だいぶ前ですが。この手の手法が流行っているのかね。
Amaze Cameraという画像処理アプリが、写真を漫画風にすることができるという広告を出しており、マジで?と興味本位で使ってみたら全然そんなことはできず、しかも3日後から毎週960円引き落とされる。エグい。どうも最近似たような手口が多発しているらしい。見違えるような画像処理の広告をしているアプリは詐欺だと考えてよいと思います。そんなことできたらGoogleさんがほっときません。
引っかかったときは自己嫌悪でしたが、Appleに報告したら秒で返金処理がされました。Appleも事態を把握しているのだろうか。なら審査落とせばいいのに。
詐欺みたいなアプリ
引っかかった自分が情けないのだけれど、ひどいアプリに引っかかりました。Amaze Cameraという、劇的に漫画風にできると謳う画像処理アプリで、よく広告を出しています。が、実際にやってみても広告のようにはならず、せいぜい昔からあるカメラアプリの漫画効果と同等です。っていうか多分同じものを使っているんだと思います。コミックフィルターとか珍しくもなんともない。
そんでここからなんですが、放置していると3日後から課金されます。それも960円/週というエゲツない課金が始まります。まぁもちろん、課金される前になんらかのメッセージはあったとは思うんですが、寝ぼけていたのか、Touch IDで素通りしてしまったのだと思います。
怪しさ満点の星5レビュー
レビュー欄を見ると、怪しい日本語の星5レビューと、まともな日本語のランボー怒りの星1レビューで溢れています。怪しいというか、日本語の文字列を使った何かですね。こんなんだよ↓。

こんなんが死ぬほどあります。名前がまず意味不明だし、文章も長いだけで不自然な日本語の羅列であることが、ネイティブの日本人なら小学生でもわかるでしょう。こんないかにも怪しい☆5レビューがずらずら並んで、合間合間に「騙された!」という☆1のまともな日本語のレビューが挟まっているわけで、まぁお察しと言ったところです。
星1レビューには「詐欺とは言い切れないかもしれないが…」と奥歯に物が挟まったような言い回しでリスク回避しているものが多いですが、まぁそういうことです。内心「詐欺だろ」と思ってるんでしょう。私も面倒な言い回しをしていますが、そういうことです。
審査の抜け道
Appleの審査はその厳しさで有名なはずですが、まぁアプリ自体はよくあるカメラフィルターだし、課金額がエグいといっても所詮は言い値だし、誘導方法の紛らわしさもiOSアプリの仕様の範囲だしで、リジェクトする明確な理由がないのかもしれません。このアプリの肝は誇大広告にあるのですが、どんな広告を流すかなんていうのは当然Appleの審査からは外れるわけです。制度の穴をうまくついているな、と感心します。
どうも、この手口は流行っているらしく、その後も似たような劇的な画像処理をしている広告を見かけるのですが、調べてみると詐欺アプリというような状況です。
あからさまに怪しい分まだ可愛げはあるのかもしれない
まぁ、あからさまな分だけまだ可愛げがあるとも言えます。
Amazonのサクラレビュー系などはモノ自体はフツーであるうえにレビューもまともな日本語が多いので(日本人を買収している)、余計に厄介です。ぶっちゃけ詐欺としか言いようがないんだけれど、法的に詐欺と断定できるかと言われれば微妙だと思われます。ただ一つ言えることは、レビューが機能していない、という事実。
Amazonの惨状に比べれば、誰が見たってあからさまにヤバイとわかる分、Appストアは現状まだマシ。恐らく、これから今のAmazonのようにパッと見ではわかりづらく、また普通のまともなアプリを追いやるような状況になっていくのではなかろうか。ゲーム系なんかは既に信用できる状態ではないと感じますし。
どうも、人が増えるとネットは退化するらしい。なんだかなぁ。
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