本記事は、ある日突然延々とGoogleのロゴが表示され続けるだけの板になってしまったNexus 7(2012)を、なんとかあれやこれやして復活させた時の記事です。
ある日文鎮化した旧型Nexus 7
Nexus 7(2012)がお亡くなりになりました 。ブートローダは起動するものの、起動しない。Googleのロゴが延々と表示され、そこから先に進まない、という症状です。きっかけは謎です。特にroot化しようとしたなどもなく、これといったことは何もしていない、のですが。ある日普通にBookLiveの電子書籍を読んでいたら突然。
色々やった末、なんとか文鎮状態のNexus 7(2012)を復活させることができましたので、記事として残します。必要なものとしては、WindowsのPCくらいでしょうか。
やったこと
PCからファクトリーイメージをNexusに直接焼いてやります。以下手順。
ブートローダの起動
なにはともあれ、まずはブートローダの起動です。電源ボタンと音量ボタンの長押しで起動。これでOK。起動後は物理ボタンで操作するようになります。
USBドライバのインストール
次に、Nexus 7をWindows PCに接続します。デバイスマネージャを見てみると、なにかしらのAndroid機が接続されていることはわかりますが、ドライバがインストールされていない為にデータのやりとりができないことがわかります。それで、デバイスマネージャからドライバの更新をします。やり方の詳細は「Google USB Driver | Android Developers」を参照。一応ざっくり書くと、Android SDKをダウンロードして、解凍。で、ドライバの場所を指定するときに、解凍したフォルダのextras\google\usb_driverを指定です。うまくいけば、デバイスマネージャでNexusがちゃんと認識されることがわかります。これで、PCからNexusをあれこれいじれるようになりました。
Nexus Root TooklitでNexusを初期化
別にRoot化したいわけではありませんが、Nexus Root Toolkitを使用して、Nexusを初期化します。詳細は「Gintoki Note: 【Nexus Root Toolkit】を使ってNexus7(2012)を初期化してみよう」なのですが、一応私の手順をざっくり書いておきます。まず、モデルタイプはNexus 7 Wi-fiとかまぁ適切なやつを選びつつ、OSは私は現状最新の5.1にしました。で、最初の状態だとブートローダがロックされているはずなので、まずこれをアンロックします。「Unlock」の項目があるので、まずそれを実行。そしたら、「Back To Stock」の「Flash Stock + Unroot」を、「Soft-Bricked/Bootloop」にチェックを付けた状態で実行。imgをダウンロードしてflash。なんか推奨設定みたいなのをすると、強制flashみたいな項目にチェックが付くのですが、それは付けずに実行。するとなんかプロンプト画面が出て色々ごちゃごちゃやってくれます。終わったらNexus 7の電源を一旦落として、再起動。ダメならもっぺん再起動。そうしたら、復活しました。ちなみに4.1をインストールして、そこから順々にアップグレードさせていく、もできました。
Nexus 7(2012)にAndroid 5.1はどんな感じか
ついでなので、旧型Nexus 7にAndroid5.1はまともに動くのかについても。結論を言うと、まともに動いてます。最初もたつきが感じられましたが、使ってるうちにちゃんと動くようになりました。とはいえ、使って二時間くらいの印象なので、使い込むことができるレベルかどうかはなんとも言えません。そして私がNexus 7を使い込む可能性はかなり低いです。なぜなら5インチのXperia Z3と10インチのiPad Air2があるので、7インチという中途半端な大きさで性能も低いNexus 7を使う予定はないからです。じゃあ何故復活させたのかと言われると、やってみたかったからとしか言いようがありません。
そんな感じでした。
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