私は現在スマートフォンはXperia Z3を使っています。OSはAndroidです。最近になってようやくmp3プレイヤーを専用で持たずスマートフォンで音楽を聞くようになってきたのですが……うーん、Androidの音楽管理は、難しい。私がPC(Mac)ではiTunesを使って管理していることもありますが、それを差っ引いても、なかなか、難しいのではないかな…。
-> 追記:Appleに抵抗がなければ、一つの解として「Android のミュージックプレイヤーは Apple Music を使うことにした」
MicroSDが使えるXperia Z3を買ったのに
私は昔から音楽が好きで、中学生の時から購入したり借りた音源をmp3で保存し続けてきたのは、多分私の人生のうち先見の明と言える数少ないことの一つです。まぁそのおかげで、Windows時代のあまり熟れていなかった時代からの遺産が残っているので、データベースはややカオス気味ではあるのですが…また、今となっては絶対に聴かないよな、と思う曲もなんとなく消去できずに残しているのは、果たしてよいことなのか悪いことなのか。
そんなわけで、100GB近い音源が私のPCにはあります。別になにもこれをすべて持ち出す必要はないのですが、かつで手のひらにCDラックのすべてがおさまったiPodに感動した自分としては、できることならスマートフォンで全部持ち出したいのです。iPhoneはようやく128GBモデルを出しましたが、長らく64GBモデルまでしかありませんでした。今回Xperiaに鞍替えしたことで、128GBのmicroSDが使えるということで、ようやく長年の夢が叶った…と思ったのもつかの間、Android用のミュージックアプリは数あれど、いまだに自分の欲求をすべて満たすものがありません。
いくつかの難題
恐らく難題の根源には、私がMacでiTunesを使い楽曲を管理していることもあるのだと思います。しかし通常の自分で階層をつくりフォルダ管理をしていたとしても、やはり同じような問題が起きるはずです。
日本語の壁
日本特有の問題として、漢字の問題は非常に大きいでしょう。iTunesとiPhoneは、恐らく独自の実装で読みがなに対応していますが、Androidで同様のものを実現しているものを未だに見つけられていません。100GB分のアーティストから、読みがなに対応していない状態で目当てのアーティストを探すのは、ちょっと、いやかなり骨です。といって毎回検索窓を使う?いやいや…。さらに、ひらがなとカタカナをわけるものもいくつか。そしてなんといっても文字化け!ID3タグの問題もあり、これについては色々とデータをいじりましたが、それでもまだまだ文字化けが残ります。プレイヤーによって文字化けっぷりには随分差があります。
アルバムアーティスト
一つのアルバムに複数のアーティストの楽曲が含まれているのはよくあることですが、どうもAndroidだと現状これに対応させるには、やや不細工な階層構造でディレクトリを構成しないといけないようです。iTunesにはアルバムアーティストという機能がありますが、フォルダに反映されているわけではないので、Androidでの管理は難しい。
楽曲の表示スピード
いくつものアプリを使っているうち、Rocket Playerなるものが、一番Macとの相性がよさそうでした。なにしろ有料とはいえiSyncrというアプリを使用すると、iTunesと楽曲、プレイリストが同期できて、そのアプリと同じ開発者が同じシリーズとして作成しているので、これはMac使いには嬉しいアプリです。ところが、このアプリはどういうわけかアーティストなどのリストの一覧を表示するのが異常に遅い。SDカードのアクセスが遅すぎるのかとも思ったりしましたが、他のミュージックアプリではそんなこともないので、やはり何か問題があるように思うのですが…。
トラック番号や再生時間が反映されない
どうしてこうなるのかよくわからいのですが、いくつかのアプリではトラック番号や再生時間が反映されませんでした。Google Playなど。Rocket Playerはこの問題はクリアしています。
OSXとiOSは楽
やはりOSXとiOSの連携は実に素晴らしく、楽だということでしょうか。結局私は音楽再生用には基本的にiPhoneを使っています(多くのBluetooth機器との連携も、XperiaよりiPhoneのほうが安定していました)。Androidで楽曲を管理している人たちは、どうしているのでしょう。自分で頑張ってフォルダ管理しているのでしょうか。それもそれで手ではありますが…。賛否あるものの、とりあえず公式に乗っかっておけば楽にたいがいできる、というのはAppleの強みなのでしょうね。他にうまくできているところがないということは、やはり難しいことなのでしょう。これは技術的な難しさではなく、政治的なものが要因であるように思えます。たとえばソニーには、OSがないとはいえクロスプラットフォームでiTunesとiPhoneのような関係を構築するだけのことはできるでしょう、が。
そもそも100GBも音楽を持ち運びたいなんて人自体が少なく、ハッキリ言えば私のような悩みはメーカーの人たちはあまり考えてくれないのでしょう。お金にならなそうですし。思えば、最初にmp3プレーヤーを買うと決めた時、当時Windowsしか知らなかった私がなぜiPodを選んだかというと、大容量のmp3プレーヤーがそれしかなかったからです。それはそれからもずっとずっと続いて、多くの楽曲を持ち歩きたければiPod Classicを必然的に選ぶことになりました。128GBのmicroSDが使えるようになって、ああこれでお値ごろでAndroidで何も考えず全部持ち歩けるなー、なんて考えていたのですが。なかなかどうして、まだまだ難しいようで…どうしたものか。
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