レンチンで処分された伝説の職員がいるらしい

レンチンで処分された伝説の職員が爆誕したようです。

勤務時間中に昼食用弁当をレンジでチン 大阪市水道局が60代男性職員を処分 約1年間で188回 「お弁当を温めている」と内部通報あり調査

Yahooのほう: 勤務時間中に昼食用弁当をレンジでチン 大阪市水道局が60代男性職員を処分 約1年間で188回 「お弁当を温めている」と内部通報あり調査(ABCニュース) - Yahoo!ニュース

え?と思ったけど、別件逮捕なんでしょうね。

また男性職員はおととし4月から去年1月までの間、毎日のように終業時間の約30分前に自身のノートパソコンの電源を落とし、5分前には帰宅の準備をする行動を繰り返していて、上司から注意を受けていました。

どうもこちらが本筋のように思えます。こういうことは一事が万事ですから、勤務態度も推して知るべしといったところでしょうか。それにしてもレンチンで処分は軽く伝説ですね。こんなショボい処分理由なかなかないですよ。同僚も恐らく相当苦労していたのではないかな。どうやって188回という具体的な数を数えられたのかと思えば、同僚の執念に他ならないでしょう。よほど腹に据えかねていたのか。さぞかし迷惑かけていたんでしょうねぇ……。

最近は静かな退職というのが流行っているようですが、さすがにこれは明確なラインを超えており、静かとも言い難いですね。目立ちすぎです。組織にとっていない方がマシな人はいるんですよねぇ……。

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そっちで処分なのか

しかし、本来であれば本筋のほうで注意ではなくきっちり処分を受けてしかるべきことです。恐らく昼休み前のレンチンなどと比較にならない罪が犯されてきているはず。それができなかったのは、たとえば先の引用した行動は処分に当たらないということなのでしょうかね。レンチンのほうが大罪なんでしょうか。そうであるとすれば不思議なことです。ルールはしばしば理解に苦しむ状況を生みます。

なんとか明示的に彼を処分する方法を探したうえでのレンチンなのかなぁと思うわけですが、こうしたことを名目にされると、レンチン自体がやりづらくなってしまいそうです。また、実際の業務は全部が全部休憩時間とそうでない時間を明確に区分できる仕事ばかりでもありません。ま、だからこそ188回も数えられるまでできたんだと思いますが。

引き締めても緩めても困る

人間のルールは、運用の名の下にある程度人間の判断が入ることで、なんとか保たれている面があります。我々は半導体素子ではないので、プログラムとは違うんですね。まぁそれが行きすぎると恣意的な運用ということになり、それはそれで大きな問題となるのですが、かといって文字列を厳密に解釈して現実に当てはめようとしても、それもまた現実から乖離した運用になってしまう。

件の職員はどう考えても「やり過ぎた」んですけれど、それで実際に処分が下されると、ルールが現実を無視して厳格に適用される恐れも出てきて、結局誰も幸せにならない。かといってルールを甘くすればやり過ぎる阿呆が出てきて、それも困る。何をどうしても、困るのは真面目な正直者ということになります。

ルールはハックされるので

まぁ結局、ルールというものはハックされる運命なんでしょう。である以上、ルールを金科玉条のごとく守るのではなく、その本質を見て、常に現状に合わせるために見直し、またその運用を時に引き締め時に緩める塩梅を保つことが必要、という理想論になるわけですが、組織(国を含む)が大きくなるほどにそれは難しくなります。

まぁ国レベルのことは個人だと如何ともし難いにしても、個人においては、せめて自分が納得できる組織の中にいること、なければ探すか、あるいは作るか、そうしない限り、つらい気持ちで生活することになります。件の職員の職場も、一番つらかったのはレンチンした職員ではなく、その同僚だったことでしょう……。

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