せめて泰然と

少子化対策で消費税率引き上げも検討対象 自民・甘利氏(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース

異次元の少子化対策の中身が増税だったことにずっこけた人は多いのではないでしょうか。税金の話は本当に気持ちが暗くなりますし、腹も立ちます。増税したら子供が増えるなんて、そんな馬鹿なことが起こり得ないことは、政府だって百も承知でしょう。

増税の理由はなんでも良い

つまり、彼らは本当のところ少子化対策なんてやる気がないのです。やる気があるのは増税だけです。増税のための名目がたてば、あとはなんでもよいのです。少子化対策?金がいるね、よし増税だ!理由はなんでも良いのです。

有名な話ですが、理由を添えることで、たとえその理由が理由になっていなくとも、承諾率が上がるというものがあります。

カチッサー効果とは 意味/解説 – シマウマ用語集 によると、以下です。

アメリカの心理学者エレン・ランガー(Ellen Langer)、Benzion Chanowitz、Arthur E. Blankらが1978年に発表した論文によれば、「コピーを取らなければいけないので、先にコピーを取らせてもらえますか?」という道理の成り立たないお願いに応じた人の割合は、「急いでいるので先にコピーを取らせてもらえますか?」という適切な理由の依頼に応じた人の割合とほとんど変わらない結果となった。

この現象はカチッサー効果の一例とされるようです。

政治家はこの現象を巧みに(?)使い、理由にならない理由を述べて、自分たちの権益を増やすことばかりしています。彼らはただ、増税しなくてはいけないので、増税するね、と言っているだけです。いったいそんなことをして何になるのかと思いますが、これは政治家からすれば己の力を増大させる行為になります。増税すれば、それだけ民衆は貧しくなり、一方国家の権力は強大になりますので、政治家にとってはそちらのほうが都合がよいのです。

もちろんそのようなことを続けていけば国という集団そのものが弱くなるわけですが、最近は戦争も起きづらくなりましたし、明治の頃のような切迫感がないのだろうと思います。

日本はまだまだ失える

国というのは下を見ればキリがなく、身分・格差が固定され、汚職にまみれながらも低空飛行を続けている国は存外たくさんありますから、日本という国はまだまだ落ちぶれることができます。

このチャンネルは面白いですね。貧しい国が出てくることも多いですが、なるほどこれでもまだ国としての体面を保てるものなのだなと、妙に感心してしまいます。日本、まだまだ下にいける。

しかしながら、我が国の隣には中国があります。あまり弱くなると、果たして彼らが指をくわえてみているだろうか。日本を取られるとは、太平洋を中国に取られるようなものですから、アメリカもさすがにそこまで弱体化されては困ると思うでしょうし、どこかでいい加減にしなさいよというお叱りがあるかもしれません。

まだ可能性はある……はず

なんだかんだいって、日本人は優秀だと思います。PIAACではITを除き(悲しい)国語と数的思考能力で世界1位を取っています。教育の浸透がなせる業です。国民の平均値が高いというのは悪いことではありません。ポテンシャルがあります。

平均値だけではなく、本当に才ある人材だって日本にはたくさんいると思います。そうした人たちが、存分に能力を発揮できるようになれば、日本いつでも復活できると、本当にそう思います。私とて、国の発展のためならば、身を粉にして働くつもりでいます。

もっとも、残念ながらそうなる未来は今の所見えません。多くの規制や増税の中で、息の詰まるような閉塞感ばかりが募っていきます。こんなときでも、総理大臣は相変わらず世襲だし、多くの議員もそうです。いや、それともだからこうななっているのか。嫌な鶏卵問題ですね。

憂鬱なこと

最近は腐敗した立法・行政に対抗する形で、非常に強い個も出てきて、そうした人たちが一点突破をすることもあります。大阪の橋下徹などそうだったと思いますし、最近Twitterを賑わせている(オールドメディアは取り上げませんが)あの方もそうでしょう。

私は気弱な一市民なので、この力の応酬が空恐ろしく、あまり良いことには思えません。しかし現実として、彼らのような大きな力がなければ、政治はただ腐敗し、我々庶民は収奪されるばかりであることも、また事実です。良いとか悪いとかではなく、戦わなければ奪われるというのは、人間社会の、いや動物の真理なのでしょうね。

しかし、それが私には憂鬱です。何も識らず、ただ技術や文化を楽しめればよかったと思うこともあります。それは贅沢です。もはや何も楽しくはありません。今の私にできることは、ただ粛々と仕事をこなすことだけです。この仕事の先に未来があるのか、私には見えません。

いや、あまり暗いことばかり言っても仕方がないものです。まったく喜びがないわけでもありませんし。デプロイが無事に完了すれば安心するし、サービスをローンチできれば嬉しいです。新しいことを知ればもっと知りたくなります。

目の前のことに興じ大勢に対して目を閉じ耳を塞ぐのもよろしくないでしょうが、怒りや憂鬱よりも、小さくとも喜びを拠り所にしたほうが、良いことができるように思います。そうでなくとも、怒りや憂鬱は強い感情で、自分のすべてを赤黒く塗りつぶすような、そういうものですから。

世の中がどうあろうと、せめて人一人、泰然としていたいものです。

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