M5 MacBook Air を見ておく。誰向けなのかよくわからん

特に買う予定はないんだが、なんか欲しくなったときにあらかじめ調べておくと捗るので、先日2026年3月より発売されたM5 MacBook Airについても一応見ることにした。

目次

スペック

例によって雑に比較する。Geminiに適当につくらせるとAppleのスポークスマンみたいな提灯テーブルだったので、適当につっこんで修正。

項目MacBook Air (M4)MacBook Air (M5)
プロセッサM4チップ (3nm)M5チップ (改良版3nm / N3P)
CPU10コア (P-core 4コア)10コア (Super Core 4コア)
GPU8/10コア8/10コア (Neural Accelerator)
Neural Engine16コア (最大38 TOPS)16コア
メモリ16GB〜 120GB/s16GB〜 (153GB/s)
ストレージ256GB~512GB~
ディスプレイLiquid Retina (500ニト)Liquid Retina (変化なし)
ワイヤレス通信Wi-Fi 6E / BT 5.3Wi-Fi 7 / BT 6.0
バッテリー駆動52.6 Wh / 66.5Wh52.6 Wh / 66.5 Wh
外部ポートThunderbolt / USB 4Thunderbolt / USB 4 (DP2.1対応)
価格164,800 円 / 198,800 円184,800円 / 219,800円

各種コア数は変わってないんだけれど、アーキテクチャ変更がそこかしこにあるという感じだが、ちょこちょこと「ん?」というところがある。

個人的に気になったところいくつか。

伝説のスーパーコア

まず問題はSuper Coreである。なんだそれは。これはどうも例によってApple様がまた名前を変えたらしい。

突然の「スーパーコア」誕生と消えたEコア――Apple M5 Pro/Maxが断行した「CPU大再編」を読み解く:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/3 ページ) - ITmedia PC USER

実際、既に2025年10月より発売されていたM5 MBPではPコア/Eコアだったが、今回の発表で遡及的に変更されたことから、これは呼称の変更があったと言っていいのだろう。

ところが、今回のM5 Pro/Maxチップの発表に伴い、AppleはCPUコアの呼称を“遡及的に”変更し、従来のPコアを「スーパーコア」に改めた。「MacBook Pro」の製品情報サイトを見てみると、既に発売済みのM5チップモデルのスペックにおいて、従来は「高性能コア」と書かれていた部分が「スーパーコア」に置き換わっている。

しかしこれはさらにややこしいことが起きているようで、MBAでは関係ないが、M5 Pro/Maxチップのほうでは、Eコアそのものが廃止され、そこにPコアという名前でまた別のやつがあるんだとさ。何を言っているのかわからんと思うが僕もわからん。

一方で、M5 Pro/Maxチップには、従来のPコアの代わりに新しい「Pコア」が搭載された。要するに、M5チップとM5 Pro/Maxチップで同じ名前なのに位置付けの異なるPコアが搭載されたということになる。

突然の「スーパーコア」誕生と消えたEコア――Apple M5 Pro/Maxが断行した「CPU大再編」を読み解く:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/3 ページ) - ITmedia PC USER

記事によると、新しいPコアは高性能なEコア(高効率コア)では?と推測されている。またさらに穿った見方として、Apple的にはEコアも十分な性能で省電力みたいな扱いを受けるのは不服であり、Pro以上ではEコアを排してそこに新設計のPコアを置いたということなんかも、と踏み込まれていた。

ただそれならそれで別の名前にすればいいわけで、さも従来のPコアがそのままPro以上ではスライドされたかのような印象を与える命名は、やはり不誠実な気もする。ちなみに

いずれにせよ、今回からSoCの命名は大きな変化があった、ことは抑えておく必要がありそう。

GPUのAI対応

次になにこれ?と思ったのはNeural Accelaratorだが、これは要はGPUの中でAI最適化をすすめたもの、と受け止めた。

M5チップ徹底解剖②AI性能を支える「Neural Accelerator」とは? | Mac Fan Portal

生成AI時代にNEはどう考えても力不足。結局GPUだよねという現実。M4ではCPU内にもアクセラレータができていたんだね。M4全然見てなかったわ。M2 Pro買ってて悔しかったから。やっぱ毎回追わないと、後で追うのが面倒くさいな。

つまりCPUにもGPUにもAIのアクセラレータがあるわけで、NEとはなんだったのかみたいな感じになっている。TOPSの公表してないのもAI性能を誤解させると思ったのだろうか。というかウリになってないしなぁ。もう誰もMacのNE見てない。

通信規格は変わったけどどうでもいいや

個人的には無線規格については既に飽和している感あるため、どうでもいい感。Wi-fi 7までいってたのか。もうFFのナンバリングくらいどうでもよくなってる。ただあんまり見てなかったんだけど、6GHzっていつの間にか対応になってたんだね。電波法だと2022年9月かららしい。使える帯域が増えているのは確かにいいだろうな。

あとWi-fi 7はなんか複数周波数帯を同時に受けて良しなにするみたいなことできるっぽいんだが(MLO, Multi-Link Operation)、個人的にはこういう荒業は懐疑的。電波は電波だし、同じデータが全周波数できているわけでもないし。

まぁいずれにせよWi-fi 7対応のルータ持ってないし持つ気もないからどうでもいい。

高い…

若干あきらめの境地に達しているが高い。とはいえSSDが512GBになっているし、止まらない円安を考えると、粘っているほうかもしれない。ただ正直ユーザとしては「値段なりに上がった」という感じがする。

正直体験としてはM4と変わらんだろうと思われる。

まぁMacBook Neoモデルが出たことで、気兼ねなくなったところはあるだろう。コスパ勢はNeo買ってねってことか。

誰向け?

先日のMacBook Neoが非常に明確なターゲット層が見えたのに対し、このAirはややぼやけていると思った。

スペック的には悪くはないが、熱なども考えるとやはり本格開発には向かないだろう。とはいえライトに使うならたいてはNeoで十分な気がする。

つっても、もはやMBPはお値段がたいへんなことになってしまっているので、少しでも費用を抑えながら開発したい、とか制作系の作業をしたい、という向きにとっては希望なのかもしれない

個人的にはそれだったらMac miniのほうが良いのでは…という気もするが…まぁMac miniは昔からニッチ受けなんだよなぁなぜか。Mac miniではキラキラできないからなの?

どうしてもMBA買うなら、M5と同じ価格ならM4の整備済みでメモリ盛ってるやつを買うほうがいいと思う。たとえば今見たらこんなのがストアに出ていた。

15インチMacBook Air [整備済製品] 10コアCPUと10コアGPUを搭載したApple M4チップ - シルバー - Apple(日本)

15インチ, 512GB SSD, 24GB RAMで193,800円となっている。M5の22万より安いが、RAMという物理的な優位性のほうが、ここまでに見てきたアーキテクチャ的な改善を上回るだろう。整備済みはつまり中古ではあるけれど、Appleが保証しているだけあって、個人的には新品と遜色ないと思っている。

所感

特に買う気はないんだが、MacBook Neoが割と興味深かったので、そういやMBAは今どんな感じなんだろうと思って調べた。まぁたまに調べておかないと、ほしくなったときに調べるのがだいぶメンドクサイし、それに一応世情の動きも多少は抑えておく必要はあるだろう。

僕にわかる世情なんて計算資源のことしかないのだから、これは多少面倒でも見ておくのが世間との繋がりというやつになるかもしれないしならないかもしれない。

折を見てMacBook Proも見ていくかな。

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