セルフホストのすゝめ

最終更新日: 2026-08-26

セルフホスト関係の記事を少しずつまとめています。日々ちょっとずつ整備しています。

だいぶゴチャゴチャしてきました。全員向けから開発者向け、導入難易度も低いものから(コストも含めて)高いものまで色々です。ちょっと整理しないといけませんね。

定期的にきたら整理されていたり増えていたりするでしょう。サイトをブックマークしていってね(`・ω・´)

デバイスない人は中古PCを買おうね。うちのサイトをLinuxで検索しよう!

まぁそれはどうでもいいんですが、なんか同じタイトルの同テーマの記事が複数あって笑いました。この手の記事書く人センスが一緒なんですかね笑

目次

はじめに

この記事の立ち位置

このページを開く人なら既に通り過ぎている疑問に思えますが、2026年に自宅サーバーなんかして意味あるの?という疑問は当然あるかと思います。この疑問に対する回答は色々あるかと思いますが、回答は大きく分けて二種類の方向があるでしょう。

一つは自宅サーバ環境の構築は楽しく、またエンジニアとしての基礎になるものだ、というものです。これはインフラエンジニアの方などがよく言われるかもしれません。このタイプの方のセルフホスト記事は、業務用ネットワーク機器をどこで買うか、から始まっていたりします。

もう一つの方向性は、単にセルフホストは便利で最高だ、というものです。自分の立場は主にこれになります。生活そのものを便利に、そして楽しくするためにやっています。なのでネットワークやサーバはオマケで、必ずしも必要としません。PC一台あればいい。まぁ結局サーバ持つと思いますけどね。

前者はhomelab、後者はselfhostedと微妙に使い分けられているようです。まぁ完全に分けられるものではなく、いずれの性質もあるかと思いますけれど、どちら寄りなのかは理解しておくとよいかもしれません。

自分はかなりselfhosted寄りで、非エンジニアにもセルフホストと自宅サーバを広めていきたいと思っています。10年ほど前は自宅サーバは難しくなった時期で、これは浪漫枠だなぁと思ってクラウドに傾倒したりもしたけれど、結局戻ってきました。やはり計算機は相棒。相棒とは雲の上より一緒に住んだほうがいい。

サーバという言葉について

もしかして慣れていないと引っかかるかもと思ったので補足です。ごく自然と「サーバ」と言っていますが、文脈によっていくつかの意味があります。だいたい3つでしょうか。

  1. 物理的なハードウェアの実体としてのサーバ。
  2. ソフトウェアとしてのサーバ。WebサーバやDBサーバ、というときはこの意味。有り体にいえばプログラムを指している。
  3. 概念・役割としてのサーバ。クライアント・サーバモデルとか、関係性を指して使うことが多い

これらがなんだかミックスされたような形で用いられることもしばしばあります。

言いたいことは、自宅サーバとはどこかに売っているものではない、ということです。むしろ、そこらへんのPCは全部自宅サーバ候補です。MacBook Airもサーバになれます。というか、普通PCは影でなにかしらサーバの役割をこなしています。そういう意味では家にあるPCは全部自宅サーバと言えなくもない(言えない)。

まぁ普通自宅サーバにするといえば、ソフトウェアとしてサーバアプリケーションを導入し、他のマシンからのアクセスを受け入れる役割を持つと決めた、マシンを置く、ということになりますね。なんだろう、全然わかりやすくなった気がしない。まぁ使っているうちに馴染みます。

ファイル・写真・メディアの管理

写真管理: Google Photo代替

Immichは非常に完成されたソフトウェアで、かつ写真は課金している人も多そうなので、多くの人にとって最初の目標になりえます。同期はLAN内だけでも案外問題ないですしね。

音楽管理

もはや音楽ファイルが手元にない人が増えてきたような気もしますが、いつまでも雲の上にあると思わないほうがいいと思いますよ、と。

音楽管理は主にフォルダ指向とライブラリ指向があるのですが(だいたい後者かな?)、もはやだいたいライブラリが普通ですかね。自分はフォルダ管理ベースなのでちょっと普通と違うかも。Navidromeはそのうち試します。

動画管理: Youtube代替(?)

yt-dlp……(ボソッ

動画はファイルにするのが難しくなりました。一番向いているのにね。

タスク管理

タイムトラッカー

たとえばTogglあたりの代替候補。

ドキュメント・ナレッジツール

ファイラ

Webブラウザで使えるファイラ。

オンラインストレージ: Dropbox, Googleドライブ, OneDrive代替

オフィスソフト: MS Office Online代替

ブックマーク同期

ノートアプリ: Evernote, Notion代替

一番有名なのはObsidianかもですが、セルフホストとは違うかなぁと。

Wiki: Notion, Confluence代替

Growi使っていたけれど微妙感はあります。個人用途ならTrilium Notesのほうが便利な気もします。

チャット・コミュニケーション

ビデオチャット: Zoom, Teams, Google Chat代替

NextcloudにもTalkあるので、Nextcloudを構築しているならついでにやれるかもしれません。Jitsi MeetはVPSならいいんですが、NAT越え問題があるのでMiroTalkを試したいところ。

チャット: Slack, Teams代替

サイト運営者向け

GA4代替

開発向け

ターミナル

ターミナルはVercelの組み込みwtermを自作Webアプリでやっている今日この頃。

コード管理: GitHub代替

AIチャット: ChatGPT代替…?

