自分は生活力がなくて、料理もまともにできないのだけれど、なんとかしたいと思っている。で、手始めにミールキットなるもので、とにもかくにも火を使い、毎日の弁当を不格好でも続けることに決めた。
ミールキットの調達先は例によってAmazon頼み。Amazon フレッシュを使っている。
ミールキットを知る
ここ半年ほど一人暮らしを続けていて、食事はどうしても外食や出来合いのものを多く買ってしまっていたのだけれど、できれば料理したい、と思っていた。それはコスト的な面もあるけれど、自分で料理すれば野菜をもっと取れるだろうし、最近悪者にされていることが多い炭水化物の摂取量もコントロールできると思うからだ。
ところが自分はまったくもって料理ができない。というか、生活力が基本的にない。そのことは今たいへん反省していて、目下改善の努力を続けている。
とはいえ料理面についてはどこからアプローチしてよいものやらわからなかった。そもそも帰ってきたら9時やら10時やらになっていることが多いし、飯を作る時間がない。
そんな折、たまたま街で出会った友人夫婦と飯を食っている時に話したところ、ミールキットなるものがあることを教えてもらった。
ミールキットとは、必要な具材がある程度加工された形で送られてきて、あとはそれを炒めたりなんだりするだけですぐにできてしまうもののようだ。なるほど、それならできそうだ。
電子工作だって、最初は電子工作キットを見よう見まねで半田付けするところから始めるものなぁ。料理だって、本当なら親の手伝いやらなんやらで少しずつ習得していくのが正道なんだろうけれど、俺はそういうことはしなかったし、となると、手始めにキットから始める、というのは良い選択肢に思えた。
Amazon フレッシュを知る
調べてみると、ミールキットの業者というのはけっこうあるらしい。業者の比較記事なんてのもある。考えてみれば、共働き夫婦にとっては福音かもしれない。
が、業者比較を見ていると、なんだかそれだけで疲れてきた。なにしろ自分にはわからないことだらけだし、どうもアウェー感がある。なるほど、普段コンピュータを触らない人がPCやスマホを買うために調べている時などは、こういう気分なのかもしれないと思った。そりゃしんどかろうなぁ。
これじゃ、調べているだけで終わってしまいそうだなぁ……なんて思いつつ、そういえば以前、Amazonも生鮮食品を取り扱い始めた、ネットスーパーに黒船、とかなんとか、そんな記事をよく見かけたことを思い出し、Amazon フレッシュで取り扱っていないのか調べてみる。
結果、品数は恐ろしく少ないものの、Amazon フレッシュでもミールキットを取り扱っていることがわかった。八宝菜とか、豚肉の甘酢炒めなど、二人前800円くらいで冷蔵・冷凍のものが数種類ずつある。まぁ二週間で全部制覇できそうな数である。が、あることにはあるのだ。
まずはやってみようと
Amazonなら、難しいことは考えずにすぐ始められる。なにより馴染みがある……ということで、まずAmazon フレッシュでいくつかミールキットを調達することにした。
Amazon フレッシュは、利用するのに月額500円かかる他、送料無料にまで持っていくには6,000円以上一度に注文しないといけない。なかなか厳しいが、初月は会費無料であるし、ついでに焼酎や紅茶などのよく消費する嗜好品を買えば、一週間分で6,000円くらいにはなる。22時から24時という時間帯の宅配が可能であることもたいへん有難い(できれば利用したくないものだが…)。
毎日届くタイプではないが(ミールキットは毎日お届け、というサービスがよくあるようだ)、ほとんど家にいないので、毎日来られても困るから、それはいい。
やってみた
以下は、初めて頼んだミールキットである「八宝菜」。
説明書と一緒に具材の一式が入っている。あとはこれを炒めて、最後水で溶いた片栗粉(これは自分で用意する)を混ぜるだけだ。はー、そんな感じなんだなー。
出来たらお皿に盛り付ける。
Amazon フレッシュのミールキットは基本2人前なので、一人暮らしの自分にはやや量が多い。が、余った分は次の日の弁当に回せばよい。まぁランチがいつも前日の夕飯というのは悲しいので、そのうちなんとかしたいところであるが……。
同じような感じで続けて、一週間、二週間、お弁当生活を続けた。最初の2日は冷蔵のキット、あとの3日は冷凍のキット、という風に使い分けた。ときにはミールキットではなく、スーパーで野菜と豚肉を買って、野菜炒めにすることもあった。
正直帰ってきて火を使うのがしんどい火もあったが、自分のためだと言い聞かせて頑張った。弁当箱はプラスチック製で、親油性が高いために油汚れが落ちにくいことを知った。調べてみるとアクリルたわし等が良いらしいが、職場の人曰く「手で擦ればいいよ」とのことで、やってみると本当に落ちた。
職場の人からは他にも、日持ちのするものを土日にまとめて作ったらいいよとか、仕切りのカップをもらったりとか、色々なノウハウを教えてもらった。皆、色々なことをよく知っているものだなぁ。自分が知らなすぎるのもあるだろうけれど。少しずつでも、レベルを上げたいな……。
ミールキットでどうなん
ところでミールキットの評価についてだが、これは確かに大きな時短になると思った。ほとんど炒めるだけなので料理が出来なくてもなんとかなるし、料理だめな人の入門キットとしても良いかもしれない。
ただ、コストは当然ながら安くはない。まぁそこに価値を置いたサービスじゃないからね。
そして、これはAmazon フレッシュのミールキットのことだけれど、やっぱりいくらなんでも品数が少なすぎる。その少ない品数も何か被っている。もう豚ばっか食ってるよ。
いくつか、渡り歩いてみたらよいのかもしれんね。火を毎日使うだけでも、少し慣れてきたような気がしなくもない。いつか、休日の時間を有効に使って、作り置きを上手に使って、良い食生活を送れるようになりたいもんである。
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