サイト公開13年にしてメールアドレスの公開

このサイトもついに今月で13年を迎える。だからというわけではないのだが、管理人に直接連絡をしたい人向けの連絡先として、メールアドレスを公開することにした。フォーム設置ではない。これはなんというか一周回ったというか、気持ち的には十周回って結局それか、みたいな気もする。でも逆にもうこれでいいんじゃないか、という気もする。とりあえず、いわゆるフォーム設置はしなかった

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どうしていまさら

そもそも今さら僕に直接連絡を取りたい人がいるのかはよくわからない。今までも問い合わせフォームなど、直接連絡手段をおいたことはあった。

この時は、メールアドレスはスパマーの餌食になるからと、どうやらGoogleアカウントをそのまんま乗っけるという形にしていたようだ。その後フォーム設置した記憶があるようなないような。どうしたかな。

いずれにせよ、その後少ししんどくなってやめたような記憶がある。だいたい僕という人間は会ったことのない人と文字列のやりとりだけで心通わせられるほど器用ではないのだし。というかメールでくるのは、ブログを見て、というよりは、何かよくわからない感じのものが多かった。

とはいえもうすぐサイト13年目になる今、昔書いた技術メモを検索エンジンでやってきた一見さんが見るばかりのサイト、というのもなんだかとてもつまらない気がした。まぁつまらなくても続けられるというのが、ブロガーの特性として必須なのではないかと思うし、別につまらなくても良いと言えば良い。

それでも、今さらまた設置する気になったのは、少し寂しくなったのかもしれない。まぁポジティブなことを言えば、これから少し動く予定があるので、連絡先も用意しようとは思っていた。

なぜメールアドレスの公開なのか、あるいはなぜ問い合わせフォームではないのか

さて、公開方法はメールアドレスをまんま公開である。

[email protected]

ここに送れば僕のところに届くかもしれないし届かないかもしれない。というのも、メールサーバは今のところConoHaのアプリケーションサーバを活用しているので、恐らく安定していると思うのだが、今後メールサーバをセルフホストする可能性があるため、そうするとたまたまサーバが落ちていて届かなかった、ということがあるかもしれないからだ。

そんないい加減なことでいいのかと思われるかもだが、届かなければ世界一有名なインフルエンサであるところのメーラーデーモンさんが返信をしてくれるのだから、また後でもう一回送ってくれという感じだ。そういうこともある。役所だってすべての通知を配達証明で送るわけではなく、普通郵便で送ってくるじゃないか。

また、先の記事を読む限り、どうやら10年前の僕はスパマーに暗殺される心配をしていたようなのだが、今はスパムメールにより精神破壊爆弾が自動的に炸裂することはないらしいことも知ったので、おきもしない過度な心配はやめることにした。スパムメール曰く永久に凍結しているらしい僕のAmazonアカウントはもはや絶対零度だが、もちろん普通に買い物している。そもそも普段からくる正規のメールマガジンからして十分スパムみたいなもんだし、今さらAmazon絶対零度のお知らせが増えたところでどうということはない。

あとこの時代だが、問い合わせフォームのほうがスパムの餌食になりやすい側面がある。というのも、フォームは身分を偽って送信することができるからだ。これにより、「フォーム問い合わせ代行」なる商売が爆誕している。

メールの場合も代行業は可能だが、代行業者に自鯖ドメインを使わせる、大量メール送信を自ドメインとIPアドレスの責任でやる、など、送信者の責任がけっこう大きい。ブラックリスト入りしたときのインパクトは、個別のサイトによるフォーム送信のIP Banどころの騒ぎではない。

考えて見ると、メールというのはよく出来た仕組みだと思うし、なんだかんだでそれなりにちゃんと我々は運用してきたらしい。

まぁフォームにも確かに良いところがある。既定のフォーマットに合わせてバリデートをかけられる。なので、登録申請などは確かにフォームが向くだろう。つまりワークフローの中に位置づけるなら、入出力が明確なフォームのほうが都合がよい

しかし逆に言うと、単独の個別の連絡については、必ずしもフォームが向くわけではない。個別の連絡というのはだいたいフリーフォーマットが必要になるし、身元確認のために必要もなく個人情報を入力させるくらいなら、自分のメールアドレスを使わせるほうが余程有効だ。捨てアドもあるが、そんなもんすぐわかるし返信しないよ。

送信者と受信者にはそれぞれ等分の責任があって然るべきで、メールは割と、それがちょうどよい

また、メールアドレスはどこでも公開できる。最近はGoogle検索で個人サイトが除外されているため、noteに記事を転載しているわけだが、メールアドレスならばさらっと書ける。メールアドレスは取り回しが良い。

13年目の結論

ということで、サイト13年記念というわけではないが、メールアドレスを設置した。返信するかはわからないけれど、少なくとも読むとは思う。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。初めまして。
    noteで「脱Google」の記事をいくつか眺めてみたらこちらのサイトにたどり着きました。
    あ~感覚として同じだな、と思いまして、通りすがりですがコメントしてみました。
    メールアドレス公開っていう絶妙な感じ、いいかもしれませんね。

    • はじめまして。サイトまでお越し下さいましてありがとうございます。
      脱Googleの記事を読み返して当時の気持ちを思い出しました。今も試みは続いています。
      メールはなんだかんだでいいシステムだと思います。
      昔作られたシステム、よく出来ているので、再評価されてもいいんじゃないかなぁと思います。

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