そういえば、Fitbit Sense 2を購入してもうすぐ2年経過する。そのうちに記事を書こうと思い続けて一度も書かないままだった。
なのでまぁ、取り立てて言いたいことがあるわけでもないのだけれど、所感をつらつらと書いていこう。
購入の動機:有効期限日を迎えたGoogleの詐欺クレジットで仕方なく
そもそも、買いたくてこれを買ったという感じではないんだよね。元々Withins Steel HR使ってたんだけど、別にそれでそんなに不満もなかったし。
購入の動機は、Pixel 7購入でついてきたGoogleストアポイントが、使い道のないままに有効期限の日を迎えてしまったため、ギリギリまぁ買ってもいいか、と思えるFitbit Sense 2をストアで購入した、という経緯だ。
これは売手にとっても買手にとってもあまり幸せとは言い難いマッチングだと思う。これ以来僕はGoogleのストアポイントについては永遠に罵っており、これからも永遠に罵り続ける。記事も書いた。

この記事の内容は、「実質なんてない。値引き以外引くな。結局いくら使って何が手元に残ったのかだけを見ろ」に集約される。これ自体は買い物哲学として完全にまっとうだと思う。最近のポイントは、総額とそれによって得られたものをわかりづらくすることに特化しているのではないかと思わせるところがあり、非常によろしくない。
まぁそれはともかく、Pixel 7自体は当時価格設定が安かったし、さらに下取り価格もバグっていたので、客観的に見るとコスパの良い買い物であったのはそう。当時の記事を引用すると、
65000円で、iPhone SE 2を1年 + Pixel 7 + いらないGoogle Home(ディスプレイ付き) + Fitbit Sense 2
いらないと言いつつ、Google Homeは一応使っている。Fitbit Sense 2も使っている。つまり、全部毎日使っているんだね。Pixel 7はもう3年たつし、Fitbit Sense 2は2年たつし。
そんなら何をそんなに文句タラタラなのかというと、Google Homeはあるから使っているが、なくても別に困らない(Alexaも持ってる)し、Fitbit Sense 2の前にはWithings Steel HRを使っていて、別にそれでも困っていなかった、というのがある。買いたくて買ったというより、他に使えるものがなかったから仕方なく買った、って感じなんだよ。
ただまぁ、iPhone SE2を使い続けるのは色々つらかっただろうし、結局スマホ自体はどこかで買い換えただろうから、色々考えると、やはり客観的には悪くない買い物、ということになるんだけれど、それにも関わらず未だにグダグダ言っているんだから、なんだか誰も救われない感じだ。
所感
さて随分と前置きが長くなってしまったが、Fitbit Sense 2について2年ほど使ってきた所感。
バッテリーがそれなりに持つことを重視するうえで、スマートウォッチを選ぶ場合、だいたいこれかGarminあたりに絞られるのではないかと思われる。アナログ盤大好きならWithingsだね。本当はアナログ盤がよかったけど、Googleストアにはないからね、仕方ないね。
最悪の第一印象
以下は届いた当時のツイートだ。

