2018年分の確定申告を終わらせた。ビットコインで損したことを報告しないとね

あの使いづらさを煮詰めたe-taxを乗り越えて、なんとか2018年分の確定申告を終わらせることができた。2018年は暗号通貨の暴落が続いた年で、ビットコインの売り買いをしている自分はそれなりに損失を出してしまったのだが、FXは多少利益が出ていて、それらは区分が違うために損益通算の対象とはならないから、いくらかの税金を納めなくてはならなかった。まぁそれはそういうシステムだから現状仕方ないとしても、暗号通貨の税制はなんとかしてほしいし、e-taxは本当に本当になんとかしてもらいたい

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ビットコインの暴落

2018年の出来事として、ビットコインを始めとした暗号通貨全体の暴落がある。自分は暗号通貨を多少売り買いしていて、2017年は暴騰の年であったから利益が出たものの、今年はやはり損失が出てしまった。暗号通貨による損益は雑所得に分類されるため、利益が出たら取られるその分税金を納めなくてはならないが、損失が出た場合、損失を翌年に繰り越すことができない。たとえば2019年に利益が出たとして、2018年の損失分は考慮されないわけだ。なんともつらい。まぁ利益がでればの話だが……。

ただし、雑所得内での損益通算はできる。具体的に言うと、たとえばこのブログの僅かながらの広告料などは、暗号通貨の損失と合わせて差し引き0にできるのだ。やったね。わーい。空笑い。

FXでは多少利益が出たのだが、これは雑所得とは別枠なので、残念ながらビットコインの損失とは相殺できない。うーん。

コインチェック事件について

ちなみに自分は暗号通貨のメイン取引所としてビットバンクを利用しているが、以前はあのコインチェックを利用していた。乗り換えた理由はもちろん、XEMの盗難事件である。あの時は、自分も一時口座から資金を動かせない憂き目にあい、口座が凍結された時、人は本当に背筋が凍るような思いをするのだと身を以て知ることができた。パニックになるのもよくわかる。売買や資金の移動の自由を奪われるということが、こんなにも苦しく腹立たしいことだとはなぁ

コインチェックも盗難されたという点では被害者なのだが、管理が杜撰であったことは確かであり、またその後の対応も誠意あるものとも到底思えなかった。今はマネーパートナーズに拾われたようだが、失った信頼は大きすぎるだろう。到底使う気にはなれないし、あえて人に勧められる取引所ではもちろんない。国内で一番使いやすい取引所なのは確かだと思うが…。

あの事件では、盗難されたXEMの持ち主は盗難時の時価88円で返金され(どんだけ儲けてたのよ)、しかもその後XEMは暴落に暴落を重ねたから、結果的には悪くないタイミングでの強制利確だったわけだ。まぁ強制損切だった人もいるかもしれないが、それでも傷が浅いうちに損切りできたといえる。一方、XEM以外の通貨を購入していた人たちは、口座を凍結されたため、持っている通貨が下がり続けるのを指くわえて見ているしかなかった。

つまり、コインチェック事件で一番損を被ったのは、コインチェックにXEM以外の暗号通貨をおいていた人たちだった。自分はビットコインしか置いていなかったので(というかコインチェックでアルトコインを買うのは、手数料が高すぎるためハッキリ言ってありえないんだが……まぁそれ以上に2017年は暴騰していたのだが)、まだ早く逃げ出せたが、アルトコイン、特に匿名系の通貨を置いていた人たちなどは最悪な状況におかれてしまった。

なお、一番はやくコインチェックから逃げ出せたのは現金のみを置いていた人たちだった。日本円は法的に守られているため、一取引所が理由もなく口座を凍結できるものではないからだ。暗号通貨は(法定通貨と違い)自由である、などと言われるが、他人様の資産をわけもなく凍結していい自由など御免被る。この事件は、自由とは何か、非常に考えさせられる示唆的な事件だったと思う。

こんな目にあっても、自分は暗号通貨の未来を信じていて、というかそういう日が来るといいなと思っていて、懲りもせずに今年も引き続き暗号通貨で遊んでいる。自分にはトレードの裁量取引の才能が皆無なので、トレード用のプログラムを組んで自動取引を延々と続けているのだが、この自動取引プログラムは私にエラー処理の大切さを教えてくれた 笑。プログラムが暴走するとありえない注文を連発して肝を冷やしてくれる。いつの間にか止まっていて商機を逃した時なんか、とても悔しい。エラーが出ても変な注文をせず、止まらず、24時間動き続け、値を監視する。自分の金が動く様を見ていると、自ずと真剣になれるので、案外、プログラミングの練習によいのではないかと思う。

e-taxどうにかならんかいな

ということで、ビットコインの損失を報告しつつ、ふるさと納税の控除申請と、FXによる利益にかかる税金を納めるため、今年もあのe-taxを利用したのだが、e-taxを利用していると税金を払うのが嫌になる。いったいいくらかけてあのサービスを作り、そして維持しているのだろう。

このご時世にInternet Explorerが前提のWebシステムという時点でお察しなのだが、Windows 10でもIE 11がサポートされるのは2025年迄、果たしてそれまでにあのシステムは刷新されるのだろうか。刷新されたとしても、きっとまた使いづらいんだろうなぁ。PCを使えない爺をセキュリティ担当大臣の置いてしまう我が国が、数年で変わることもなかろうしなぁ。あの件は海の向こうの人たちも驚かせたようで、「PCを使わない、それは確かに最高のセキュリティだね」なんて皮肉られていたが、自国のことでは笑えない。

自分は日本の未来についてはだいぶ憂いている。このままいくとハイパーインフレなんてのも本当に起きうるんじゃないのか、なんてことも思っていて、それは暗号通貨を所持する理由の一つでもある。もちろん未来のために微力を尽くしたいとは思うのだが、どうにもならない無力感。まぁとりあえず、税金はちゃんと払うから、e-taxくらいも少しどうにかならんかいなと嘆きつつ、インターネットバンキングで税金を納めた。まぁできるだけいいっちゃいいのか……。

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