーの問題

断言しますが、ポケモンGOで歩きスマホをする人は、ポケモンGOがなくてもします。というか、ダメだと言われているにも関わらず歩きスマホでポケモンGOをする人が、ポケモンGOさえなければマナーよくスマホを扱うと思いますか、と逆に聞きたいです。運転中のスマホいじりだってそうです。ポケモンGOがなくてもやりますよ、そういう人たちは。これはスマホのマナーの問題であって、全然ポケモンGOの本質的問題ではないはずです。「2015年歩きスマホに関する実態調査」という記事もあるように、昨今では元から問題になっていましたし。

MVNOが変な張り切り方をしている

私がそれより気にかかるのは、妙な便乗商法です。いや、真っ当なものであればそれはもちろん商売ですから問題ない、むしろ歓迎されるべきことですが、Pokemon GOしか使えないSIM、日本通信が発売 - ITmedia ニュース」こんなのが売り始められたりしていると、これはちょっと。

1GB/月で初期費用1,500円、毎月500円のポケモン専用データSIMですが…これならDMM mobileでも契約したほうが良いですねぇ(480円/月)。まぁ、ポケモンGO以外に使えない、という「制限」をウリにしているのかもしれませんが、それにしてもねぇ…。

他にも、ポケモンGOの通信費用を無料にするとか、そういうよくわからないサービスも出始めています。Engadgetが「「ポケモンGO通信無料」の格安SIMは無意味? 便乗より本質的な競争をMVNO各社に望む:週刊モバイル通信 石野純也 - Engadget Japanese」という良い記事を書いていますが、この記事の検証によると、やり込んでも月1.5GBもあれば足りるし、そもそも高速通信をオフにしても良いだろう、と至極もっともな指摘がされています。記事では、便乗より本質的な競争を、と結んでいますが、まったくその通りです。

私がこのMVNOの動きを嫌だなぁと思うのは、どうも、わからない人に売りつけようとしている魂胆が透けて見えるからです。実際、知っている人は、まったく魅力を感じないでしょう。売る側はすべてわかったうえで、売りつけようとしているのではないですかねぇ。あまり、よろしくないと思います。

こういうのこそ、注意喚起してほしいものです。他に、詐欺行為も横行しているようです。ネット上でも詐欺広告が早速蔓延しているようで(この手の詐欺広告は昨今のソーシャルゲームなどでは必ずあります。引っかかる人がいるのかと思うのですが、いるからあるんでしょうね…やるせなくなります)。

ARの意義

あと、個人的にもっとAR(Argumented Reality, 拡張現実)を利用したゲームであることの意義を発してほしいなぁと思います。AR、というかVR関係は、盛り上がっては盛り下がりを繰り返していて、なかなか陽の目を見なかったのですが、それが今回、こうして大ヒットを飛ばすゲームの根幹になったのですから、AIにおけるディープラーニングほどのインパクトはないにせよ、もっと技術的な視点からも取り上げてもよいと思うのです。私の母がVR・ARを覚えたら、テレビも捨てたもんじゃありません。

20年続いたブランド、ゲームの進化

ポケモンが最初に出たのはもう20年も前のことです。私は中学に入ってから友人にもらった赤をプレイしただけですが、小学生の時、とても流行していたことを覚えています。懐かしい…。ゲームボーイなんて、今の子供に見せたらどんな反応するでしょうね。20年の歴史を誇るゲームは、そう多くはないですよ。この歴史を振り返るだけでも、感慨深いものがあります。

そしてあの頃からの、ゲームの進化は目覚ましい。それとも、進化したのは見た目だけとか、そういう話もありますか。そういう議論も、いいですね。楽しい話です。

色々な論点があると思うのですけれど、どうもテレビは歩きスマホだの任天堂の株価(金の話!!)だの、そんなことしか話せないのかと、寂しさを感じます。面白いゲームが出てみんなが夢中になっている、これは楽しい話です。そんな、自然災害でも起きたかのような神妙な顔をして語る話ではないですよ。

我こそ○○町最強のポケモンマスターであるクソガキどもかかってこい、くらいのことをゲストのオッサンには言ってほしいもんです。

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