最近、会社のサイトをhttpsに対応させました。もちろん私の本職ではありませんが、零細企業なので一人で色々やらねばなりません。思っていたよりも簡単にできたので、当サイトもhttps対応しようかとも思うのですが、どうにも面倒で、なかなかモチベーションがあがりません。
個人サイトレベルならばhttps対応そのものは楽
当サイトはWebサーバーでnginx、サイト構築にWordPressを利用しています。どちらもhttpsの利用はちょっと設定ファイルをいじるだけで適用できます。既に十分な情報がWebに流れているので、あまりひっかからずにできました。
SSL証明書の取得も、Let's Encryptのおかげでコストをかけずにできました。費用がかからないというだけでなく、導入用のソフトウェアcertbotがたいへんよくできいるために導入も非常に楽で、あまりにも楽なので逆に心配になったほどです。よくできていますね。
アドレス変更にまつわる対応が面倒
面倒なのはhttps対応の後です。httpsとhttpでは別サイトとして扱われますから、たとえばAmazonアソシエイトなどでは別途承認手続きが必要になりますし、GoogleのSearch Consoleなども新たにサイト登録しなければなりません。
いや、それだけといえばそれだけなのですが、それが面倒臭いです。特にAmazonの再審査は心的負担が大きい。当サイトなどは割合硬派な部類だと思いますし、落とされたりなどはないと思いますが、それでも審査というのは気が重いものです。
httpsの重要性を説くページがhttp
https対応にあたって様々なページを参考にさせていただきました。それで一つ気になったことがあります。httpsは重要であるとか、今後必須というような記事はよく見受けられたのですが、それらのページがhttpであることもさほど珍しくなかったことです。
それはhttps対応の面倒さという現実が如実に表れていると思います。当サイトのようなひねた要素のまるでない個人サイトでさえ、ちょっとばかり気が重いですし。まして大きなサイトとなればなおさら、導入の障壁は大きいことでしょう。
その割に、https対応で目に見えて受けられる恩恵というのはちょっと思いつきません。速度が早くなるでもないし、セキュアになると言われても、通販サイトでもないしねぇ。当サイトにもコメント欄はあるので、まぁしたほうがよいのかもしれませんが……。
そのうち対応しようとは思うが
とはいえ面倒臭いということは安全性を高めない言い訳にはならないですし、そのうち対応しようとは思っています。どうせ対応するのであれば早いほうがよい……のですが、うーん、なかなかねぇ。
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