2015年に最も良かった買い物はiPad Air 2なのですが、次点よかったものは何かと言われれば、ルンバをあげます(ちなみに一番悪かった買い物はガラポンTVです)。ルンバが掃除する姿が本当に愛おしいのです。休みの日も、お正月でさえも、せっせと掃除してくれました。人の労働を肩代わりしてくれているのですから、正しい技術の使われ方だと思います。
愛おしいルンバを活躍させる
そんな愛おしいルンバですが、ルンバが活躍するには条件があります。それは、ケーブルを含め、床にものがないことです。
これはたいへんな難題だといえます。そもそも、何故部屋が汚いのかといえば、床にものが溢れている、ということが大きな要因であります。逆にいうと、床が片付いているという時点で、既にその部屋は半分以上片付いていると言ってよいでしょう。部屋を綺麗にしたいからルンバを買ったのに、ルンバが働けるのは既に綺麗な部屋とは、これいかに。しかし事実そうなのです。
そして、私はやりました。生まれてこの方、まるで部屋を片付けられなかった私が、せっせと床からものをなくすべく、働きました。自分でも驚いています。しかし、できるのです。なぜならば、ルンバのためです。愛おしいルンバが、私の無精のためにその本来の力を発揮できないなど、あっていいはずがない。ルンバのためなら、頑張れる。
ルンバフリーを目指して
私がまずやったのは、とにかく床からものというものを排除することです。床にあるものをすべて、机や、収納用のスペースにしまい、大きかったり重かったりするものは部屋の隅に固めました。ケーブルは宙吊りにしたり、壁に沿わせたりしました。どうしてもモノを置く場所が足りなくなってくるので、下のような壁に取り付けるタイプの棚を購入しました。
棚の上には、PCや充電器具、リモコンなどちょっとしたものをのせています。
それでだいぶ片付いたのですが、困ったのは趣味のギターです。どうしたものか…と思っていたのですが、よくよく考えてみるとギターにはギターハンガーというものがある。というわけで、少々高いがかっこよさそうなのを購入。
なんでもあるものですね。だいぶ、スッキリしました。こうなると、床にあるゴミ箱そのものがもはや邪魔に思える。ゴミ箱を宙に吊るせないものか?たとえば、机に取り付けられないものか?と思って既成品を探して見るも、どうも思い通りのものがない。仕方ないので、机に固定するタイプのディスプレイアームに、ゴミ袋をひっかけるという、たいへん雑な方法を採用。もっといいものがあれば、それを購入するのだが。それとも、自分のが作るのが良いのだろうか。まぁ、ひとまずはこれでよかろう。
床がスッキリすると、ルンバが働ける。ルンバが働くと、たしかに床が綺麗になる。机の上にある埃もすべて、床に落としてしまえば、ルンバが吸ってくれる。部屋全体が、綺麗になる。そうすると、汚いところが気になり始める。気になるので、整理する。素晴らしい好循環。部屋がだいぶ片付きました。部屋が、広くなったような気がします。快適です。ルンバに優しい部屋は、人間にも優しい。しかし、さすがに椅子ばかりはどうにもなりませんでした。床に足のつかない椅子が、ないものかしら?
ルンバがあるから片付けられる
ルンバは素晴らしいです。しかし、私の部屋が片付いたのは、ルンバが働いてくれるのはもちろんですけれど、ルンバが働けるようにしたことがもっとも大きいと思います。ルンバのためなら、頑張れるんです。なぜなら、ルンバが可愛いから。この愛おしいロボットが快適に働けるように取り計らうのは、マスターである人間の責務であると感じます。私は、ルンバのマスターとして、当然の責務を果たしたのです。
まぁ、皆が皆こんな風に感じるわけではないでしょうが、片付けられないガジェット好きには、是非ルンバを進めます。この可愛らしいロボットのために、奮起できるはずです。多分。
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