ブログでは記事へのコメント欄とは別に、管理人に直接メッセージを送る需要がある。メールアドレスを公開すれば済む話だが、そうするとスパムの餌食になる可能性があるため、"@"を"あっと"と書いたり、画像化したり、メールアドレス公開ではなく送信フォームを作ったりと、皆色々な工夫をしている。
色々と考えた結果、サイト用にGoogleでIDを取得し、それを公開する、という極めて原始的な方法に落ち着いた。公開してから10ヶ月近く経過したが、時折メールは届くし、スパムはきたことがない。もうコレでいいんじゃないだろうか。
ダイレクトメッセージの需要
ブログの記事を読んで、何か言いたいことがあれば、たいていコメント欄がついているので、そこに書き込めばよい。が、過去に一悶着あったサイトだと、コメント欄が閉鎖されていることもままある。
このサイトは五年続いているにも関わらず、幸いこれまでややこしいことにもなっておらず(感謝)、今のところ特に制限も設けずコメント欄を開放しているが、今後どうなるかはわからない。少しでも何かあれば先ず承認制に移行するだろうし、それでも面倒臭くなれば廃止するだろう。どうしても何か一言言いたいというだけならば、今時は記事のリンクを貼ってTwitterで呟けばよい話なので、ブログとしては寂しいが、いざとなればコメント欄閉鎖も問題ないと考えている。
したがって、記事に対するコメントは何も問題ないとして、それとは別に「管理人に対して」伝えたいことがある場合もある。その需要に応える形で、たいていのサイトやブログでは、メールアドレスを公開していたり、コメントフォームを設置していたりする。
種々の苦労
一番簡便なのはやはり、メールアドレスの公開である。しかし、メールアドレスを公開すると、スパム業者の餌食になりやすい。ということで、"@"を"あっと"に変更したり、全体を画像化したり、文字列の一部を全角化したり、別の文字に置き換えて注釈を加えたりなど、種々の涙ぐましい対応がなされている。
一番良いのはコメントフォームを設置することと言われており、まぁそれはたしかにそうだろう。利用者もメールアドレスを必ずしも公開しなくてよいし、負担が少ない。
しかし、当サイトはWordPressで構築しているのだが、その場合コメントフォームを設置するとなると、ちょっと苦労する。まぁ使いやすいプラグインが公開されているので、それを利用すればよいのだけれど、管理の手間が一つ増える。それがあまり好ましくない。
たいした手間ではないと言われればそうかもしれないが、私は嫌なのだ。だいたいこのサイトだって、WordPressでもっとも標準的、というか最初についてくるテンプレート、TwentySeventeenをほぼそのまま使っている(見出しの節番号入れなど、機能に関わる最低限のことのみ手を入れている)。以前はTwentySixteenを使っていた。導入しているプラグインも10前後と少ない。ブログは記事が読みやすいことが一番重要なわけで、メンテナンスコストは最小限に抑えたいのだ。
で、コメントフォームを使わないとなれば、結局メールアドレスの公開に落ち着くのだが、メールアドレスの公開には先に挙げたような対応が必要で、なんだかこれもスマートではないなぁと思えて、微妙ではある。
色々考えた末、このサイト用に取得したGoogleのID名を公開し、Googleなんだから@の後ろは自ずとわかるよね、という形に落ち着いた(「CONTACT – 或る阿呆の記」)。

画面
スマートかと言われると微妙だが、余計な置き換えなどがなくシンプルであると思う。かれこれ10ヶ月これで運用して、現在まで問題は起きていない。送り主のIPアドレスがわからないが、その代わりメールアドレスがわかるので良いだろう。悪戯メールは御免だが、悪戯コメントさえほとんど来ない当サイトにおいては杞憂か(本当に感謝)。スパムメールもない(Gmailが優秀なのでスパムが来ないというだけなのかもしれないが)。
個人サイトだったら、わざわざコメントフォームなんて設置しなくても、もうコレでいいんじゃないのかなと思う今日この頃である。
ところでどうでもいいが、ニックネームが気恥ずかしくなってきたので変えたいと思っているが、踏ん切りがつかない。ドメインの変更は手間がかかるので、多分そのままだろう。
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