AIのせいでAI PCがバカ高くなってもう30万円で買えなくなりました。なんだこのコメディは。

正直AIサービスが高騰したときのための保険的な感じです。現状商業サービスには太刀打ちできません。まして膨大な入力トークンが必要なコーディング支援は厳しいです。

インフラ・ネットワーク

この節のものは、使い方云々よりも「何をしているのか」を理解していることが大事。逆に言うと、わからないものは使わないほうがよい。ちょっと危険なものもあるので。

WebDAV

どこに分類すればいいのか悩ましく。まぁ自宅ネットワークの基盤となるサーバの一つということで。

VPN, Tunnel: Cloudflare Tunnel

Cloudflare Tunnel代替なら多分frpのほうが近いと思われるが使っていないので記事がない。

TailscaleはVPNで、一般公開せずにお外でセルフホストアプリを使いたいなら多分これが楽。仕組み上中央サーバがが存在してしまうが…。Caddyあたりと組み合わせれば外部公開も手軽だけれど魔界の扉感ある。

Tailscaleはお行儀が悪いという評判もあります。若干仕方ない気もしますが…。

LAN内DNS

どちらかというと広告ガードで使う人が多いかもしれません。単体ならいいんですが、CaddyやTailscaleと合わせ始めると難度が急上昇します。

証明書 + リバースプロキシ: Caddy

S3代替

トラブルシューティング

初心者におすすめなもの

セルフホストは導入から運用、さらにセキュリティに至るまで考えることが多くあります。個人的には以下のような壁があるかなと思います。

  1. ターミナルの壁
  2. 仮想化の壁
  3. 外部公開の壁
  4. サービス間連携の壁

この壁は難易度に繋がりますが、それよりも壁を越えると「やらかしかねない」怖さがあるものです。脅すわけじゃないですが、特に「外部公開」の壁の先は一歩間違えると本当にまずいことになりますインターネットは戦場です。なんの訓練もなく突撃しないように。よくあるWordPressサイトの構築みたいなのは、実はけっこう敷居が高いんですね。

AIに聞けばコマンドや操作がわかるかもしれません。しかし、重要なことは、「自分が今何をしようとしているのか理解していること」です。理解しないでたとえばAIに言われたまんまやる、みたいなことは絶対に避けるべきです。……まぁ、そもそもインフラ絡みは固有の問題が多いせいかAI弱いので、そのまんま実行してもうまくいかない可能性高いですけどね。

逆に言うと、壁を越えないやつは初心者にオススメです。

これから始めてみたい方は、動画管理のJellyfinなんかどうでしょうか。実行ファイルが用意されているのでインストールが簡単です。動画は……まぁ自分で用意してもらって。外部公開しようと思ったら難度上がりますが、しなくていいでしょう。

あとはなんとか仮想化の壁……Dockerの壁を越えることです。ここを越えると一気に幅が広がります。愛と勇気で乗り越えてください。壁というと恐ろしげですが、その先を越えると、世界が一気に広がる、とも言えるんです

とにかく、外部公開さえしなければそんなに悪いことにはなりません。せいぜいPCがファイルのゴミだらけになったりぶっ壊れたりするくらいです!そうなったらクリーンインストールしましょう!いつでも復元できるよう、普段からバックアップを忘れずに。

VPSと自宅サーバの使い分け

一般のご家庭向けです。業務用ルータとつよつよ回線がある方はこれからもフリーダムに頑張ってください。

以下の要件が必要な場合はVPSのほうが向いています。

  • 常時公開する(いつ使われるかわからない)
  • 安定した通信帯域が必要
  • 不特定多数に向けている
  • 可用性が必要

具体的には、Webサイト・メール・ビデオチャット・VPNなどがそうです。特にメールかな。メールはちょっと特殊なんで、やれておらず、この記事でも触れていませんが。

VPSでどれくらいのことができるかは下記記事参照。

スペックとしては、通信帯域、電源の安定性、セキュリティといった非機能が必要なもの、と言えます。セキュリティ面の貢献は大きくて、VPSにとどめておけば、最悪の事態にあっても自宅のPCやネットワークが攻撃されたり奪取されたりするという本当の最悪を防げます。

逆に、自分一人(あるいは家族や特定の人)しか使わないものや、純粋にCPUパワーやストレージが必要なものは、できるだけ自宅サーバに寄せたほうがよいです。ノートアプリ、写真管理、メディアサーバなどがそうですね。外部公開も最小限にしたい。

一方、理想的には常時公開したいが、スペックも必要なのでVPSはつらい、というケースもあるかと思います。その場合は多分、お財布との相談です。ゲームとかSNS系のサーバでありがちかな。

まぁでもVPSも落ちるし、というか落ちやがったので、自宅回線のほうがマシやないかい、となってこのサイトは現在自宅サーバのうんこ上り回線で運営してますが、特になにも困っていなかったりします。流行ってないので(^_^;)

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