Fitbit Sense 2
- タップしても画面がつかないことが多い(10回タップしたらつく)
- 画面操作中に突然消えることがある
- 画面表示してから2秒くらいで消えることがある
- ストレスマネジメントが開始されない。永遠にモバイルアプリを開けと言われる
- 誤作動でエクササイズ始まる
返品コースかも
それでまぁ工場出荷時リセットとか、フォーラムに同じ症状の人がいないかどうかを探し回ることになった。買って初日にやったことがこれなんだ。僕の印象が最悪なのも、多少理解できるのではないか。ちなみにフォーラムはほぼ機能していなかった。
その後、結局交換はしなかった。これらの症状は今も続いており、正直初期不良を疑っているが、「そもそも画面はそんなに見ない」という結論になり、一応物理ボタンを押せばとりあえず見られるので、まぁ致命的ではない、と判断した。なにより返品が面倒くさかった。ポイントどうなるの?とかもあったので、これ以上考えたくなかった。
あ、そういえば、腕をあげると画面がつく、という機能があるが、あんまり機能してないように思う。ってか買ってから2年くらいして、Xでそういうツイート見て初めて知ったくらいだから。でも確かに、言われてみるとつく時あるなぁ、って感じ。
睡眠計測は良い
Fitbit Sense 2で数少ないポジティブ評価になるんだが、睡眠計測はWithings Steel HRよりも質が高いと思う。特にWithignsは昼寝とかがカウントされないことが多かった。しかしFitbit Sense 2は、割としっかり拾ってくれる印象。
レム/ノンレムの検出精度は正直わかんないよね。「そうなんだふーん」という感じ。まぁこれは他メーカーでもそう。
バッテリー持ちは公称通り
使い方にも左右されると思うが、基本的には公称通り6日くらい持つ、と思う。可能なら、風呂入っている間に充電したら、ちょうど一日分+αくらいは充電されるだろう、という感じだね。これは考えていたとおりでよかった。6日くらい持つと、よほど長い出張でもない限り、特に充電しなくても対応できるし、こういうところはけっこう大事。
まぁ、基本的な計測ができてることと、バッテリーがそれなりに持つ、というだけで、スマートウォッチとしての役割は果たしている、とは思う。だから使い続けているんだね。
盤面は変更できるが……
アプリ経由でタイルの変更はできる。ただApple Watchと比べるとやはり相当少ないんじゃないかな。いや、Apple Watchの事情は知らないんだけど、これだけってことはないだろう。とはいえこれについては仕方ないかなぁ、とは思う。市場規模が小さいからね。
ってかさー、別にオシャレな表示とか求めてなくて、ただ僕が表示したい項目を選ばせてほしいだけなんだよなぁ。それってそんなに難しいかね。僕が選びたいのはタイルではないしフォントではないしダリのようなデザインでもない、表示する項目なんだ。ユーザエクスペリエンスってそういうことだろう、と僕は思うんだがね……。
エナジースコアとかは参考にならない、と思う
まぁ人によるのかもしれないが、少なくとも僕は参考になったと思ったことはない。別にあって困るものではないが、これに期待はしないほうが良いと思う。
他にもストレス計測だの突然の瞑想レコメンドなど色々あるけど、このへん参考にしている人っているんだろうか。
Web版ダッシュボード廃止は許されない
個人的にゲンナリさせられたのは、Web版ダッシュボードの廃止だ。「アプリがあるからいいでしょ」ということなんだろうが、スマホのちっちぇえ画面で何を分析すんのさ。ユーザエクスペリエンス!!
通信喪失事件
最近、なぜか突然ペアリングが半端にうまくいかなかくなったことがある。半端に、というのは、一部の情報は送信できているようなのだが、一部の情報は送信できず、またOSレベルだとペアリングしているが、アプリ上では見つからない扱い、という、なんとも奇妙な状況だった。
いよいよぶっ壊れたのか……と思ったが、工場出荷時に戻して再度ペアリングしたところ、うまく通信するようになった。なんだったのか……。
総合的に見て
ということでまぁなんか文句ばっかり言ってるように見えたかもしれないが、実際文句ばかり言っている気はする。正直満足度はそれほど高くなく、僕が3年前の買い物について未だに愚痴っている原因の一つではあるだろう。from:tamasan774 fitbit でTwitter検索したら、2年にわたって騒いでいる僕のツイートが一通り見られるので、ああこんな感じだったんだなぁと興味がある人はどうぞ。
from:tamasan774 fitbit - 検索 / X
ただまぁ、数日以上バッテリーが持つスマートウォッチってけっこう限られるからね。それにまぁ、なんだかんだで基本的な計測機能はちゃんとしている(と思う)。GoogleがFitbitシリーズをどうしたいのか全然わからないんだけど(飼い殺しているようにしか見えないんだが)、バッテリー持ちを重視するなら、選択肢にはなんだかんだで上がってくるんじゃないかね。だからこそ、愚痴りつつも使い続けているんだね。まぁメーカからすると「文句言うなら使うな」という感じかもしれないんだけど、返金してくれるわけじゃあないだろ。
ということで、総合的には、特にオススメはしないけど、別に止めもしないって感じ。個人的には買い換えるなら結局またWithingsになってしまう気もする。



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