(今後数年でまた状況変わっていきそうなので、2024年の記事ですよとメモ)
切り替えたのもうだいぶ前なので、記憶はやや曖昧になってしまっているが、当時ネットで調べて検索に出てくるサイトが碌でもなかったことは、検索エンジンの劣化を明確に思わせたので、よく覚えている。「厚生年金から国民年金への切り替えには、なんと手続きが必要です!詳しくは役所で!!」みたいなことを役所とサラリーマンのイメージ画像を貼り付けておしまい、みたいなところばかりだ。役所の誘導サイトしかない。立派なのはサイトの作りだけで中身はペラッペラ。ネットはいつからこうなってしまったんだろう……。
結局公式サイトへ
しかし、今のネットでも情報に辿り着けないわけではない。というか実は割と真っ先に出てくる。
……これを見るのがつらいからみんな検索するんだと思うけどね。しかし真面目な話、このサイトだけ読む方が時間の使い方としては有意義だったよ……。
さて、このページには以下のような記述がある。
以下の手続きは電子申請が可能です。
- 国民年金被保険者の資格取得(種別変更)の届出
- 付加保険料納付(辞退)申出
- 付加保険料納付該当(非該当)届
- 国民年金保険料免除・納付猶予申請
- 学生納付特例申請
- 産前産後免除該当届
- 口座振替納付(変更)申出 兼 還付金振込方法(変更)申出
- 口座振替辞退申出
一番上にある「国民年金被保険者の資格取得(種別変更)の届出」がわかりづらいが厚生年金から国民年金への手続きに相当する。最初は「これか……?」という感じだったが、YouTubeにも地味に動画がある。
4:20あたりから「会社を退職した方などが行う資格取得・種別の変更」と言っているので、やはり出来るようだと確信。
手続き
手続きについて書いていきたいところだが、何しろだいぶ前なのであまり覚えていない。ただ、サイトにもあるようにマイナポータルに誘導されるのだが、そこから先は言われるがままという感じだったと思う。
e-taxなどで利用している人はわかるだろうが、マイナポータルはめちゃくちゃ使いづらく、何よりもまず「ログイン」で心が折れる素敵仕様だし、また「どうでもいいことはやたら通知してくるくせに、処理の経過や結果など肝心のことは教えてくれない」という謎仕草は健在で、「申請の手続きをしました」みたいなことが履歴に残るだけのため、「本当に切り替えられるのか」と心配になる。
……が、月末くらいに無事(?)請求書が届き、また「ねんきんネット」でも切り替えが確認できるので、うまくいったらしい(ってかねんきんネットでやりたい……)。
恐らく担当がマイナンバーの担当から外れたところで、全然通知がなくなるんだろうね。内部での連携が微妙なんだろうな。
おうちでできた、けど……
正直「役所行ったろか」と僕も思ったんだけれど、まぁしかし電子申請出来そうだったし、そうそうある手続きではないので、「この機会に電子申請をしてみたい」と思って、半ば興味本位でやった。ってか真面目な話、僕みたいなのが率先してやらないと、誰もやらないしさ。
それでまぁできたのはいいんだけれど、ちょっとつらかったね。うちの家族とかこれやるくらいなら絶対に役所行くよね。今回調べた時間考えると、役所行った方がよほど早かった。国はマイナンバーによるDX化を進めたいのであれば、ポイントを配るんじゃなくてUXの向上に努めてくれ。
物理カードを要求する煩雑なログインで心を折るのは一刻もはやくやめるべきだし、苦労の末手続きをした人には、その状況がどうなっているのか、もっとちゃんとわかるようにしないといけない。DXの本質の一つは「今まで人がやっていことを自分でやること(セルフレジなどがそう)」だが、こんな塩対応のシステムとわかりづらいUIで作業と責任を押しつけられるのでは、「役所に行って役人に投げたほうがいい」と考える人のほうが多いだろう。
ちなみにこれが出来るようになったのは「国民年金の加入や保険料免除に関する電子申請を開始しました|日本年金機構」によると2022年5月11日と2年前だ。全然広まってないぞ。ネットで💩記事量産するゴミ企業と💩を有り難がるGoogleも悪いけれど、日本年金機構ももっとちゃんとPRして。……と思ったけれど、当人らもこのシステムを良いと思えないので、積極的にPRできないのかもしれない。これのサポートするくらいなら役所に来てくれという感じなのかも。
まぁでも誰かが使って声をあげていかないと改善もされないだろうし、何より一応出来るのだから、特に何らかの事情で役所に行けない、行きづらい人にとっては非常に良いことだと思う。まぁ出来るだけでも先ずは前進だと考えよう。。。
ってか全部知ってるんだから、何もせず裏で自動で出来ててもいいんじゃないですか、ほんとに。
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