オジサンが美少女になったら、そりゃもう無敵のチートだよ

Twitterを眺めていると、美しい令嬢に転生したオジサンみたいな漫画の広告が流れてきた。見た瞬間にふふっとなって、まぁ特にその後読んではいないのだけれど、しかし考えてみて、異世界転生もののどんな特殊力よりも、相当なチートだなと思った。

美貌という才能

美しい女性というのは生まれながらにして宝石を身に纏っているようなものだ。常に周囲から一段上の扱いをしてもらえるパッシブスキル持ちである。一方で、その価値を狙った招かれざる客も、下心を隠してやってくるリスクを持っている。また、同性というもっとも多い競争相手からの嫉妬も買いやすい。

つまり、美貌は高い攻撃力と種々の特殊効果を持つ一方で、ヘイトも高いといえる。したがって、美貌を使いこなすには高い防御力と技術が必要である。

難しいのは、防御力と技術は、経験的に学ばなくてはならないものらしい、ということだ。

若手の強み、ベテランの強み

たとえば、新しい技術を次々と吸収して爆速で新規機能を開発する才のある若手は、平時においてはベテランを凌駕するパフォーマンスを発揮するかもしれない。だがそんな輝かしいルーキーも、思いも寄らない突発トラブルを前にすれば、どうしても最初は右往左往してしまうものである。何しろトラブルというやつは、理屈の外からやってくる、わけのわからないものなのだ。

そしてそんな時に頼りになるのが、ベテランと呼ばれる人たちである。ベテランは過去、何度もわけのわからない異常事態を切り抜けている。そしてその中で得られた言語化の難しい暗黙知を大いに活用し、目の前で起きている事象に対処できる。なにより、「わけのわからない異常事態を何度も切り抜けてきた」という実績に裏打ちされた自信がある。極限の状態において、自信というのは人間にとって最後の拠り所の一つだ。

それまで積み上げてきたものは、有事の一撃で脆くも崩れるものだから、チームにベテランは一人はいて欲しい存在である。

もはや強くてニューゲーム

人生の酸いも甘いも経験したオジサンは、人生のベテランであり、高い防御力を持っている。高い攻撃力の使い所も心得ている。自身の行動がどのような影響をもたらすかも、だいたいわかっている。

そんなオジサンが美貌を手に入れたら、そりゃ無双だろう。美貌なんてのは経験の浅い若い女性の時限的な固有スキルだからなんとかバランスが取れるのであって、そんな強力なものを使いこなせるとなれば、紛れもなくチートである。

まぁでも、この人多分二周目だよね、と思わされる人はいるよな。この世界に転生してきた人は、意外と多いのかもしれんね。

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